2023年4月15日

棟方志功の絵画、版画を買取り致します。

棟方志功の買取価格を知りたい、高額査定がご希望なら北岡技芳堂にお任せください 。
棟方志功作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。
豊富な買取実績がある北岡技芳堂では、棟方志功作品を探しています。もし棟方志功の作品がお手元にございましたら、北岡技芳堂へぜひご相談ください。
棟方志功の作品を無料査定し、少しでも高く、お客様にご満足いただける価格で買取いたします。

 

 

棟方志功は肉筆の作品を倭絵といいます。
棟方志功は版画以外にも肉筆の倭画や書も非常に人気あり、
北岡技芳堂ではコレクター作品を探しております。

 

棟方志功 本人写真

棟方志功 本人写真

 

 

北岡技芳堂で買取りのご相談が非常に多いのが棟方志功の買取りです。
棟方志功の大首など人気の図柄の場合は、高額買取り致します。
贋作も多い為、評価や査定の回答も慎重に行っております。

 

現在所蔵している棟方志功の自画像の板画

現在所蔵している棟方志功の自画像の板画

 

 

棟方志功の大首絵

棟方志功の代表作は、何と言っても女人をテーマに構成された作品のシリーズが有名で、女性の顔を大きく描いたいわゆる大首絵の独特の大首絵シリーズは最も人気があります。「弁財天妃の柵」「くちなし妃の柵」「門世の柵」「弘仁の柵」「沢潟妃の柵」などふっくらとした女性の顔をえがきながら、季節の花や詩も織り込まれています。

 

棟方志功 大首絵「弁財天妃の柵」

棟方志功 大首絵「弁財天妃の柵」

 

 

いわゆる大首絵と言われる胸から上の顔のアップの作品は、棟方志功の代表的のカテゴリーの一つですが今回はその中でも代表作とも呼べる「弁財天妃の柵」をご紹介いたします。

 

「弁財天」(河川を神格化した女神)は棟方志功にとって自らの姓のルーツだとの思いがあったようです。

『板極道』昭和39年の中で棟方志功はこのように述べています。 「宗像という神社は、どこの国へいっても弁天さまなのです。 宗像神社というのは、ご承知のように、福岡県宗像郡というところにあります。 それで「むなかた」という姓も、九州が最初らしいのです」

 

ご紹介する弁財天妃の柵は、本紙の裏打ちを致しておりません。裏打ちをしていない棟方志功の作品を好まれる傾向にあります。板画の素地には、半紙のような棟方独自の薄紙を用いていますが、多少の経年劣化などでシワ、オレなどがあっても修復せずにシワシワのままにしておいた方のが好ましいです。裏打ち等でピンと伸ばした作品も見かけますが、棟方志功の独自の風合いが損なわれ、評価が低くなる場合があります。修復や額装などについても北岡技芳堂にて、行っておりますのでお気軽にご相談下さい。

 

擦りの状態がよく、彩色の濃い色味の作品となると、評価額は300万から500万以上する逸品もあります。
健康的で豊かに描かれている女人は棟方志功にとっての理想的な姿であり、ビーナスのような存在であったと思われます。黒一色の作品も御座いますが大首は比較的高値でお取引できます。

 

棟方志功の釈迦十大弟子

菩薩様、観音様の全身像に彩色した作品や、釈迦十大弟子シリーズも大変評価が高いです。こちらのシリーズは日本神話やインドを旅行した際の寺院壁画などの影響を受けたとされています。

 

十大弟子とは釈迦の弟子の中で優れた10名のこと。 「目鍵連」、「舎利弗」、「優婆離」、「須菩提」、「阿難陀」、「羅睺羅」、「魔訶迦葉」、「阿那律」、「富楼那」、「迦旃延」を指し、その両端に「普賢延命菩薩」と「文殊止利菩薩」が配されています。

 

1956年ヴェネツィア・ヴィエンナーレで絶賛され、日本人初のグランプリを受賞した記念すべき作品です。12作品全て揃っていて、かつ擦りの良いものとなれば、現在なら1億超えの評価も過言ではないでしょう。

 

棟方志功の釈迦十大弟子

棟方志功 二菩薩釈迦十大弟子板画

 

 

 

棟方志功の肉筆と板画のどちらが高いのか

 

棟方志功の作品は、板画(版画)の他、肉筆の絵画、油絵もあります。

 

画家を志した初期のころの油絵は珍しく、ミュージアムピース級のものもありますが、圧倒的に数は少ないのでめったに見ることはありません。

 

また倭絵(肉筆の絵画)も大首絵や仏画が多数描かれ、棟方の筆遣いがとてもよく表れた作品ですが、どちらが高いかといわれると、意外なことに、肉筆よりも裏彩色された板画の方が評価が高い傾向があります。

 

やはり海外のヴェネツィアビエンナーレで棟方志功が板画(版画)で評価された為ともいえるかもしれませんが、板が削られ作品が刻み込まれる過程そのものが棟方芸術の神髄と言えるのではないでしょうか。

 

棟方志功の作品は、「〇〇の柵」と画題が付けられています。 棟方にとってこの「柵」の字は、囲いを意味するものではなく、四国の巡礼者が寺を廻るときに首に下げる廻札の意味を含んでいます。 1つ1つ自分の願いをそのお寺に納めるという意味を込め、1つづつ作品を置いていく、念願をかけて置いていくというお札のような願いが作品に込められています。

ただ、必ずしも板画の方が高いとも一概には言えませんので、作品を1点ずつ評価をいたします。

 

 

棟方志功 菩薩像 倭画

棟方志功 菩薩像 倭画

 

 

 

棟方志功の相場評価と価値

 

① 倭絵

紙に墨や水彩などで描かれた直筆作品です。描き込み具合や色の有無によって評価が変わりますが数十万円~数百万円と幅広いです。

 

② 板画

木版画の事です。木を使っているため「版」ではなく「板」の字を使い板画(はんが)と呼んでいました。多くの作品は木版で摺られた後に裏彩色で色を付けています。図柄や裏彩色の有無で大きく評価が変わります。数万円の作品もあれば、200~300万円で買取できる作品もあります。価格差が非常に大きいです。

 

③ リトグラフ

棟方志功の没後に制作された版画作品です。構図はどれも素晴らしいですが希少価値や作品の成り立ちを考慮すると、生前作と比べると安価で10万から20万ぐらいの価格帯となります。

 

④ 陶芸

柳宗悦の民芸運動とのつながりから焼き物も多く制作していました。志功らしい大胆な絵付けが特徴的です。人物などの具象的なモチーフが茶碗や皿に描かれていると高評価です。

 

⑤書

棟方志功の書はダイナミックな筆さばきで力強く、非常に評価が高いです。出来の良い書であれば、板画より高値で買取りさせていただく事が出来ます。

 

棟方志功の査定と鑑定

 

棟方志功の作品は種類により買取金額が異なります。また、棟方志功の作品は贋作が多く作られているため、没後に制作されたリトグラフ以外は鑑定が必要となります。

また、棟方志功作品にはご子息の棟方巴里爾(パリジ)のシールが付いているケースもあります。 この場合には真筆の証明にはなりますが、昨今では、残念なことにこのパリジシールの贋物も出回っているので、 いづれにしても、あらためて東急百貨店の棟方鑑定委員会登録を取得する必要があります。

 

棟方巴里爾の鑑定書

棟方巴里爾の鑑定書

 

鑑定が必要な作品は(板画・油彩画・倭絵・書・陶芸)です。

 

棟方志功の場合は渋谷の東急百貨店美術部内の棟方志功ギャラリーで鑑定・登録を行っています。

 

 

棟方志功鑑定委員会 鑑定書

棟方志功鑑定委員会 鑑定書

 

 

真筆の場合は登録番号札と割印が押されます。 共シールの有無など条件によって多少金額が変わってきますが、鑑定書取得に2~3万、残念ながら贋物だった場合も鑑定代として1万円かかります。 また、既に鑑定登録済みの作品でも、再鑑定が必要な場合もあります。

 

現在、東急百貨店閉店の影響により鑑定に関する状況が明示されておりません。鑑定書が無くてもお気軽にお問合せください。

 

また、万が一贋作という結果でも、鑑定料等の実費は支払わなければなりません。 事前に査定依頼をいただければ、鑑定に出したほうが良いかアドバイスすることができます。

 

また、最近では、安川電機さんの発行された複製画(印刷画)を持ち込みになるケースも非常に増えています。 こうした事例も含めて、経験豊富な北岡技芳堂にご相談ください。

 

倭絵・板画作品は湿気等によるシミやカビ等のダメージが発生しやすいです。

 

作品によっては数十年以上経過していますので、状態のチェックは必要です。コンディションにより評価が変わりますので、現物確認後に最終的な判断させていただきます。

 

北岡技芳堂では棟方志功の作品を高価格にて買取り致します。売却を検討されております方は、お電話やメールにて受付けております。また、簡単LINE査定も致しておりますのでお気軽にお申し込みください。

 

棟方志功以外の絵画も買取り致しております。

 

 

棟方志功の木版画作品は全てこちらの棟方志功全集に収録されています。

作品の種別や調査に使用いたします。

全集に収録されている作品は高値でお買取りさせて頂く事ができます。

 

 

棟方志功全集

 

棟方志功全集

1巻:物語の柵/2巻:神々の柵(1)/3巻:神々の柵(2)/4巻:花鳥の柵/5巻:詩歌の柵(1)/6巻:詩歌の柵(2)/7巻:女人の柵(1)/8巻:女人の柵(2)/9巻:想いの柵(1)/10巻:想いの柵(2)/11巻:海道の柵/12巻:雑華の柵

 

棟方志功の代表的な作品

 

「弘仁の柵」「文殊菩薩の柵」「湧然の柵」「普賢菩薩の柵」「沢瀉妃の柵」「波乗妃神の柵」「須菩提の柵」「妙如菩薩の柵」「没然の柵」「富楼那の柵」「薔薇妃の柵」「琵琶弁天妃の柵」「なでしこ妃の柵」「阿那律の柵」「揚髷の柵」「くちなし妃の柵」「妙如菩薩の柵」「弘仁の柵」「吉祥天吉祥妃の柵」「大顔の柵」「揚鷹妃の柵」「山梔妃の柵」「右首の柵」「柳仰板画柵」「摩訶迦葉の柵」「騎象普賢の柵」「騎獅文殊の柵」「赫不動明王の柵」「阿難陀の柵」「阿云妃の柵」「沙羅双樹の柵」「濡髪の柵」「名久井の鷹妃の柵」「優婆離の柵」「太首の柵」「二の腕妃の柵」「仰向妃の柵」「美女神誕生の柵」「あかえくぼの柵」「ハイビスカス妃の柵」「救世観音の柵」「カスタネットの妃踊の柵」「夜訪の柵」「胸肩吉祥妃神の柵」「金富士の柵」「妙肌韻板画柵」「颯子の柵」「美業の柵」「凡聖一如の柵」「吾妹の柵」「鷹持妃の柵」「天狗の柵」「獅子窟の柵」「角屋の柵」「雷紋の柵」「菩提の柵」「壺眺妃の柵」「姐肌の柵」「秋扇の柵」「紫袂の柵」「踊鯉の柵」「はまなす妃の柵」「風神の柵」「振向の柵」「広鰭の柵」「バラライカの女の柵」「女人鷹の柵」「雷童子の柵」「足揚の柵」「救世観音の柵」「巌鷹の柵」「白頭巾の柵」

 

上記の棟方志功の絵画の板画作品は高値にてお買取り出来ます

 

棟方志功の簡単な略歴

1903年(明治36年)、刀鍛冶職人である棟方幸吉とさだの三男として生まれる。

豪雪地帯出身のため、囲炉裏の煤で眼を病み、以来極度の近視となる。

少年時代にゴッホの絵画に出会い感動し、「ゴッホになる」と芸術家を目指した。

(友人たちとの会話の中で「大きくなったらお前は何になりたいか」の問いに「私だったら絵描きになりたい」という趣旨であった。

ゴッホとは個人ではなく絵描きという職業のことだと思っていた。

青森市内の善知鳥神社でのスケッチを好んだ。

1924年(大正13年)、東京へ上京する。

帝展や白日会展などに油絵を出品するが、落選が続いた。

1928年(昭和3年)、第9回帝展に「雑園」(油絵)を出品し、入選する。

1930年(昭和5年)から文化学院で美術教師を務める。

1932年(昭和7年)日本版画協会会員となる。

1934年(昭和9年)、佐藤一英の詩「大和し美し」を読んで感動、制作のきっかけとなる。

1936年(昭和11年)、国画展に出品の「大和し美し」が出世作となり、これを機に柳宗悦、河井寛次郎ら民藝運動の人々と交流する様になり、以降の棟方芸術に多大な影響を及ぼすことになる。

1945年(昭和20年)、戦時疎開のため富山県西礪波郡福光町(現南砺市)に移住。

1954年(昭和29年)まで在住した。志功はこの地の自然をこよなく愛し、また多くの作品を残した。

1946年(昭和21年)、富山県福光町栄町に住居を建て、自宅の8畳間のアトリエを「鯉雨画斎(りうがさい)」と名付けた。また住居は谷崎潤一郎の命名によって「愛染苑(あいぜんえん)」と呼んだ。現在は栄町にあった住居を移築保存し、鯉雨画斎として一般公開している。 1

1956年(昭和31年)、ヴェネツィア・ビエンナーレに「湧然する女者達々」などを出品し、日本人として版画部門で初の国際版画大賞を受賞。

1969年(昭和44年)2月17日、青森市から初代名誉市民賞を授与され、翌年には文化勲章を受章する。

1975年(昭和50年)9月13日、肝臓がんのため東京で死去。72歳没。死没日をもって従三位に叙された。青森市の三内霊園にゴッホの墓を模して作られた「静眠碑」と名付けられた墓がある 。

 

北岡技芳堂では棟方志功の作品を高価格にて買取り致します。売却を検討されております方は、お電話やメールにて受付けております。また、簡単LINE査定も致しておりますのでお気軽にお申し込みください。

 

棟方志功以外の絵画も買取り致しております。

 

 

棟方志功記念館

 

【青森県】 棟方志功記念館

【出典】https://munakatashiko-museum.jp/

【入館料】大人550円/学生(専門含む)300円/高校生200円/小・中学生無料 (20名以上の団体割引・各種割引:大人450円/学生(専門含む)200円/高校生100円) 無料開館日:11月3日(文化の日)

【アクセス】〒030-0813 青森県青森市松原2丁目1-2

【駐車場】有

【公式HP】棟方志功記念館 1975年に棟方志功の生誕地・青森に建てられた記念館です。2012年に鎌倉の棟方版画館を吸収合併したことにより、棟方志功作品の国内最大の所有数を誇る記念館となりました。校倉造を模した建物と日本庭園の調和が非常に気持ちよく、四季折々に応じて展示を変えるという興味深い展示方法を行っており、青森の棟方志功に対する愛を感じ取ることが出来ます。

 

 

棟方志功記念館愛染苑

 

【富山県】棟方志功記念館愛染苑

【出典】https://nanto-museum.com/aizen-en/

【入館料】大人310円/大・高校生210円/小・中学生無料

【アクセス】〒939-1654 富山県南砺市福光1026-4

【駐車場】有

【公式HP】南砺市福光美術館 富山は、棟方志功が1945年から6年8か月疎開した場所です。実は棟方志功がこの地を選んだのは、富山の「善知鳥(うとう)」という能にインスピレーションを受けたからだと言われています。福光美術館には常設展として棟方志功作品を展示、さらに別館の愛染苑には40代の脂ののった棟方志功が豊かな自然と優しい人々に囲まれて創り出した作品が寄贈され、ゆっくりと楽しむことが出来ます。近くには、当時住んでいた住居なども訪ねることが出来ます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
 
弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
 
 
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
 
 
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
 
 
裁判所にも有効な書類を作成させて頂く事も出来ます。
 
 
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
 
 
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させて頂きます。
 
 
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
 
 
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
 
愛知県名古屋市中区門前町2-10
 
電話052(251)5515
営業10:00-18:00
 
 
#骨董品買取#骨董品#古美術#絵画#版画#茶道具#日本刀#彫刻#金#掛軸
 

 

 

 

 

 

最近のブログ

月別アーカイブ

ツイッター facebook インスタグラム

電話でお問い合わせ

0120-853-860

フリーダイヤル受付時間

月曜日〜土曜日
10:00〜18:00

電話でお問い合わせ 0120-853-860

受付時間
月〜土曜日 10:00〜18:00
(受付時間 10:00〜18:00)

無料LINE査定 無料Web査定