2024年11月5日

ブライトリングの腕時計の話 北岡技芳堂の骨董品買取ブログ

26歳ぐらいで買った時計

懐かしい!

 
今つけている時計は、スイスにオーバーホールに出しているから4ヶ月ぐらい帰って来ない。
 
この時計は、ブライトリングの1965年製のコパイロット、CPと言うらしい。
 
ホコリをかぶっていたから綺麗に掃除して、しばらくこの時計を使おうと思っている。
 
ベルトがちぎれていたから、ブライトリングの名古屋ブティックに行って新しく新調した。
 
この時計は大事に使いたいから純正のベルトにしたかった。そしたら10万ぐらいした。
 
結構ベルト高いな!
 
 
 
 
 
ブライトリング 1965 コ・パイロット

ブライトリング 1965 コ・パイロット

 
 
 
 
1965 コ・パイロット
 
REF. 765 CP
 
モディファイヴィーナス 178
 
41 MM
 
このクロノグラフを製造した目的は、どんなパイロットにとっても信頼のおけるパートナーであるナビタイマーの補足版、ウィリー・ブライトリングはこのクロノグラフに、そんな意味合いを完璧に反映する「コ・パイロット」という名前を授けた。
 
私が確か26歳ぐらいで必死に買った腕時計、ずっとほったらかしだった。
 
良い物を身に付けて自分のランクを上げたいとか思っていたのだろう。
 
確か35万ぐらいしたと思う。
 
ロレックスとかのデイトナとかは高くて買えなかった。
 
しかし、この時計を眺めると20歳代の当時の事を思い出す。
 
必死に生きていたな。
 
何もかも上手く行かず苦しかったな。
 
いろいろな思いがあるからこの時計は手放せないな。
 
時計を買って長く持つ良さはあるな。
 
改めて眺めるとなかなか良い時計を買ったな。
 
26歳で1960年代の時計を買った自分を褒めてあげよう。
 
なかなかええセンスしとったと。
 
最近、それからこの時計を買ったお店に久しぶりに行った。
 
この時計を買ったから時計屋さんと当時の思い出話に花が咲いた。
 
今は100万以上あるよと言って頂いた。
 
極端に数が少ないらしい。
 
2020年に復刻版が出たみたい。
 
一度もオーバーホールをしてないから暫くしたらオーバーホールをしてあげよう。
 
 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただくます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

2024年11月4日

原清の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の原清の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

原清の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、原清の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

原清の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の原清のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた原清の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の原清の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

原清のひと抱えもある大きな壷に描かれた馬を見ていると、ラスコーの洞窟絵を思い出します。

 

原の馬は、先史時代に描かれたようなプリミティブな素朴さを秘めつつも、フォルムは洗練の極みに表現され、天まで昇っていくのではないかという軽やかな足どりに思わず惹き込まれます。

 

眺めていて、あきることがなく、そのうちに、愛おしくなってきて、壷ごと抱きしめたくなります。

 

大鉢の周りに咲く草花、木々の間で羽根を休める鳥など、原清が作品に表す植物や動物へ注ぐ視線は、限りなくやさしくて温かくて慈愛に満ちています。

 

 

 

原清 鉄釉馬紋大壺

原清 鉄釉馬紋大壺 

 

原清は、石黒宗麿と清水卯一に師事します。

 

鉄釉陶器の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されています。鉄釉陶器は、釉に含まれる鉄分によって黒色・茶色・黒褐色・柿色などに呈色させる陶芸技法で、東洋で独自に発展しました。原清は、鉄釉の特性を生かした制作を続け、独自の作風を確立しています。

 

 

原清 本人

原清 本人

 

原清は、釉薬の研究に長年取り組んだことで生み出された碧釉、柿釉、鈞窯などの作品で知られており、特に鉄釉陶器が評価されています。

 

鉄釉陶器は、釉薬に含まれる鉄分によって黒色や茶色、黒褐色、柿色などに呈色する陶器の制作技法で、鎌倉時代から室町時代に中国から日本に伝わりました。

 

この鉄釉の特色を生かして黒釉と褐色釉を二重掛けし、動植物の文様を表現しました。

 

原清は、「文様には陶器を一層輝かせる役割がある」という言葉を述べております。

 

 

 

原清の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.原清の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.原清の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.原清の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.原清の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

原清 略歴

 

1936年 島根県に生まれます。埼玉県寄居在住

 

1954年 京都にて石黒宗麿・清水卯一に師事します。

 

1958年 日本伝統工芸展に初入選します。

 

1961年 日本工芸会正会員に推薦されます。

 

1963年 国立近代美術館・朝日新聞共催の「現代国際陶芸展」に 招待出品

 

1965年 東京都世田谷区に築窯独立します。

 

1969年 伝統工芸新作展優秀賞受賞 日本伝統工芸展奨励賞受賞

 

1970年 京都国立近代美術館にて開催の「現代の陶芸・ヨーロッパと 日本展」招待出品

 

1976年 埼玉県寄居に工房を移転。 1981年 台北市国立歴史博物館開催の国際交流協会主催 「日華現代陶芸展」招待出品

 

1982年 香港ミュージアム オブ アート開催「現代日本陶芸展」 招待出品

 

1983年 ワシントン スミソニアン ナショナル ミュージアム開催 「日本現代陶芸展」招待出品。 毎日新聞社主催「全日本伝統工芸選抜作家展」招待出品。 国立近代美術館開催「伝統工芸30年の歩み展」招待出品

 

1986年 世田谷美術館開館展招待出品。同館買上げとなります。

 

1990年 日本工芸会理事就任する。

 

1995年 紺綬褒章授章

 

1996年 国際交流基金主催「現代陶磁器の秀作アジア巡回展」 招待出品

 

1997年 日本伝統工芸展優秀賞受賞

 

2003年 日本伝統工芸展50周年記念展「わざと美」招待出品

 

2005年 鉄釉陶器が重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されます。 日本工芸会参与就任

 

2006年 NHK主催人間国宝制度制定50周年記念「人間国宝展」 招待出品

 

 

 

 

原清 鉄釉方形草花文花瓶

原清 鉄釉方形草花文花瓶

 

原清は、端正な器形に、草花や鳥のような愛らしいモチーフを組み合わせ、緊張感と叙情性が共存する作品を目指しています。

 

作品は、量感ある壺に黒と茶色の二色の鉄釉を重ね掛けし、花鳥文を大らかに描き出しています。

 

 

 

原清 鉄釉鳥文大鉢

原清 鉄釉鳥文大鉢

 

石黒宗麿の内弟子となった原清だが、最初に、ろくろや土に触ることはならぬと言い渡された。

 

何はともあれ、すべてを預けよう。

 

「今日で死ねと言われたら、死んでもいいというくらいの覚悟でした」。

 

朝は7時に朝食を出すから、それまでに、犬2匹の散歩と、庭に箒の目を入れておくように、と言われる。

 

そんなの簡単、1時間もあればできる。

 

そう思っていたら、犬は仲が悪くて1匹ずつしか散歩ができず、庭は600坪もあって時間がかかる。

 

初日は終了が10時半。当然、大目玉をくらう。

 

お詫びをして、次の朝から4時に起きた。

 

ある冬の日、庭に積もる雪を見て、今日は箒の目は入れなくていいだろうと勝手に判断。

 

すると、またまた大目玉。「ここは八瀬のあばら家だけど、ここでやっていることは大きなお寺と同じこと。あばら家でも修行はできるんだ」と、石黒宗麿が言う。

 

以来、不思議なのだが、人生観が変わったみたいに、朝が楽しくなってきた。

 

お坊さんと同じ修行をしているという自信のようなものか。

 

そのうち、犬の散歩をしながら俳句が浮かぶ。

 

そうなると、これまで見過ごしていた草花がハッキリと目に映る。

 

ものの見方や考え方も少しずつ変わってきた。

 

 

 

原清 査定価格におけるポイント

 

原清の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

 

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

原清先生の作品は、鉄釉の作品が高値の傾向にあります。

5万円から30万円ぐらいの買取相場です。

作品は大きければ大きいだけ高値が付く傾向にあります。50万円の高値が付いたこともあります。

 

保存状態

 

茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

草花、木々の間で羽根を休める鳥、馬の図柄が高値の傾向にあります。

 

碧釉、柿釉、鈞窯の作品もございます。

 

原清展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

制作年代

 

原清先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ原清の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただくます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

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営業10:00-18:00

2024年11月3日

伊勢﨑淳の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の伊勢﨑淳の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

伊勢﨑淳の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、伊勢﨑淳の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

伊勢﨑淳の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の伊勢﨑淳のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた伊勢﨑淳の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の伊勢﨑淳の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

伊勢﨑淳は、日本の陶芸界を代表する陶芸家の一人であり、備前焼の分野でその名を知られています。重要無形文化財保持者、(人間国宝)に認定されている伊勢﨑淳は、伝統的な備前焼の技法を継承しつつも、独自の表現を追求することで、伝統と革新を融合させた作品を生み出しています。

 

 

 伊勢﨑淳 本人

    伊勢﨑淳 本人

 

備前焼は六古窯のひとつとして知られ、長い歴史と伝統を持つ焼き物です。その中でも伊勢﨑淳は、現代の備前焼を代表する陶芸家として高く評価されています。独自の技法と美学で備前焼の新たな地平を切り拓き、多くの作品が国内外で評価されています。

 

伊勢崎淳の作品は、焼成時に生まれる胡麻や緋襷、牡丹餅などと呼ばれる独特な景色と渋い色の土肌という備前焼の伝統を感じさせる美しさと、モダンな形が融合した独特な作風で、大胆でありながら落ち着きのある雰囲気を備えていることが特徴です。

 

伝統と革新、無機質的な形と有機的な土色と質感、人間の技術と自然が生み出す偶然など、異なる性質を持つ特徴が混然一体となった作風は高い人気を誇っています。

 

 

 

伊勢崎淳 備前徳利

伊勢崎淳 備前徳利

備前焼の分野では現在5人が重要無形文化財(人間国宝)に認定されています。 「金重陶陽」「藤原 啓」「山本陶秀」「藤原雄」そして「伊勢崎淳」の5人です。

 

 

 

姑耶山の古窯跡に窖窯

姑耶山の古窯跡に窖窯

 

備前焼は、岡山県備前市伊部の一帯で焼かれる陶器で、1000年近い歴史を持ちます。

 

平安時代末期(12世紀)に現れた窯場で、桃山時代(16世紀後半)に作られた茶器は、侘び寂びを重んじる茶人たちに愛された名器として現在でも珍重されています。

 

備前焼の魅力は、その土肌の渋い味わいにあります。 釉薬を使わず、絵筆で文様を描くこともございません。2週間にも及ぶ焼成で焼き締め、その長い時間の中で起きる窯変が命なのです。

 

備前焼に使われる粘土は耐火度が低く収縮率が大きいため、急激な温度変化を受けると破損しやすいです。そのため、時間をかけて窯の温度を上げて焼き締める技法が生まれました。

 

1961年に兄の伊勢崎満とともに、姑耶山の古窯跡に窖窯(あながま)と呼ばれる幅1.8メートル、長さ15メートルもある備前特有の窯を100年ぶりに復元しました。

 

窖窯は山の斜面を利用し、地面に穴を掘抜いて構築した窯です。

 

室町時代末期に朝鮮から登り窯が入ってくるまで、須恵器などはこの形式の窯が使用されていました。 この窖窯を使って焼くことで、「火襷」や「桟切」などの備前焼の特徴がよく出るようになります。

 

 

 

 

伊勢崎淳の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.伊勢崎淳の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.伊勢崎淳の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.伊勢崎淳の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.伊勢崎淳の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

伊勢崎淳 略歴

 

1936年 2月20日、岡山県備前市伊部に陶芸家伊勢﨑陽山(ようざん)の次男として生まれます。

 

1959年 岡山大学教育学部特設美術科を卒業と同時に、父・陽山について兄・満と共に作陶生活に入ります。

 

1960年 9月より翌年3月まで備前高校教師を務めます。

 

1961年 2月、父死去 5月、兄と共に半地上式窖窯を復元、初窯の焼成に成功する。 東京、名古屋、大阪にて二人展開催

 

1966年 日本工芸会正会員になる。 1971年 ヨーロッパに巡遊します。

 

1975年 毎日新聞社主催「備前一千年展」に出品します。

 

1976年 五島美術館・東京新聞社主催「日本のやきもの備前・萩展」に出品します。

 

1978年 岡山大学教育学部特設美術科の講師となります。(S62年まで)

 

1979年 アメリカに巡遊します。

 

1981年 金重陶陽賞を受賞。 中華民国・国立歴史博物館の「現代日本陶芸展」に招待出品します。

 

1982年 インドに旅行。 香港市政局香港芸術館の「現代日本陶芸展」に招待出品します。

 

1983年 毎日新聞社主催「第1回全日本伝統工芸選抜展」に招待出品します。

 

1985年 清心学園百周年記念館に陶壁を製作します。

 

1986年 「八木一夫現代陶芸展」に出品します。

 

1987年 田部美術館「茶の湯の造形展」にて優秀賞受賞

 

1989年 神戸商科大学玄関ホールに陶壁を製作します。

 

1922年 岡山市山陽病院藤崎苑に陶壁を製作します。

 

1993年 岡山県文化奨励賞を受賞

 

1996年 山陽新聞賞(文化功労)を受賞

 

1997年 「備前焼一千年の伝統美展」に出品(フランス国立陶磁器美術館)

 

1998年 日本工芸会理事になる。 日本工芸会中国支部幹事長になる。 岡山県重要無形文化財に認定されます。

 

2002年 新総理官邸の陶壁を製作します。

 

2003年 「わざの美展」に出品(日本伝統工芸展50周年記念展)

 

2004年 茨城県立陶芸美術館「備前焼の魅力展」に出品します。 重要無形文化財に認定される。 岡山県三木記念賞を受賞

 

2005年 岡山県文化賞を受賞。 「備前 土と炎の輝 伊勢崎 淳」(山陽新聞社)出版 

 

2006年 茨城陶芸美術館「日本陶芸100年の精華展」に出品。 「人間国宝展」出品 NHK各地巡回。 アメリカボストンにて一門展(後援 ボストン美術館 ハーバード大学 ジャパンソサエティ)。 山陽新聞社新社屋玄関ホールに陶壁を製作します。

 

2007年 イギリス大英博物館「わざの美 伝統工芸の50年展」に出品します。

 

 

 

 

伊勢崎淳 備前焼 茶碗

伊勢崎淳 備前焼 黒茶碗

 

鉄分の多い土を表面に吹き付け黒発色させる技法を用いた作品です。

 

本作は豪快な灰釉の付着した箇所と黒色の重厚感が感じられる箇所など様々な見どころがあるお茶碗です。

 

 

 

 

 

伊勢﨑淳 査定価格におけるポイント

 

伊勢﨑淳の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

 

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

伊勢﨑淳先生の作品は、胡麻や緋襷、牡丹餅などと呼ばれる独特な景色と渋い色の土肌の作品が高値の傾向にあります。

6万円から20万円ぐらいの買取相場です。

作品は大きければ大きいだけ高値が付く傾向にあります。80万円の高値が付いたこともあります。

 

保存状態

 

茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

備前焼は窯変の景色によって価格は大きく違います。

伊勢﨑淳展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

制作年代

 

伊勢﨑淳先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ伊勢﨑淳の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただくます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

2024年11月2日

五代伊藤赤水の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の五代伊藤赤水の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

五代伊藤赤水の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、五代伊藤赤水の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

五代伊藤赤水の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の五代伊藤赤水のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた五代伊藤赤水の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の五代伊藤赤水の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

佐渡島で知られる無名異は、佐渡金鉱の石英岩の欠裂箇所に沈殿する二酸化鉄で、古くは止血薬や中風の薬として用いられていました。

 

この無名異を陶土として使用して焼かれた陶器が「無名異焼」です。無名異焼の伝統を引き継ぎ、発展させてきたのが重要無形文化財(人間国宝)の五代伊藤赤水です。

 

伊藤赤水は、島の風土を巧みに取り入れ、独自の作品を生み出しています。

 

 

五代伊藤赤水 本人

                      五代伊藤赤水 本人

 

無名異焼の土で制作する無名異焼は新潟県の佐渡市で焼かれる陶器のことです。

 

はじまりは江戸後期の弘化年間(1844年~1847年)といわれ、相川町の七代伊藤甚兵衛が無名異土を陶土に混ぜて楽を焼きました。

 

はじめは素焼きの日用品や楽茶碗など軟質陶器でしたが、明治時代には初代伊藤赤水(1838年~1899年)や初代 三浦常山(1836年~1903年)によって現代の硬質の無名異焼となりました。

 

伊藤家は五代赤水が「無名異焼」の人間国宝であり、三浦家は「青磁」の人間国宝である三浦小平二の生家でもあります。

 

また、無名異とは天然のマンガンや第二酸化鉄のことで、その殺菌・抗菌作用は薬用品として使われた歴史もあります。

 

ちなみに染付などの絵付けに使う「呉須」を指すこともあります。

 

 

 

五代伊藤赤水 佐渡ヶ島

五代伊藤赤水 佐渡ヶ島

 

佐渡金銀山の金鉱脈近くから産出され、無名異と称される赤褐色の粘土を素材として、二百余年の間この地に於いて焼き継がれている陶器です。

 

赤水窯は天保年間に伊藤富三郎(羽口屋甚兵衛)によって開窯された伝統のある窯元です。

 

 

五代伊藤赤水 無名異窯変壺

五代伊藤赤水 無名異窯変壺

窯の炎のあたり方によって赤から黒へと変化する無名異の窯変は、炎のあたり方を推測し、人工と自然の融合が二つとない作品を生み出します。

 

 

五代伊藤石水の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.五代伊藤石の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.五代伊藤石の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.五代伊藤石水の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.五代伊藤石水の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

伊藤赤水 略歴

 

新潟県佐渡郡出身。四代伊藤赤水の長男として生まれた。本名は窯一

 

1966年に京都工芸繊維大学工芸学部窯業工芸学科を卒業後、三代である祖父に師事し無名異焼の技術を学美ます。

 

1972年に日本伝統工芸展に入選。以降、日本陶芸展、伝統工芸新作展等に入選します。

 

976年に五代赤水を襲名します。更なる技法の研究と錬磨につとめました。

 

1981年米国国立スミソニアン博物館、英国国立ビクトリア・アンド・アルバート美術館で開催された「日本現代陶芸展」に招待出品され、世界的にもその名が知られることとなります。

 

1985年、日本陶芸展で最優秀作品賞である秩父宮賜杯を受賞します。

 

1993年には、皇太子妃の成婚を祝し、新潟県から皇太子妃の実家である小和田家へ「無名異窯変壺」が祝い品として寄贈されました。

 

2003年7月10日、工芸技術としての「無名異焼」が重要無形文化財に指定され、その保持者(いわゆる人間国宝)として伊藤赤水が認定された。色の違う土を重ねて巻きずしのようなものを作り、それを輪切りにした断面を並べて皿や壺の形を作る「練り上げ」という技法を用いる。独特な縞模様や花紋が伊藤赤水の特色である。

 

2005年4月、紫綬褒章受章

 

 

 

 

五代伊藤赤水 無名異練上花紋壷

五代伊藤赤水 無名異練上花紋壷

 

練上とは、違う色の土を組み合わせて紋様を作りながら形も作るという、常識的にはありえない技法です。

 

練上げ特有の柔らかな線は日本人の感性を深く刺激します。

 

 

 

五代伊藤赤水 査定価格におけるポイント

 

五代伊藤赤水の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

 

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

五代伊藤赤水先生の作品は、「窯変」「練上」の作品が高値の傾向にあります。

5万円から30万円ぐらいの買取相場です。

作品は大きければ大きいだけ高値が付く傾向にあります。100万円の高値が付いたこともあります。

 

保存状態

 

茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

 

五代伊藤赤水展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

制作年代

 

五代伊藤赤水先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ五代伊藤赤水の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただくます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

2024年11月1日

十四代今泉今右衛門の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の十四代今泉今右衛門代の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

十四代今泉今右衛門の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、十四代今泉今右衛門の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

十四代今泉今右衛門の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の十四代今泉今右衛門のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた十四代今泉今右衛門の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の十四代今泉今右衛門の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

今泉今右衛門は、江戸時代から続く色鍋島今泉今右衛門家の十四代目です。鍋島焼の一種である「色鍋島」の伝統技術を継承しており、一子相伝の赤絵の調合技術も持ちます。

 

 

十四代今泉今右衛門

十四代今泉今右衛門 本人

 

歴代の今右衛門が培ってきた伝統技術を継承しながらも、独自の技法にも挑戦し、作品は大英博物館をはじめ国内外の有名博物館、美術館に収蔵されています。

 

十四代今泉今右衛門は、伝統的な「色鍋島」の技法を継承しながら、独自の技法や表現で陶芸作品を制作しています。

 

 

十四代今泉今右衛門 色絵薄墨墨はじき菊文花瓶

 

白抜きの「墨はじき」の技法に、十三代今右衛門が確立した「薄墨」を融合して空間を意識し、微妙な白の「雪花墨はじき」、「プラチナ彩」への挑戦、現代の色鍋島の品格と風格を追求するなかで、時代に挑みつつ、目に見えにくい陰影・細部にも神経と手間を惜しまない感覚を大切にした作品です。

 

 

十四代今泉今右衛門 特徴的な点

 

「墨はじき」という技法を発展させています。

 

「雪花墨はじき」という技法を駆使しています。

 

「プラチナ彩」を導入しています。

 

「草花や雪の結晶」を主な文様モチーフとしている 。

 

京都の陶芸家・鈴木治に師事した後、父である十三代今泉今右衛門のもとで家業に従事しました。

 

 

十四代今泉今右衛門の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.十四今泉今右衛門の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.十四今泉今右衛門の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.十四代今泉今右衛門の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.十四代今泉今右衛門の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

十四代今泉今右衛門 略歴

 

1926(大正15)年3月31日、佐賀県有田町に、色鍋島を家業とする十二代今泉今右衛門の長男として生まれます。善詔(よしのり)と通称する。同家は、江戸初期いらいの鍋島藩窯の流れを汲む陶家で、江戸時代には、上絵(赤絵・色絵)を専門とするいわゆる御用赤絵屋として、鍋島藩直営の色絵磁器・色鍋島の制作の一翼を担いました。

 

明治に入り、藩窯が解体されてからは、当時の当主十代今右衛門が、従来の分業体制にのっとった上絵専業の家業から、素地づくり、本焼、上絵にいたるまでの一貫制作体制へと転換を進めて、現在の今右衛門陶房の基礎を築く。父・十二代の時代には、「色鍋島」が無形文化財の指定を受けます。

 

1971(昭和46)年には、十二代を代表とする色鍋島技術保存会が、重要無形文化財の保持団体として指定を受けています。明治以降、代々の当主によって続けられてきた、このような伝承技法保存の試みは、十三代今右衛門にも受け継がれました。

 

1949年、東京美術学校工芸科卒業後は、家業に従事して家伝の技術を習得します。

 

1952年頃から、大川内や有田町などの窯跡発掘調査に随行し、初期伊万里の陶片を多数、実見。鍋島以外の古陶磁に触れたことが、のちの独自の作風の開拓につながったと、後年みずから回顧している。古陶磁研究のかたわらで、公募展への出品を開始しつつ、自身の表現を模索します。

 

1957年、日展初入選、以後、1959まで日展に出品します。

 

1962年からは日本伝統工芸展に主たる発表の場を移し、以後毎年、出品を重ねます。

 

1965年、第12回日本伝統工芸展への出品作「手毬花文鉢」が日本工芸会会長賞を受賞。同年、日本工芸会正会員となりました。

 

1975年6月、父・十二代の逝去により、十三代今右衛門を襲名します。

 

1976年4月、十二代から継承した技術保存会を色鍋島今右衛門技術保存会として再組織、会長となって、文化庁から重要無形文化財「色鍋島」の総合指定を受けた。おおよそこの頃までの作品は、伝統的な色鍋島の様式を踏襲し、白磁、染付の素地に、赤、黄、緑の上絵という特徴的な賦彩をほどこしたものが多いが、写生にもとづく細密な描写や、余白を生かす動的な構成において、新しい意匠への試みが見てとれる。

 

十三代襲名後の1976年からは、コバルトの染付の絵具を吹きつける「吹墨」の技法を用いて濃淡に富む地文の表現を実現しました。

 

1978年には、貴金属を含んだ黒色の顔料を、吹墨と同様の技法で地文に用いる「薄墨」の技法を創案して、複雑な色彩効果をもつ新たな色絵の表現を確立しました。この技法を用いた「色鍋島薄墨草花文鉢」が、1979年の日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞、さらに1981年の日本陶芸展で、同じく「色鍋島薄墨露草文鉢」が、秩父宮賜杯を受賞しました。「薄墨」や「吹墨」のほか、中国・明代の緑地金彩にヒントを得て、緑の上絵具を地色として塗りこめる技法も好んで用い、白地や淡色地の多い従来の色鍋島に、新しい作風をもたらした。1988年、毎日芸術賞、MOA岡田茂吉賞を受賞します。

 

1989(平成元)年3月には、「色絵磁器」の重要無形文化財保持者に認定されました。同年、日本陶磁協会金賞受賞

 

1999年には、勲四等旭日小綬賞を受賞

 

1993年より2001年まで、佐賀県立有田窯業大学校校長をつとめ、後進の育成に尽力しました。

 

1996年、財団法人今右衛門古陶磁美術館を開館し、かつて蒐集した初期伊万里の陶片や、伝来の鍋島、近代以降の歴代今右衛門の作品などを展示して、近世色絵磁器の研究発展にも貢献しました。なお、十三代の逝去により、次男の雅登が、2002年に十四代今右衛門を襲名しています。

 

2014年に陶芸家として最も若い年齢で人間国宝に認定されています。

 

 

 

十四代今右衛門 色絵薄墨墨はじき四季花文花瓶

十四代今右衛門 色絵薄墨墨はじき四季花文花瓶

 

墨色一色の濃淡により、四季の花々の静謐な文様の世界を追い求め、父・十三代今右衛門が確立した薄墨の技法と墨はじきの仕事をいかに融合させていくかという思いで挑んだ作品。墨色一色でこのように深みのある作品が制作された。

 

 

十四代今泉今右衛門 色絵薄墨墨はじき水流文鉢

十四代今泉今右衛門 色絵薄墨墨はじき水流文鉢

 

色絵薄墨墨はじきという技法は、墨で文様を描いた後に呉須を掛け、焼成によって墨を焼き飛ばして白抜きの模様にするものです。鍋島では、この技法を主文様の背景や主文様自体に取り入れることで、主文様を引き立たせる手法として使われています。

 

色絵は、透明な釉薬をかけて本焼した上に絵の具で模様を描き、約800度の低い温度で焼いて仕上げる技法です。和絵の具や洋絵の具を使用し、赤、青、黄、緑、紫などの色をつけることができます。

 

 

十四代今泉今右衛門 査定価格におけるポイント

 

十四代今泉今右衛門の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

 

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

十四代今泉今右衛門先生の作品は、「墨はじき」「雪花墨はじき」「プラチナ彩」の作品が高値の傾向にあります。

細かい絵付けの作品に高値の査定価格がつきます。

15万円から50万円ぐらいの買取相場です。

作品は大きければ大きいだけ高値が付く傾向にあります。100万円の高値が付いたこともあります。

 

保存状態

 

茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

墨はじきの作品やプラチナ彩がが高値で取引されています。

十四代今泉今右衛門展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

制作年代

 

十四代今泉今右衛門先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ十四代今泉今右衛門の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

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