2025年5月6日
江稼圃(こうかほ)の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の掛軸買取りブログ
御所蔵の中国人作家 江稼圃/Jiang Jiapuの作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。
江稼圃/Jiang Jiapuの作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、江稼圃/Jiang Jiapuの作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。
江稼圃/Jiang Jiapuの掛軸をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の江稼圃/Jiang Jiapuのコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた江稼圃/Jiang Jiapuの作品を鑑定して買取りいたします。
美術品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の江稼圃の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

江稼圃 肖像画
江稼圃/Jiang Jiapuは、江戸時代後期に長崎へ渡来した清代の文人画家で、「来舶四大家」の一人として知られています。名は泰交(たいこう)、字は大来(たいらい)または連山(れんざん)、稼圃(かほ)は号です。出身は中国浙江省の杭州府臨安県です。
江稼圃は幼少期から絵画に親しみ、張宗蒼や李良に学んだとされています。文化元年(1804年)に商船の財副として初めて来日し、その後も数回にわたり長崎を訪れました。滞在中は、大田南畝や田能村竹田、吉村迂斎などの日本の文人たちと親交を深め、彼らに大きな影響を与えました。また、菅井梅関、鉄翁祖門、木下逸雲らが彼の画法を学びました。特に、菅井梅関の号は、江稼圃から贈られた梅の図に由来すると伝えられています。

江稼圃 山水図
江稼圃は、元代の画家・黄公望の流れを汲む山水画を得意とし、淡墨や浅絳(せんこう)を用いた繊細な表現が特徴です。江稼圃の作品は、日本の南画(文人画)の発展に大きな影響を与えました。代表作には、「松下三賢図」や「浅絳書渓複嶺」などがあります。また、斎藤秋圃が文化5年(1808年)に描いた江稼圃の肖像画が、長崎県立長崎図書館に所蔵されています。
江稼圃は、「来舶四大家」と称される清代の画家の一人で、他の三人は伊孚九(いふきゅう)、費漢源(ひかんげん)、張秋穀(ちょうしゅうこく)です。彼らは、日本における文人画の技法や精神を伝え、日本の画壇に多大な影響を与えました。
江稼圃は、日本の文人画の発展に寄与した重要な画家であり、彼の作品や影響は現在も研究や鑑賞の対象となっています。

江稼圃 山水図

江稼圃 竹図
江稼圃の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.江稼圃の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.江稼圃の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.江稼圃の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.江稼圃の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.水墨画や書の作品でなくても、骨董品など様々な物が買取り対象となります。
江稼圃の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.江稼圃の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。
江稼圃 査定価格におけるポイント
江稼圃の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
長条幅の風景画の作品に高値の査定価格がつきます。
30万円から100万円ぐらいの買取相場です。
保存状態
シミや痛み、汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
江稼圃の作品は、絹本の山水の作品が評価されます。
軸装の仕立てが良いと評価されます。共箱や箱書きにより値段が変わります。
江稼圃展などの展示会での画集掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
江稼圃の作品は、作品の伝わった伝来が良ければ作品が高値で取引されております。
※このように同じ江稼圃の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
愛知県名古屋市中区門前町2-10
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営業10:00-18:00
2025年5月5日
太刀と打刀の違いとは?歴史から浮かび上がるそれぞれの特徴 日本刀コラム7
太刀と打刀は、いずれも日本の伝統的な刀剣ですが、形状や使い方、歴史的な背景において明確な違いがあります。

太刀と打刀
このコラムでは、太刀と打刀の役割を比較し、それぞれの刀剣がどのような特徴を持っているのかご紹介します。

日本刀白鞘
太刀とは何か?—その定義と主な特徴
太刀(たち)は、主に平安時代から鎌倉時代にかけて活躍した日本刀の一種で、日本刀の原点とも称される存在です。特に戦場における使用が想定されており、騎馬での戦いに適した設計が施されていました。以下に、太刀の特徴を整理してご紹介します。
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刀身の長さ:刃渡りはおおむね2尺3寸(約70〜75cm)以上とされ、長めの作りが特徴です。
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反りの形状:全体に弧を描くような深い反りがあり、馬上からでも素早く抜刀しやすい構造になっています。
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携帯方法:鞘を下に垂らすようにして帯に吊るし、腰からぶら下げる形で装着されていました。これは戦場で迅速に抜刀するための工夫とされています。
打刀とは何か?—その定義と主な特徴
打刀(うちがたな)は、室町時代から江戸時代にかけて用いられるようになった日本刀で、時代と共に変化した戦術や戦闘形態に合わせて進化しました。特に平地での歩兵戦や個人戦に対応した構造が特徴です。
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刀身の長さ:一般的に刃渡りは2尺前後(約60〜70cm)と、太刀よりもやや短くなっています。
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反りの形状:反りは比較的浅めで、直線に近いラインを描く形状が多くなります。
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携帯方法:左腰に鞘を差し、刃を上に向けて帯刀するスタイルです。右手で即座に抜刀できるよう配慮された設計です。
太刀と打刀の歴史的な背景と用途の違い
両者は製作された時代背景や戦闘様式の違いを反映しており、それぞれ異なる目的で発展しました。
太刀の歴史と役割
太刀は平安時代から武士階級の拡大とともに重要視され、特に騎馬戦を想定した戦いの場面で用いられました。
- 平安時代:貴族や武士の間で装飾を施された太刀が権威の象徴として扱われました。
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鎌倉時代:本格的な武士の台頭とともに、騎乗しての戦いでその威力を発揮し、軍事的にも重要な存在となりました。
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用途:騎馬戦での斬撃を主目的とし、その形状は機能性と威厳を兼ね備えています。
打刀の誕生と普及の背景
打刀は、戦場のスタイルが変化し、より実戦的な近接戦闘が主流となったことに応じて登場しました。
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室町時代:戦術の変化に伴い、徒歩による戦闘に適した打刀が登場しました。
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江戸時代:平和な時代背景から、打刀は日常的に帯びる武士の象徴として広まりました。
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用途:持ち運びやすく、迅速な抜刀が可能なことから、実戦や護身にも適していました。
太刀と打刀の外観的な違い
両者の見た目には明確な違いがあり、それぞれの設計意図が形状に反映されています。
刀身の長さ
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太刀:長め(約70〜75cm)で、騎乗戦向け。
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打刀:やや短め(約60〜70cm)で、取り回し重視。
反りの形
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太刀:深い弓なりの反り。
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打刀:浅く直線に近い反り。
鞘の携帯方法
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太刀:鞘を下向きに吊るし帯刀。
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打刀:鞘を腰に差し、刃を上向きに帯刀。
柄と鍔のデザイン
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太刀:柄や鍔には金具や皮革の装飾が多く、華やかで格式を感じさせる意匠が多い。
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打刀:柄はやや短く、鍔は実用性が高くシンプルなデザインが主流。
象徴としての意味と価値観の違い
太刀と打刀は、単なる武器ではなく、それぞれの時代における武士の精神や価値観を体現する象徴的な存在でもありました。
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太刀:武士の格式・権威を示す象徴。美術工芸品としての評価も高く、装飾性と威厳を備えています。
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打刀:「心構え」の象徴。日常の所作や心の在り方を表す武士道の具現とも言えます。
コレクションとしての太刀と打刀
どちらの刀も収集対象として高い魅力を持ち、選ぶ基準は「美術性」「歴史性」「実用美」など、目的によって変わります。
太刀が支持される理由
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古い時代に作られたものが多く、歴史的価値が高い
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装飾性が豊かで、美術品としての側面が強い
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威厳や格式を重視したいコレクター向き
打刀が支持される理由
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実用性の高さと精緻な作りが魅力
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戦闘使用による風合いや使用痕が味わい深い
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コンパクトで管理・展示しやすいサイズ感
まとめ
太刀と打刀、それぞれの特徴と歴史的背景を知ることで、刀剣文化の奥深さをより深く感じられます。どちらの刀も、日本人の精神文化や武士の価値観と密接に結びついており、単なる武器以上の存在です。ぜひ今回の知識をもとに、日本刀の魅力を周囲にも伝えてみてください。そして、さらに刀剣の世界へ関心を深めていただければ幸いです。
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2025年5月5日
茶道初心者向け 基本の作法と茶道用語を分かりやすく解説します。茶道具買取コラム5
茶道は古くから伝わる日本の伝統文化の一つであり、茶道における作法や言葉は、その背後にある精神や哲学を反映しています。
本コラムでは、茶道の基本的な作法や、よく使われる言葉の意味について詳しく説明いたします。

茶室 茶道具をこれからしつらえる
茶道の基本的な作法について
茶道における一連の所作は、自らの心を静め、相手への敬意を表すための重要な手段とされています。細かな作法は流派によって異なる部分もありますが、ここでは流派を問わず共通する基本的なマナーについてご紹介いたします。
席入りの心得
茶席に入る動作を「席入り」と呼びます。茶事や茶会に招かれた際は、まず手水鉢で手を清めるのが礼儀です。その後、茶室の入口で亭主(茶席の主催者)に「失礼いたします」と声をかけて一礼し、静かに入室します。座る際は、他の客の迷惑にならないよう気を配りながら、落ち着いて移動しましょう。
なお、亭主のすぐそばに座る客を「正客(しょうきゃく)」、一番遠くに座る人を「末客(まっきゃく)」と呼びます。
挨拶の作法
全員が着席すると、亭主が客に向けて挨拶をします。その際、正客が出席者を代表して応答します。亭主がお辞儀をしたら、それに合わせて他の出席者も一緒に頭を下げるのが礼儀です。
和菓子のいただき方
挨拶が終わると、最初にお菓子が出されます。菓子を運んでくれた人が一礼したら、こちらもお礼の意を込めて軽く頭を下げます。亭主から「どうぞお召し上がりください」と勧められてから、手を伸ばすのが基本です。
お茶の頂き方
お菓子を食べ終えた頃に、お茶が運ばれてきます。茶碗が目の前に置かれたら、配ってくれた人に対してお辞儀をし、次の人にまだお茶が届いていなければ「お先にいただきます」と一言添えて、そちらにも礼を尽くします。その後、「お点前頂戴いたします」と言って頭を下げ、茶碗を両手で丁寧に持ち上げます。
飲む際は、茶碗を軽く回して正面を避けてから、ゆっくりと味わいながらいただきましょう。飲み終えた後は、口をつけた部分を指で軽く拭い、茶碗の正面を相手側に向けて戻します。
茶道で使われる主な用語一覧
▪️茶道では、日常生活ではあまり耳にしない独特な言葉が多数使われます。流派によって細かな違いはありますが、以下に一般的な用語とその意味をご紹介します。
一期一会(いちごいちえ)
一生に一度の出会いを大切にし、誠心誠意を尽くすこと
一服(いっぷく)
点てられた抹茶を一杯いただくこと
居前(いまえ)
亭主が茶を点てるために座る場所
薄茶(うすちゃ)
薄めに点てられた抹茶
大寄席(おおよせ)
多人数で催される形式の茶会
主菓子(おもがし)
練り切りや羊羹などの生菓子
懐石(かいせき)
茶事の際に供される正式な料理
釜(かま)
湯を沸かすための道具
通い畳(かよいだたみ)
亭主が茶室へ移動する際に使う畳
貴人畳(きにんだたみ)
床の前にある特別な畳
切止(きりどめ)
茶杓の柄の端部分
客畳(きゃくだたみ)
客が座る畳
客付(きゃくつき)
客に近い位置の座席
濃茶(こいちゃ)
濃いめに点てられた抹茶
茶道口(さどうぐち)
亭主専用の出入り口
捌く(さばく)
帛紗や古帛紗で道具を清める所作
三千家(さんせんけ)
表千家・裏千家・武者小路千家の総称
膝行(しっこう)
膝を使って前に進む動作
自服する(じふくする)
亭主が自ら点てた茶を自ら飲むこと
正客(しょうきゃく)
主賓として最上位の席に座る人
相伴する(しょうばんする)
正客とともに応対を受けること
真・行・草(しん・ぎょう・そう)
格式の程度を表す言葉すい切り抹茶を飲みきる際に音を立てること
席入り(せきいり)
茶会に参加し、席に入ること
建付(たてつけ)
襖の立てつけ、柱との当たり具合
茶入(ちゃいれ)
濃茶用の抹茶を入れる容器
茶事(ちゃじ)
正式なおもてなしとしての茶会
茶筅通し(ちゃせんとおし)
茶筅の状態を確認する動作
茶掃箱(ちゃはきばこ)
茶道具をまとめて収納する箱
亭主(ていしゅ)
茶会を主催する人
点前(てまえ)
客前で茶を点てる一連の所作
点前座(てまえざ)
亭主の点前用の座席
床(とこ)
掛軸や花などを飾る床の間
棗(なつめ)
薄茶用の抹茶を入れる容器
躙り口(にじりぐち)
茶室の小さな出入口
躙る(にじる)
手を使って膝で前進する動き
半東(はんとう)
亭主を補佐する役割の人
干菓子(ひがし)
水分が少なく日持ちするお菓子
縁高(ふちだか)
主菓子を盛る器
風炉(ふろ)
釜を据えるための台座風炉
先屏風(ふろさきびょうぶ)
手前座に立てる小さな屏風
縁(へり)
畳の端部分
松風(まつかぜ)
松林を吹き抜ける風の音、釜の湯音の表現にも用いる
末客(まっきゃく)
最も遠い位置に座る客
水指(みずさし)
茶碗を洗うための水を入れる道具
水屋(みずや)
茶事の準備を行う場所
水屋茶杓(みずやちゃしゃく)
抹茶を茶入れや棗に移すための道具
水屋壷(みずやつぼ)
水屋で使う水を溜める壺
利休七則(りきゅうしちそく)
千利休が定めた茶の心得七か条
炉(ろ)
湯を沸かすための囲炉裏
炉開き(ろびらき)
11月に行う、茶の湯の新年の儀式
炉縁(ろぶち)
炉の周囲にはめ込む枠材
和敬清寂(わけいせいじゃく)
和やかに、敬い合い、清らかに、静かに心を整える精神
※茶道には多くの作法や専門用語があり、それぞれに意味と歴史が込められています。初めての方でも、こうした基本を理解しておけば、茶会の場でも戸惑うことなく楽しむことができるでしょう。
まとめ|作法と用語を知ることで茶道がぐっと身近に
茶道は、ただお茶を飲むだけではなく、心を整え、相手を思いやる文化です。
基本の作法や言葉を理解することで、初めての茶席でも自信を持って振る舞えるようになります。
茶道に興味がある方は、ぜひこの機会に茶会への一歩を踏み出してみませんか?
あなたの“茶の湯の旅”が、心豊かな時間につながることを願っています。
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2025年5月5日
香合とは亭主の美意識を象徴する。 茶道具ブログ
茶道具における「香合(こうごう)」とは、香(こう)を入れるための容器であり、主に茶席で香を焚く際に用いられる道具です。
形式や素材、使われる季節や流派によって多様な種類がありますが、その存在は単なる容器にとどまらず、茶席の趣向や季節感、亭主の美意識を象徴する存在でもあります。

古染付台布袋香合
古染付とは、中国・明代末期の天啓年間(1621〜1627)に、景徳鎮の民窯で日本向けに特別に焼かれた磁器を指します。本作は、そうした古染付の中でも「染付形物香合」の一例にあたる香合で、「形物香合番付」においては西方三段目の筆頭に位置づけられています。器形は四方形で脚付き、蓋の摘みにあしらわれたのは、月を見上げる姿で坐す布袋尊。遊び心と写実性が融合した意匠が、見る者に微笑を誘います。
■ 香合の基本的な役割
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用途:抹香(まっこう)や練香(ねりこう)、刻み香などの香を入れて、炉や風炉で焚く際に用います。
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位置付け:香合は、炭点前における重要な茶道具のひとつで、「香をたく=場を清める」という意味合いを持ち、精神的・儀式的な意味も伴います。
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扱い:客前での取り扱いがあるため、外見の美しさや風情が重視されます。
■ 香合の主な分類
使用時期
「炉用香合」(11月〜4月)
「風炉用香合」(5月〜10月)
に分かれます。炉用は陶磁器が多く、風炉用は木製や漆器が多い傾向。

牡丹堆朱香合
明時代に作られた堆朱の香合で、器面一面に牡丹の文様が力強く彫り出されています。堆朱(ついしゅ)は、幾重にも漆を塗り重ねて厚みを出し、そこに彫刻を施す中国伝統の漆芸技法であり、明代にはとりわけ技術が高まり、豪華で緻密な意匠が数多く生み出されました。本作も、厚く塗られた朱漆の層に深い彫りが施され、花弁や葉の一つひとつに豊かな陰影が宿ります。牡丹は富貴や繁栄の象徴とされ、吉祥文様として尊ばれており、その華やかさは香合という小品の中にも格式と気品を宿らせています。
素材
陶器(楽焼・志野_織部・瀬戸・唐津など)、磁器(染付・伊万里など)、木製、漆器、竹、金属(銀・銅)など多種多様。
形状
丸形・角形・動物や草花を模した造形などもあり、季節や行事に合わせて選ばれます。
流派
利休形(利休好み)、遠州形(小堀遠州好み)など茶人による好みの型が伝わるものもあります。

青織部香合
窯跡から蓋と身が溶着した状態で出土した、きわめて稀少な資料である。香合の身・蓋はともに轆轤成形によって作られ、成形後に指とヘラを用いて意図的に変形を加えている。施釉および加飾は、蓋を被せた状態で一体の器として施された。蓋と身の接合部には横方向の沈線が彫られ、その間に「二木一単位」の沈線文様が三か所施されている。
装飾的な特長として、一方の面には銅緑釉が掛け流され、対照的に釉の掛かっていない部分には鉄絵で列点や枡形文が描かれている。その上から、長石を含む透明釉を部分的に掛け分けることで、色調と質感のコントラストが際立つ仕上がりとなっている。高台裏には輪トチによる焼成痕が明瞭に残っており、製作当時の焼成方法を今に伝えている。
■香合の茶道における意味
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空間の清浄化と精神の整え
香を焚く行為は、場を清め、客と亭主の精神を一つにする儀礼的な意味を持ちます。 -
もてなしの象徴
香合の選定一つで、亭主の季節感覚や美意識が伝わるため、「見立て」の妙が問われます。 -
飾り物としての美的価値
茶会では炭点前で使用されるほか、床の間などに飾り香合として置かれる場合もあり、茶会全体の趣向を演出します。

十代黒田正玄造 了々斎好 竹朏(たけみかづき)香合
表千家九代、了々斎のお好みの形です。側面には摺漆を施しています。使用素材は胡麻竹です。表千家十一代・碌々斎瑞翁宗左箱書きは、天保八年(1837)に生まれ、明治四十三年(1910)一月七日に七十四歳で没しました。幼名は与太郎、名は宗員・宗左・宗旦。号に碧雲軒・碌々斎・瑞翁を用いました。十九歳のとき、先代・十代表千家 吸江斎祥翁宗左(1818–1860)より家督を継承しました。
■ 香合と香道の違い
茶道における香合は、あくまで「茶の湯における香をたくための道具」であり、香道で用いられる香炉や聞香具とは異なります。
香道は香そのものを鑑賞の対象としますが、茶道では香は空間を整える手段であり、脇役的な位置付けです。

色絵うんすんかるた香合
江戸時代に制作されたと見られる、色絵陶器の香合。蓋表には「うんすんかるた(うんかる・すんかる)」と呼ばれる南蛮渡来のカルタを意匠化した絵札文様が描かれており、異国趣味と遊戯性を備えた華やかな意匠が特徴です。形状は小振りで、香を納める器として抹茶席に用いられるものですが、装飾性が高く、観賞用としても珍重されます。
■流派別の香合の使い分け
流派によって香合の扱いや選定に違いがあります。以下、代表的な流派ごとの特徴をまとめます。
表千家利休形を基調とした簡素で格調高いもの楽焼、志野、瀬戸などの伝統的焼物を重視
裏千家表千家よりやや柔軟で装飾的傾向も動物形や漆器なども多用、季節感重視
武者小路千家素朴で自然味のある道具を好む木地や竹、民芸的要素のある香合も選定
久田家(久田流)武家風の端正な道具組み堅実で品格ある香合を用いる傾向
遠州流小堀遠州好みの優雅で洗練された意匠漆器や螺鈿、京焼など華やかで意匠的なものが多い

籬菊蒔絵香合(鏡箱)まがきにきくまきえこうごう/南北朝~室町時代(14~15世紀)
本作は、黒漆塗に濃梨地を施した円形の鏡箱で、甲盛りの蓋に錫縁を備え、随所に高度な蒔絵技法が凝らされています。蓋表には籬(まがき)に寄り添うように菊の株が意匠され、花は単弁・複弁が描き分けられるほか、正面と背面の向きを変えた花、蕾、葉の構成が緻密に描写され、金高蒔絵によって立体的に表現されています。蓋裏には菊の折枝三つを研出蒔絵であらわし、内部の見込みには宝珠・鍵・宝袋・丁字・小槌といった宝尽文が織られた江戸時代の唐織裂が貼られ、さらに底部にも菊の折枝が優雅な研出蒔絵で飾られています。
籬に菊を主題とした蒔絵といえば、鎌倉時代の名品・国宝「籬菊蒔絵硯箱」(鶴岡八幡宮蔵)を想起させます。また、かつてその硯箱と対を成していたとされる手箱――明治6年(1873)のウィーン万国博覧会に出品され、帰国の途上に伊豆沖で沈没した輸送船と共に失われた――の存在も思い起こされます。今回の鏡箱も、その一具である香合もしくは内容品であったことが強く推測され、室町蒔絵の到達点を示す一品として極めて貴重です。
■香合の拝見と取り扱い作法
茶席で香合を拝見する際には、特有の礼儀があります。
拝見が行われる場面
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炭点前の後(初炭・後炭いずれも)
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香が焚かれた後、亭主から「拝見どうぞ」と促されてから、香合・香箸などを拝見。
拝見の基本手順
① 正客が「拝見させていただきます」と一礼。 必ず亭主の声掛けの後に
② 香合を左手で軽く持ち上げ、右手を添える。 両手で丁寧に
③ 表・裏・底・蓋裏を静かに観る。音を立てず、指跡を付けないように注意
④ 所定の向きに戻す。元の置き方と向きを必ず確認
⑤ 次客へ「どうぞ」と手渡すか、元の位置に戻す。席中の流れに従う
■注意
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香合は香を入れる器であると同時に美術品的価値も高いため、丁寧な扱いが必須。
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中に香が残っている可能性があるため、傾けない・振らない。
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指の脂や汗が漆・陶磁器を痛めるので、拭き布や懐紙の上で扱うこともあります。
■飾り香合(観賞用)
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茶席によっては「飾り香合」として床の間や飾り棚に置かれる場合もあります。
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季節の趣向を示す演出として、干支や花鳥、歳時記にちなんだ香合が選ばれます。
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この場合も拝見はされますが、使用されるわけではありません。

狸香合 四代 高橋楽斎作 共箱付
信楽焼の伝統を継承する陶芸家、四代 高橋楽斎による狸を象った香合です。丸みを帯びた愛らしい造形により、狸の親しみある姿を巧みに表現しており、香を納める実用性に加え、鑑賞性にも優れた一品です。
高橋楽斎は、代々信楽を拠点とする陶家の名跡で、本作には四代目による丁寧な造形と穏やかな釉調が見られます。信楽焼特有の土味や素朴さが生きており、茶席に遊び心を添える香合としても好適です。共箱が付属しており、作者銘と共に作品の来歴が保証されます。
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2025年5月5日
黄易(こうえき)の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の掛軸買取りブログ
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黄易 本人
黄易は、1952年3月15日〜2017年4月5日は、香港出身の著名な武侠・玄幻小説作家であり、現代中国語文学における革新的な存在です。本名は黄祖強(こうそきょう)で、香港中文大学芸術系を卒業後、香港芸術館の助理館長を務めました。1989年に職を辞して大嶼山に隠居し、創作活動に専念しました。
黄易の代表作には次のような作品があります。『尋秦記』:現代の特殊部隊員が戦国時代にタイムスリップし、秦の始皇帝に仕える物語で、穿越(タイムトラベル)ジャンルの先駆けとされています。 『大唐双龍伝』:隋末唐初の混乱期を舞台に、二人の若者が天下を目指す壮大な物語です。 『覆雨翻雲』:元末明初の時代背景の中で、武林の陰謀と愛憎劇が繰り広げられます。 『破碎虚空』:武侠とSF要素を融合させた作品で、現代物理学の理論を取り入れています。
これらの作品は、従来の武侠小説にSF、歴史、哲学、玄学、星象学などの要素を取り入れ、ジャンルの枠を超えた新しい物語世界を創造しました。特に『尋秦記』は、穿越小説の先駆けとして、後の中国ネット小説に多大な影響を与えました。
黄易は、金庸や古龍と並び称される「金古黄梁温」の一人として、武侠小説の新たな地平を切り開きました。彼の作品は、従来の「侠」の概念を超え、現代的な価値観や個人の成長、運命との対峙などをテーマにしています。また、彼の作品は、ネット小説の先駆けとして、多くの後進作家に影響を与えました。
黄易の作品は、日本語に翻訳されたものは少ないものの、原書や英訳版を通じて読むことが可能です。特に『尋秦記』や『大唐双龍伝』は、テレビドラマ化もされており、映像作品としても楽しむことができます。また、彼の作品は、武侠小説だけでなく、SFやファンタジー、歴史小説の要素も含まれているため、幅広い読者層におすすめです。
黄易の作品は、武侠小説の枠を超えた壮大な物語世界を提供しており、現代中国文学における重要な位置を占めています。彼の作品を通じて、中国の歴史や哲学、文化に触れることができるでしょう。
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