2025年10月10日
金の買取あれこれ200万以上の売却 北岡技芳堂の骨董品買取ブログ
最近、北岡技芳堂にも「100gバーを200万円以下で買い取ってほしい」というお問い合わせをいただくことが増えております。お取引に携わる立場から、その背景については推察されるところがあります。200万円以下にしたいという希望には、いわゆる支払調書の対象外にしたい、つまり税務署への通知を極力抑えたいという動機が含まれている可能性があると感じるケースもございます。
当店ではこのようなご希望をいただいた際、必ず「買取は当方の査定金額に基づきますので、金額のご指定は承ることができません。また、どうして200万円以下をご希望なのかお教えいただけますか」と確認をいたしております。中には率直に「支払調書の通知を避けたいから」と話される方もいらっしゃれば、言葉を濁される方もおられます。お客様のお立場やご意向は理解したうえで、しかし行き過ぎたご要望については、法令順守の立場から慎重にご説明申し上げるよう努めています。

金インゴット100g
金地金や金貨の売却による利益は、原則として譲渡所得として扱われます。その年の譲渡所得の総額(他の譲渡所得も含む)が 50万円を超える場合は、確定申告が必要になる可能性があります。
業者は、一度の取引で支払対価が 200万円を超える場合、「金地金等の譲渡の対価の支払調書」を税務署に提出しなければなりません。ただし支払調書の提出があるかどうかは、課税の有無とは別の仕組みです。
支払調書提出義務の基準(200万円)を超えなくても、最終的な利益が 50万円を超えるなら申告が求められます。申告漏れとなれば、税務上問題視されることもありますので、必要な申告はきちんと行う姿勢が肝要です。
サイズ選びについて、先日あらためて考えさせられる出来事がありました。数年前に他店でインゴットをご購入されたお客様が当店にお越しになり、「以前の提案を聞いておけばよかった」とおっしゃっていました。当時、将来の贈与を見据えて、小さめのサイズに分割してのご案内を差し上げたことがありますが、「手数料がもったいない」との理由で 500gを選ばれたそうです。
その後、金価格の上昇によって利幅は大きくなった一方で、譲渡所得や贈与・相続の税務負担も相応に増えたとのことでした。「もし小さいサイズに分けていたら、税務負担がもう少し軽くできた可能性があったかもしれない」と悔やまれていました。
利益が生じたこと自体は喜ばしいことですが、その後に伴う税や手続きまで含め、総合的にご納得いただける選択をご提案できるよう、正直に、わかりやすくご案内いたします。気になる点がございましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。北岡技芳堂では、お客様一人ひとりに最適なかたちを丁寧にお手伝いしてまいります。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
愛知県名古屋市中区門前町2-10
電話052(251)5515
営業10:00-18:00
2025年10月9日
大隈伸也展『PARADOX Fragments of Play』 風神雷神 北岡技芳堂の絵画買取ブログ
大隈伸也 個展
『PARADOX Fragments of Play』

大隈伸也 風神雷神
大隈伸也 個展「PARADOX Fragments of Play」
2025年10月18日(土)〜10月24日(金)[会期中無休]
北岡技芳堂 / NORTH HILL GALLERY
風が踊り、稲妻が駆ける。
古の神話から、かたちの本質を探る抽象表現まで――
大隈伸也は、多様なモチーフを独自の線構造で再構築し、観る者の感覚に静かに問いかけます。
風神雷神といった古典的題材をはじめ、自然物や身近な存在、そして明確なモチーフを持たない抽象的な表現までそのいずれもが、幾重にも交差する線によって描かれ、視覚の中にリズムとゆらぎを生み出します。
描かれる形象は、明確でありながらどこか儚く、輪郭の内と外を行き来するような不確かさを孕んでいます。
そこにあるのは、線と余白、緊張とやわらかさ、静けさと躍動がせめぎあう、視覚の“遊び場”伝統に根差しながらも、決してそこにとどまらず抽象性を取り込むことで、作品はより自由に、より詩的に、観る者の想像力を解き放ちます。
会場・時間
北岡技芳堂 NORTH HILL GALLERY(名古屋)
10:00〜18:00(最終日は15:00まで)
10月18日(土)~10月24日(金)[会期中無休]
北岡技芳堂
NORTH HILL GALLERY
名古屋市中区門前町2-10
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
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骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
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2025年10月8日
名古屋にて骨董品や美術品のご案内 北岡技芳堂の骨董品買取ブログ
名古屋で骨董品・美術品のご案内なら、どうぞ私どもにお任せください。古陶磁・茶道具・掛軸・書画・蒔絵・金工・仏教美術から、近現代の絵画・工芸、さらにコレクション一式の整理まで、幅広い分野を丁寧に拝見します。まずは「これは何だろう」「価値が知りたい」といった段階のご相談で大丈夫です。作品の来歴や鑑定の観点、保存やお手入れの方法、市場動向まで、専門の視点でわかりやすくご説明いたします。
名古屋市内(千種・東・中・昭和・瑞穂・名東・天白・緑・港・南・熱田・中川・中村・西・北・守山)を中心に、愛知県内や近隣県へも出張が可能です。ご自宅での査定は、靴下着用・手袋持参・養生シートの用意など配慮を徹底し、短時間で負担の少ないご案内を心がけています。ご希望があれば、LINEやメールで写真をお送りいただく“かんたん事前査定”も承ります。箱書・証明書・領収書・展覧会図録などの資料がございましたら、あわせてお見せください。評価の精度が高まり、適正価格のご提示につながります。

骨董品の買取は北岡技芳堂へ
ご売却をご検討の方には、最新のオークション相場や需要動向を踏まえた見積もりをご提示し、内容にご納得いただけた場合のみお取引となります。遺品整理・生前整理、引越やリフォームに伴うご処分、法人・寺社の整理案件まで、規模の大小を問わず秘密厳守で承ります。もちろん、「手元に残す前提で価値だけ知りたい」「修復の可否を知りたい」といったご相談も歓迎です。大切なお品を尊重し、無理なご提案はいたしません。
初めての方にも安心いただけるよう、費用の発生有無や流れを事前に明示し、査定根拠は可能な限り具体的にご説明します。名古屋で骨董・美術をご案内する窓口として、正確さと誠実さを第一に、わかりやすく、迅速に。お電話・メール・LINEのいずれからでも結構です。思い出の詰まったお品と向き合う時間が、次の持ち主へ受け継がれる良縁につながりますよう、お手伝いいたします。
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骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
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2025年10月7日
辻村史朗の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
御所蔵の辻村史朗の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。
辻村史朗の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、辻村史朗の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。
辻村史朗作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の辻村史朗のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた辻村史朗の作品を鑑定して買取りいたします。
陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の辻村史朗の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
辻村史朗は、十七歳で画家を志して画塾に入り、小さな窯で土を焼いた体験をきっかけに、生の軸足を絵画から陶芸へと大きく切り替えました。生涯を通じて最も力を注いできたのは轆轤による茶碗づくりであり、その出発点には、東京・駒場の日本民藝館で偶然出会った一碗の大井戸茶碗があります。

辻村史朗 本人
深く胸を打たれたその感動ののち、彼は故郷・奈良の山中に自らの居を求め、山を切り開き、古材を集め、手ずから家を建て、窯を築きました。自然の只中で土に向き合い、半世紀にわたり、心の赴くままに土を捏ね、筆を走らせ、暮らしと創作が溶け合う日々を重ねてきたのです。創作とは生きること。
作域は井戸・志野をはじめとする抹茶茶碗から、信楽壺、花入、徳利・盃にまで広がります。轆轤から立ち上がるかたちには、手の内の呼吸と土の気配がそのまま封じ込められ、焼成では自然に委ねた変化を恐れず受けとめることで、窯変や釉のたまり、景色のゆらぎを作品の生命として響かせます。
近年、古美術の世界でも窯内で付着した“失敗”の景を花器として見立て直す潮流がありましたが、辻村もまた、人の力では及ばぬ偶然の恵みを愉しみ、作品化してきました。大仰に言えば、窯の内の変化は“神のなせる業”。その畏れに対して、作り手は謙虚であるほかありません。

辻村史朗 井戸茶碗
北岡技芳堂では、こうした辻村史朗の作品を、制作年代や作域、来歴、保存状態を総合して丁寧に鑑定し、適正かつ高価にお買取りいたします。まずは一碗からでもご相談ください。共箱や箱書、展覧会図録の掲載、ギャラリーの納品書・領収書などの来歴資料が揃っていれば、評価はさらに確かになります。
箱を失われたお品でも買取は可能ですし、汚れや経年のくすみがあっても、そのままの状態で拝見いたします。画像による簡易査定(LINE・メール)も随時承っておりますので、「まずは目安を知りたい」という段階でも遠慮なくお声がけください。必要に応じて店主自ら出張し、その場で拝見のうえ誠実にご提示いたします。
査定に際しては、いくつかの観点が重要になります。まず作品の種類です。井戸茶碗や志野茶碗など抹茶茶碗の評価は総じて高く、信楽の大壺や見立ての花器、徳利・盃といった酒器にも熱心な支持層があり、市場性が安定しています。

辻村史朗 信楽壺
保存状態も見逃せません。茶碗は使い込むことで滋味が出ることもありますが、口縁の大きな傷や深いひび、意匠を損なう欠損がある場合は減点材料になり、箱や箱書の痛み・汚れも評価に影響します。作品の出来・不出来は、かたちの張りと腰、見込みの景色、釉の乗り、肌合い、指跡やろくろ目の活き方など多面的に見極めます。
展覧会やカタログへの掲載歴が判明している作品は、出自の確かさと希少性が加点され、高評価に結びつきやすいのが通例です。制作年代については、初期の力みや荒ぶる勢いに希少性を見いだすコレクターも多く、また晩年の自在で練れた仕事が強く求められる傾向もあります。
相場は作域・姿・景色次第で幅が生まれますが、抹茶茶碗の一部には概ね八万円から十五万円前後のレンジが見受けられるなど、具体的な目安をご提示できる場合もあります(同名の様式でも個体差と来歴で大きく上下します)。
よくお寄せいただくご質問へのお答えも、ここにまとめておきます。まず「一点でも買取できるか」という点については、もちろん可能です。お品物や地域によっては出張が難しい場合もありますので、事前に画像と併せてご相談ください。「真贋が不安」というお客様には、当店で現物を拝見し、土・焼成・意匠・高台・箱書・印など複合的に確認します。まずは画像での簡易査定からでも構いません。
「箱がないが大丈夫か」というご質問には、買取自体は可能と申し上げますが、共箱や書付が揃うお品に比べて評価が下がる場合があることをご理解ください。また、「辻村以外の陶器もお願いできるか」については、茶陶以外にも絵画・骨董を含む幅広いジャンルでお受けしています。ご実家やご親族の収集品、生前・遺品整理、コレクションの入れ替え、お引越しやお片付けのタイミングなど、事情に応じて柔軟に対応いたします。
略歴としては、辻村は一九四七年に奈良県御所に生まれ、高校まで同地で過ごし、一九六五年に上京して画家を志します。やがて日本民藝館で大井戸茶碗に出会い、一九六六年から三年ほど奈良の禅寺・三松寺で修行。実家で牧畜を手伝いながら自作の轆轤で茶碗や花入を挽き、一九六九年に結婚。七〇年には奈良・水間の山中に土地を求め、自らの手で家を建て、周囲に窯を築いて制作を本格化しました。
七七年、自宅での初個展が成功を収め、以後、三越日本橋本店や名古屋・丸栄、阪急梅田本店などで個展を重ね、国内外の美術館・ギャラリーに作品が収蔵されます。九〇年代以降は欧米の一流ギャラリーでも展覧会を重ね、裏千家茶道資料館で現存作家として稀有な個展が開催されるなど、茶陶と絵画の両面で存在感を確立しました。
二〇二〇年には、作陶五十年を振り返る企画「辻村史朗選 五十盌」を準備しながら、パンデミックにより延期となったことも記憶に新しいところです。井戸茶碗から信楽壺まで、土と火にゆだねた景色の醍醐味を、今日まで一貫して作品に刻みつけてきました。
当店が選ばれる理由は、創業昭和二十五年以来の経験に裏打ちされた確かな鑑定、秘密厳守の誠実な対応、そして人件費や運営コストを抑えることで実現する高価買取にあります。単なる相場観ではなく、オークションや市場データに基づいた具体的な裏付けをもってご提示し、条件が整えば即日の出張にも対応いたします。査定は従業員任せではなく、店主自らが責任をもって伺います。
まずは写真一枚からで結構です。辻村史朗の井戸茶碗、志野茶碗、信楽壺、花入、徳利・盃——どのようなお品でも、ありのままにお見せください。土と火が生んだ唯一無二の景色を、確かな目で見極め、正当に評価してお応えいたします。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
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骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
愛知県名古屋市中区門前町2-10
電話052(251)5515
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2025年10月6日
高価な骨董品・美術品ほど、相続準備はお早めに 〜北岡技芳堂の骨董品買取りブログ〜
骨董品を扱っていると、時折ご相談いただくのが相続に関するお悩み。古美術や骨董品など故人のコレクションにどれくらいの値打ちがあり、どれくらいの税金がかかるのか。また、正しく処分する方法とは・・・等々。骨董品の相続には、価値の見極めと正しい手続きが欠かせません。円満な相続が実現するために、ここでは過去に起きた悲劇的な実話をベースに骨董品を相続するときの正しい準備と手続きについてご紹介します。
■日本の相続税は世界トップクラス
奥村土牛(1889〜1990)は、現代を代表する日本画家の一人です。フランス印象派に触発され、淡い色使いで温かみのある新しい日本画のスタイルを創出しました。1962年には文化勲章を受賞。数百回、刷毛を重ねてつくられるぼかし表現が特徴で、当時から現在に至るまで彼の作品は高額で取引されています。現代日本画の一つの到達点として語られることも多く、絵画が皇居に飾られたことでも話題になりました。
数々の名作を残した土牛は、1990年に101歳でこの世を去りました。遺族は悲しみに暮れる間もなく、遺品の整理という大仕事に取り組みます。そして手元に残しておく一部の作品以外はすべて美術館に寄贈するなど、可能な限り相続税を抑えるよう工夫をしました。
ちなみに日本の相続税は世界トップクラス。相続が高額になればなるほど、税負担が増える仕組みです。そのおかげで思い入れのある実家に住み続けたくとも、相続税が払えずに泣く泣くアパートや駐車場に変えてしまう・・そんなご遺族が後を絶ちません。
これは骨董品や古美術も同様です。数十万円程度のものであれば家財扱いになるので、それほど心配することはありませんが、問題は高額な骨董品です。細かい計算式は省きますが、数千万を超えるものになると税務調査が入り、相続税を課せられる可能性があるのです。そのことを重々承知していた土牛の遺族の皆さまはきちんと対応した・・・かに見えました。

奥村土牛 画室にて
■えっ、これも相続の対象に・・・?
めぼしい作品は処分したにも関わらず、奥村家に税務調査が入ります。なぜか。それは遺族が財産と考えていなかった、土牛のスケッチや下絵、デッサンのようなものまで、相続の対象になると判断したからです。
画家は作品を制作する際、モチーフのスケッチを重ね、数十点の下絵を描きながら構図を検討し、本制作に移っていきます。その過程で生み出される一枚一枚にも美術的価値があるというのは、遺族にとって寝耳に水の話です。しかも税務署員は正しく美術品の価値を理解しておらず、相場を知る人であれば耳を疑うような高額の評価をつけました。
こうした骨董品の評価は、明確な基準・ルールがあるわけではなく、実は税務担当者によって変わります。購入価格で評価額を算出する者もいれば、「美術名鑑」に掲載された金額を基準に算出する者もいます。奥村土牛の遺品の評価を担当したのは後者で、実勢価格とはかけ離れた相続額を算出し、「とてもじゃないけど支払えない」となった遺族らは、文化財的価値を持つ貴重なスケッチや下絵を、火にくべて燃やしてしまったのです。

奥村土牛 富嶽
■骨董品・美術品の相続時に大切なこと
最近ではこうした事例も広まってきてはいますが、まだご自身が当事者になると気づいていない方も多くいらっしゃると思います。そこでここでは相続の手順についてご紹介します。
まずは遺品である骨董品・美術品の保管状況を確認し、専門鑑定による評価を受けましょう。骨董品・美術品の価値は市場価格や過去の取引実例のほか、作家の知名度や制作年、保存状態、芸術的・文化的意義などを総合的に見て評価していきます。高価な作品ほど信頼できる評価が求められるため、鑑定士による判断が税務上の参考価格として用いられることが多く、税務調整の場でも有利に働く可能性があります。評価を終えたら相続人間での分配について協議し、合意が得られたら必要書類を整えて相続税の申告や登記を進めていきます。これが一連の流れですね。
兎にも角にも、相続税対策の鍵は早めの準備です。ただ準備といっても、経験や知識をお持ちの方はほとんどいらっしゃらないはず。価値の見極めと正しい手続きには、専門家のサポートが不可欠です。円満な相続を行いたい方、節税したい方、どのような内容でも結構です。骨董品・美術品の相続についてお悩みであれば、遠慮なく当ギャラリーにご相談ください。
記事監修:北岡淳(北岡技芳堂 代表)
初代である祖父が掛け軸の表具師を生業としており、幼い頃から美術品や骨董品に親しむ。その後京都での修行を経て、3代目として北岡技芳堂を継承。2006年に名古屋大須にギャラリーを構え、幅広い骨董品や美術品を取り扱いながらその鑑定眼を磨いてきた。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
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骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
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