2025年5月24日

掛軸のサイズと選び方のポイント 掛軸買取コラム4

掛軸は日本の伝統的なアートで、室内の雰囲気を一段と引き立ててくれる美術品です。掛軸のサイズは、飾る床の間のサイズに合わせて選ぶ必要があります。

掛軸にはさまざまな寸法がありますが、一般的には以下の通りに分類されています。

 

 

 

掛軸の寸法

掛軸の寸法

 

およその寸法です。

 

サイズ        |  高さ       | 幅

尺八幅     | 約190cm    | 約64.5cm

尺五幅     | 約190cm    | 約54.5cm

尺三幅     | 約164cm    | 約44.5cm

あんどん    | 約140cm    | 約54.5cm

尺幅      | 約140cm    | 約35cm

尺幅横物    | 約135cm    | 約64.5cm

 

 

この中で、**もっとも標準的で流通量が多いのは「尺五幅」**のサイズです。尺五幅は、バランスの取れた大きさと飾りやすさから、多くの掛軸作品で採用されています。

 

 

掛軸の種類と特徴

 

掛軸には、大きく分けて「書画」と「絵画」の2種類があります。

 

まず「書画」についてですが、これは主に漢字や仮名文字を用いて表現された作品を指します。書道家や茶人、あるいは寺院の僧侶によって書かれたものが多く、力強い筆遣いや優雅な文字の美しさが魅力です。特に和室との相性がよく、落ち着いた空間に深みと趣きを添えてくれます。

 

一方、「絵画」は、風景や花鳥、人物などを描いたものを指します。題材によって与える印象はさまざまであり、日本画や水墨画の掛軸は、静けさや自然美を感じさせるため、和の空間によく馴染みます。季節ごとに掛け替えることで、楽しみ方がさらに広がるのも特徴です。

 

 

季節に合わせた掛軸

 

日本の四季を感じるために、季節ごとに掛軸を替えるのもおすすめです。掛軸には自然や風景、動植物など、四季折々のモチーフが豊富に描かれているため、室内に季節感を取り入れるのに最適です。

 

春には桜や梅、夏には涼しげな青葉や海の情景、秋には紅葉や収穫の果物、冬には雪景色や山の静けさをテーマにした掛軸が人気です。これらを飾ることで、室内に豊かな季節の表情を生み出し、心地よい空間を演出できます。

 

また、掛軸を掛け替えることで室内の印象も常に新鮮に保つことができ、来客時には会話のきっかけにもなります。アートを通して日本文化の豊かさを身近に感じられる点も、掛軸の大きな魅力です。

 

 

 

記念日に適した掛軸

 

【昇進祝いや開業祝いなどビジネスシーンに】 力強いメッセージが込められた書の掛軸が好まれます。祝福の言葉や成功を願う言葉が書かれた掛軸は、贈り物としても励みになるでしょう。

【結納や結婚祝いに】 結婚や結納の祝いには、縁起の良い掛軸が選ばれます。特に「高砂」を題材にした掛軸は、夫婦円満や長寿を象徴するものとして喜ばれます。

 

【還暦や古希、喜寿といった長寿祝いに】 節目の年には、華やかな花鳥画や「寿」の文字が描かれた掛軸が喜ばれます。人生の節目を祝う場面に華を添えてくれるでしょう。

 

 

 

お茶の席に適した掛軸

 

お茶席で用いられる掛軸は「茶掛」と呼ばれ、茶道具の中でも特に格式の高いものとされています。茶掛には、禅宗の教えを伝える「禅語」が書かれており、茶席の精神性を高める重要な役割を担います。

 

 

掛軸の選び方

 

掛軸を選ぶ際には、以下のポイントを意識するとよいでしょう。

 

部屋に合わせた選び方

 

和室であれば、伝統的なデザインの掛軸が自然と調和します。特に、風景画や季節の花を描いたものは、和の空間をより一層引き立てます。洋室の場合は、モダンなデザインや抽象的な掛軸を選ぶと違和感なく取り入れられるでしょう。

また、掛軸の色合いも重要です。落ち着いた色調のものはシンプルな部屋に合いやすく、華やかな色合いの掛軸は空間に明るさと活気をもたらします。壁や家具の色に合わせて、バランスの取れたものを選びましょう。

さらに、掛軸のサイズにも注意が必要です。床の間や飾るスペースを正確に測り、適切な大きさを選ぶことが大切です。複数の掛軸を飾る場合は、統一感を意識すると良いでしょう。

 

床の間とのバランスを考える

 

床の間が広い場合は、尺八幅の掛軸を選ぶことで、空間に迫力と存在感を持たせることができます。逆に、小さな床の間には、コンパクトな掛軸がバランスよく収まります。床の間の広さとの対比を考えながら、最適なサイズを選びましょう。

また、デザインにも気を配ることが大切です。床の間には花や茶道具、季節を表す装飾が施されることが多いため、それに調和する掛軸を選ぶと一層魅力的な空間になります。たとえば、春には桜や若葉、秋には紅葉といったように、季節感を意識して選ぶと良いでしょう。

 

掛軸のメンテナンス方法

 

掛軸を長く楽しむためには、設置場所の環境に気を配ることが大切です。直射日光が当たる場所や、高温多湿な環境は掛軸の劣化を早めます。できるだけ日差しを避け、必要に応じて除湿器を使用して湿度管理を行いましょう。

日常の手入れとしては、表面に溜まったホコリを柔らかい布や刷毛でやさしく取り除きます。水拭きや洗剤の使用は避けるべきです。水分は掛軸の劣化を招くため、細心の注意が必要です。

保管する場合は、掛軸を巻いて専用の箱やケースに収め、外部からの刺激を避けるようにしましょう。環境を整え、定期的なメンテナンスを心がけることで、美しい状態を長期間保つことができます。

 

まとめ

 

掛軸は日本文化を象徴する芸術品であり、その魅力を引き出すためには適切なサイズ選びが欠かせません。

さらに、掛軸選びでは、部屋のスタイルや家具との調和も意識すると良いでしょう。和室の魅力を引き立てるためにも、自身の好みやライフスタイルに合った掛軸を選ぶことが、長く愛用する秘訣です。

また、季節や記念日に合わせて掛軸を替えることで、空間に変化と新鮮さをもたらすことができます。

お気に入りの掛軸を見つけ、日常に和の趣を取り入れてみませんか。掛軸の持つ豊かな表現力と癒しの力が、あなたの暮らしをより豊かに彩ってくれることでしょう。

 

**************************************

 

弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

2025年5月23日

掛軸の修理と保管方法を徹底解説します。 掛軸買取コラム3

掛軸は、日本の伝統文化を代表する美しい美術品です。しかし、経年劣化や不適切な保管により、修理が必要になることがあります。

特に掛軸の表装部分や軸先、紙の破れなどは、専門的な職人の技術を必要とします。修理を行う際には、信頼できる美術商に依頼して表具師に仕立て替えをしてもらいましょう。

 

 

掛軸の仕立て変え

掛軸の仕立て変え 

 

 

掛軸の修理とは?

 

掛軸の修理とは、長年の使用や損傷によって損なわれた美観や機能を回復させる作業を指します。通常は、表装部分や軸先、さらには本紙そのものの補修が含まれます。



これらの作業は高度な技術が必要とされ、作品の芸術的価値を守るためには、熟練した職人による繊細な手仕事が求められるでしょう。

 

 

掛軸修理の必要性

 

掛軸は、時が経つにつれてその美しさが損なわれることがあります。特に湿気や直射日光、虫食いなどの影響によって劣化が進むケースも見られます。



これらのダメージにより、絵柄や書が薄れたり、表装が損傷したりすることがあるため、適切な修理が必要となるのです。

 

 

掛軸修理の主な種類と内容

 

掛軸修理にはいくつかの代表的な方法があります。まず挙げられるのが、表装の補修です。掛軸表面に裂けや傷が生じた場合、専門の職人による繊細な補修が必要になります。表装は掛軸の美的価値を支える重要な部分ですので、細心の注意が求められるでしょう。



次に、軸の修繕があります。掛軸の上下に取り付けられた軸先が破損していると、取り扱い中にさらなる傷みを招くおそれがあります。軸の塗り直しや新しい軸への交換が一般的な対策です。



さらに、掛軸全体を新たに表装し直す「再表装」が行われる場合もあります。これは、広範囲に劣化が進んでいる場合や、全体を新たに蘇らせたいときに選ばれます。

 

 

掛軸修理の費用相場

 

掛軸の修理費用は、作業内容や損傷具合によって大きく変わります。



例えば、軽微な破れやしみ抜きなら数千円程度で済むこともありますが、軸先の交換や全面的な再表装が必要な場合は、数万円以上かかることも珍しくありません。



また、特別な技術を要する修復や、高価な掛軸に対する作業では、さらに高額になる可能性もあるでしょう。



そのため、事前に業者に見積もりを依頼し、複数社を比較したうえで納得できる業者を選ぶことが大切です。

 

 

しみ抜きの費用

 

掛軸に生じたしみの修復費用は、広がり具合や深刻さによって異なります。



軽いしみであれば5,000円から10,000円前後で対応できることが多いです。小さな範囲であれば、比較的簡単な作業で改善が可能です。

ただし、広範囲に及ぶしみや、色彩に影響する場合は、20,000円以上の費用が発生するケースもあります。



しみが拡大する前に早めに専門業者に依頼すれば、費用を抑えつつ、掛軸の保存状態を良好に保てるでしょう。

 

 

折れやシワの修復費用

 

掛軸の折れやシワの修復費用は、損傷の度合いや範囲によって変わります。



浅い折れや軽度のシワなら、5,000円から10,000円ほどで補修できる場合が多いです。この程度であれば、比較的短期間で元の形に整えることができます。



しかし、深い折れや広い範囲に及ぶ場合は、より高度な技術が必要となり、20,000円以上かかることもあります。



正確な費用を知るためにも、まず専門の修理業者による詳細な診断を受けることが大切です。

 

 

変色修復の費用

 

掛軸の変色修復は、紫外線や湿気による劣化を改善するために行われます。

修復の内容や掛軸の状態により異なりますが、一般的な料金は数千円から20,000円程度です。

軽微な変色であれば、表面の色味を調整するだけで済むことも多いですが、大規模な変色や複雑な色補正が必要な場合は、費用が高くなる傾向にあります。

特に骨董価値の高い作品は、慎重な修復が求められるため、費用もそれに比例して高くなる可能性があります。

 

 

破れ修復の費用

 

掛軸に生じた破れの修復費用は、破れの規模や位置によって異なります。



小さな破れであれば、1,000円から5,000円程度で補修できることが一般的です。部分的な修理で済む場合は、比較的手軽に対応できます。



しかし、大きな破れや絵柄部分に影響する損傷の場合には、20,000円以上の修復費用が必要になる場合もあります。



修復には裏打ち作業や新たな補強素材の使用が必要となるため、手間とコストが増すのです。

 

 

掛軸修理後の保管方法

 

修理が完了した掛軸の美しさを長期間保つためには、適切な保管環境が不可欠です。



以下に、保管時に特に注意すべきポイントをまとめます。

 

 

保管環境の管理

 

修理後の掛軸を保管する際は、湿度や温度に十分注意することが重要です。



特に湿気の多い場所では、カビや害虫のリスクが高まりますので、換気の良い直射日光の当たらない場所を選びましょう。



クローゼットや押し入れにしまう際には、防湿シートや防虫剤を併用すると効果的です。



また、重ね置きや圧迫を避け、専用の保存箱に収納することで、物理的な損傷を防ぐことができます。

 

 

掛軸修理の具体的な手順

 

掛軸修理は、緻密な作業の積み重ねです。代表的な手順をご紹介します。

 

 

状態確認

 

掛軸を修理する際には、まず全体の状態確認が必要です。



表装の破損や歪み、軸先の傷み、さらには本紙の劣化状況まで細かくチェックします。



特に、湿気によるカビ跡や虫食いがないか丁寧に見極めることが重要です。作品の制作時期や作家情報もあわせて整理しておきましょう。

 

 

切り抜き作業

 

破損箇所を除去するために、切り抜き作業を行います。



損傷部分を丁寧にカットし、元のデザインやバランスをできる限り維持することがポイントです。



切り抜き作業には専用のカッターやハサミが使われ、職人の技術と経験が問われる工程です。

 

 

表面修理

 

表装面の傷や汚れを修復します。



小規模な損傷なら簡易な処置で済みますが、深刻な場合はプロによる対応が必要です。



美観と耐久性を回復させるためにも、慎重な作業が求められます。

 

 

 

裏面修理

 

裏面の劣化も無視できません。



特に湿気による影響を受けやすいため、裏打ち処理が一般的に行われます。



適切な和紙と糊を用いることで、耐久性を高め、掛軸全体の保護に繋がります。

 

 

仕立て

 

最終工程として、掛軸全体を再構成する仕立て作業を行います。



新たな布地や縁取りを選び、作品全体のバランスと美観を整えます。掛軸の魅力を最大限引き出すためには、この仕立てが非常に重要です。

 

 

まとめ

 

掛軸は、日本の伝統美を体現する大切な文化財です。



その価値を守るためには、適切な修理と保管が欠かせません。



修理が必要な場合は信頼できる専門業者に依頼し、事前に見積もりを確認することが重要です。



また、修理後は湿度や直射日光に気を配りながら大切に保管し、季節ごとの掛け替えなども楽しみながら、長く愛用していきましょう。



掛軸を適切に守り、次世代に引き継ぐことは、私たちにできる小さな文化継承の一歩です。

 

**************************************

 

弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

2025年5月22日

掛軸の処分方法と注意点を解説 後悔しない選択方法 掛軸買取コラム2

掛軸を処分する方法には、売却、譲渡などさまざまな選択肢があります。単に処分するのではなく、最適な方法を選ぶことで、掛軸を有効活用したり、気持ちよく手放すことができます。

このコラムでは、掛軸を処分する際の具体的な方法と注意点について詳しく説明します。大切な掛軸を後悔なく手放せるよう、ぜひ参考にしてください。

 

 

掛軸の処分方法

掛軸の処分方法

 

 

 

掛軸の処分方法の基本

 

掛軸を処分する際の具体的な方法についてご説明する前に、まず以下のステップを実践してみましょう。

 

  1. 掛軸の状態チェック…シミや色落ち、破損箇所がないかを確認し、現状を把握しておきましょう。

  2. 掛軸の価値を調査する…著名な作家の作品や、歴史的背景を持つ掛軸であれば、市場で高額取引される可能性があります。作家名や制作時期が不明な場合は、買取業者や鑑定士に査定を依頼すると安心です。

  3. 最適な処分方法を選択する…買取に出す、リサイクルショップに持ち込む、オークションやフリマアプリを活用する、知人へ譲渡する、あるいは自治体のルールに則って処分するなど、状況に応じた方法を検討しましょう。

 

 

掛軸を不要品として手放す方法

 

不要に感じた掛軸を処分する前に、一度立ち止まり、本当に手放してよいか慎重に考えることが重要です。掛軸には家族の思い出や、先祖から受け継がれたものが含まれている場合があり、後々「手放さなければよかった」と後悔することもあります。

譲渡や売却が難しい場合で、処分を決断する際は、地域の廃棄ルールを確認してください。自治体によっては、掛軸が通常のゴミとして捨てられないものに分類されることもあり、その場合は専門業者に依頼が必要になります。必ず事前に確認しておきましょう。

 

 

掛軸を買取してもらう方法

 

掛軸を処分する方法として、まず検討したいのが買取業者を利用する方法です。適切な業者に査定を依頼することで、意外な高額買取が期待できる場合もあります。

 

 

専門の買取業者に査定を依頼する

 

適切な価値評価が受けられるため、掛軸の処分には特におすすめの方法です。多くの業者は無料で査定を行っており、得意分野も異なるため、複数の業者に見積もりを依頼して比較するとよいでしょう。

近年は、宅配買取を受け付ける業者も増加しています。宅配買取では、自宅にいながら査定を依頼でき、価格に納得すればそのまま売却できるので便利です。

 

 

リサイクルショップや古物商を利用する

 

リサイクルショップの中には美術品に詳しくない場合もあり、専門店に比べると査定額が低めになる傾向があります。一方で、手軽に掛軸を現金化できるというメリットもあります。

 

 

ネットオークションやフリマアプリを利用する方法

 

ネットオークションやフリマアプリを利用すれば、掛軸に興味を持つ個人の買い手に直接販売できます。自身で価格設定ができるため、高値で売却できる可能性もあります。

ただし、掛軸のコンディションや作家の真贋を明確に示す必要があるため、出品時には詳細な説明文や鮮明な写真を添えることが求められます。また、落札者とのやり取りや発送作業が発生するため、手間がかかる点も考慮しましょう。

 

 

美術館へ寄贈する方法

 

美術館に寄贈することは、掛軸を後世に伝える有意義な手段のひとつです。個人保管が難しい場合でも、美術館に託すことで、適切に保存・展示され、多くの人々に鑑賞してもらえます。

まずは、掛軸の特性に合った寄贈先の美術館を探し、寄贈を受け付けているか公式サイトや窓口で確認しましょう。

寄贈希望の場合、作家名、制作年代、サイズ、状態など詳細情報を記載した資料が必要となるケースが多く、写真も添付するとスムーズです。寄贈審査が行われる場合もあり、受け入れ決定までに時間がかかることもあります。

寄贈が決まったら、掛軸の引き渡し方法やスケジュールを調整しましょう。文化継承の一端を担うことに、ぜひ誇りを持ってください。

 

 

知人に譲る方法

 

掛軸を手放す前に、知人や家族へ譲る選択肢も検討しましょう。特に日本文化や美術に興味を持つ方であれば、大切に扱ってもらえる可能性があります。

譲る際は、掛軸の来歴や背景を丁寧に説明することが重要です。入手経緯、作家、制作年代、思い出などを共有することで、より特別な品として受け取ってもらいやすくなります。

また、相手の意向も事前に確認しましょう。興味がなかったり、保管場所に困ったりする可能性もあるため、掛軸を適切に扱える方に託すことが理想です。

譲渡する際は、掛軸を丁寧に保護し、感謝の言葉を添えるとより良い形で引き継がれます。譲渡後も交流を続けることで、譲った側としての喜びも得られるでしょう。

 

 

仏壇内の掛軸を処分する場合

 

仏壇に収められている掛軸は、先祖や故人を偲ぶ大切な品です。そのため、慎重な対応が求められます。

まずは、状態を確認し、修復可能か検討しましょう。多少の傷みであれば、修復業者に相談することで再生できる可能性もあります。

修復が難しい場合や、処分を検討する際には、寺院や神社に相談するのが一般的です。供養を行ってもらうことで、敬意を持って手放すことができます。また、宗教用品を取り扱う古物商やリサイクルショップに相談する選択肢もあります。

以下では、事前準備として代表的な方法をご紹介します。

 

 

閉眼供養を行う

 

掛軸を手放す前に閉眼供養を行うと、掛軸に込められた思いに敬意を払いながら別れを告げることができます。

供養は寺院に依頼するのが一般的ですが、自宅で簡単に行うことも可能です。静かな場所で掛軸を広げ、ろうそくや線香を灯し、手を合わせて感謝の気持ちを伝えましょう。

閉眼供養後は、寺院または専門業者に掛軸を託して処分してもらいましょう。この手順を踏むことで、心穏やかに手放すことができます。

 

 

お焚き上げを行う

 

お焚き上げは、仏具や掛軸など大切なものを供養して処分する伝統的な方法です。

お焚き上げを希望する際は、あらかじめ寺院や神社に連絡し、受付可能かどうかを確認しましょう。多くの場合、特定の日にまとめてお焚き上げが行われます。

立ち会いができる場合は、直接感謝の思いを伝えることができ、心の整理にもつながります。家族の大切な掛軸を敬意をもって手放しましょう。

 

 

清め塩で浄めて廃棄する

 

掛軸を処分する際、清め塩を使って浄化してから廃棄するという方法もあります。

まず、処分する掛軸を準備し、小皿に盛った清め塩を掛軸の周囲に配置します。静かな環境で手を合わせ、感謝の気持ちを捧げましょう。

次に、掛軸に軽く塩を振りかけ、「ありがとうございました」と声をかけることで、穏やかに送り出す準備が整います。浄化を終えた後は、自治体の規定に従って処分しましょう。

この方法により、掛軸を敬意をもって手放すことができます。

 

 

まとめ

掛軸は単なる装飾品ではなく、文化や歴史を伝える大切な美術品です。そのため、手放す際には価値をしっかり見極めることが重要です。

まず、専門家による鑑定を受け、価値を把握したうえで、買取や寄贈といった形で次の持ち主に引き継ぐ選択肢を検討しましょう。

処分する場合でも、供養を行ったり、清め塩を用いたりすることで、掛軸に対する敬意を示すことができます。リサイクルショップやオークションサイトを活用して、新たな持ち主に届けるのも一つの方法です。

家族の思い出が込められた掛軸を手放すときは、慎重に判断し、最もふさわしい方法を選びましょう。

 

**************************************

 

弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

2025年5月21日

釜とは、湯の沸き立つ景色を味わえる。 茶道具買取ブログ

茶の湯における「釜」は、主に鉄製で作られた湯沸かしの道具で、湯を沸かすこと自体が茶の湯の核心をなす行為であるため、極めて重要な位置づけを持っています。点前の所作の中心に「湯」があり、その湯をつくる「釜」は象徴的存在とも言えます。

 

松図真形釜芦屋 室町時代 15世紀

松図真形釜芦屋 室町時代 15世紀 高さ19.6cm/口径15.5cm/胴径26.0cm

本作「松図真形釜(まつず しんなりがま)」は、室町時代15世紀に筑前国芦屋(現・福岡県遠賀郡)で鋳造された芦屋釜の名品である。芦屋は中世において、仏具や日用品などの金属器制作で知られた鋳物の一大産地であり、特に茶の湯に用いる釜は「芦屋釜」として高く評価された。

この釜は、釜形の基本とされる真形(しんなり)で、端正な姿を保ちながら、胴には松の意匠が鋳出されており、文様には古雅な風趣が漂う。鉄の地肌には経年の渋い味わいが見られ、室町時代の茶人や武家、寺院に珍重された理由もうかがえる。現在もなお、芦屋釜は「古釜の最高峰」と称され、茶道の中で格式を誇る存在として尊ばれている。

 

 

■ 釜の種類と特徴

釜はその形状・用途・季節・流派により様々な種類があります。

 

  • 真形釜(しんなりがま):最も基本的な形。胴が丸く、蓋が平ら。表千家・裏千家ともによく用いる。

  • 平釜(ひらがま):背が低く、口が広く、主に夏場に使用。

  • 肩衝釜(かたつきがま):肩の張った形。秋冬にふさわしいとされる。

  • 鬼面釜(きめんがま):鬼の顔が鋳出された耳をもつ。戦国武将に好まれた豪快な趣。

  • 姥口釜(うばぐちがま):口縁が内にすぼまる形。湯が冷めにくいため冬向け

 

姥口釜 初代名越浄味 安土桃山時代

姥口釜 初代名越浄味 安土桃山時代 16世紀後半 蓋径12.2cm 口径12.7cm 最大径27.0cm 総高16.9cm

本作「姥口釜(うばぐちがま)」は、安土桃山時代後期に活躍した名工・初代名越浄味による鉄釜である。名越家は京都の釜師の名門であり、千利休の茶道革新期に呼応して多くの名釜を生み出したことで知られる。

「姥口」とは、その名のとおり口縁が内側にすぼまった独特の形状を指し、湯が冷めにくく保温性に優れることから、寒冷な季節の茶席で特に好まれた形式である。加えて、その造形が「姥(老女)の口元」に喩えられるように、柔和で品のある佇まいを備えており、侘び寂びの美意識とも深く共鳴する。

鋳肌には細やかな槌目が現れ、釜全体に古雅な趣が漂う。釜蓋との接合も精緻で、名越浄味の高度な鋳造技術がうかがえる。利休以後の茶の湯が形式を整え、精神性を深めてゆく時代に生まれた本作は、茶釜の一様式を確立する存在として、今なお高く評価されている。

 

 

■ 釜と風炉・炉の関係

釜は**風炉(ふろ)炉(ろ)**とセットで使われます。

  • 風炉釜:春から夏(5月~10月)に使う、独立した金属製の風炉にのせる釜。

  • 炉釜:秋から冬(11月~4月)に使う、床に切られた炉に据える釜。

これにより、季節感や茶席の趣が演出されます。

 

 

 

素文真形釜および唐銅鬼面鐶付欄干風鑪

素文真形釜および唐銅鬼面鐶付欄干風鑪

(釜)江戸時代前期・17世紀|鉄・鋳造

(風炉)安土桃山時代・16世紀|銅・鋳造

(釜)蓋径9.0–9.2cm/口径9.1cm/最大径17.2cm/総高12.3cm

(風炉)口径16.6cm/最大径27.0cm/総高16.0cm

本作は、江戸時代前期に鋳造された素文真形釜(すもん しんなり がま)と、それに組み合わされた安土桃山時代製の唐銅鬼面鐶付欄干風炉(からかね きめん かんつき らんかん ふろ)からなる、風炉点前用の一具である。

釜は、装飾を一切排した「素文(すもん)」と呼ばれる無地の意匠で、釜形の基本とされる真形(しんなり)を採用している。簡素ながらも気品のある造形は、江戸初期の茶の湯において重視された静けさと調和を体現しており、点前における精神性を引き立てる。

これに対する風炉は、桃山時代特有の力強い意匠を示す「鬼面鐶付(きめんかんつき)」であり、胴に鋳出された鬼面に鐶(かん)を掛ける様式をとる。さらに、胴部の上縁には欄干風の透かしが施され、床の間の建築意匠との美的連続性を意識した構成となっている。銅地には経年の落ち着いた古色が宿り、時代の風格がにじむ。

異なる時代に制作された釜と風炉でありながら、見事な調和を見せる本作は、茶の湯における道具組の妙を示す優品である。道具の格と季節感、席中の趣を一体で表現する茶道の世界観が、静かに凝縮された取り合わせである。

 

 

■ 名物釜と釜師

名物として伝わる釜や、それを制作する**釜師(かまし)**にも重い伝統があります。

  • 芦屋釜(あしやがま):室町時代、芦屋(福岡)で作られた名釜。重厚で名品が多い。

  • 天命釜(てんめいがま):利休好みの釜として著名。

  • 釜師・角谷一圭(かくたに いっけい):近代の名釜師のひとり。

  • 大西家:室町以来続く表千家御用達の釜師家元。

 

 

天命霰釜 下野国佐野庄天命

天命霰釜 下野国佐野庄天命(現・栃木県佐野市)桃山時代16〜17世紀

本作「天命霰釜(てんみょう あられがま)」は、桃山時代に下野国佐野庄天命(現在の栃木県佐野市)で製作された、いわゆる天命釜の代表的な一作である。天命釜は、芦屋釜のような精緻な地紋を特徴とする意匠とは対照的に、素朴で荒々しい鋳肌を美とする、侘びの感性に重きを置いた釜として知られる。

本品では、全体に鋳出された霰(あられ)文様が釜肌に豊かな凹凸を生み、光と陰影の調和によって、静かで力強い存在感を示している。蓋を支える鍔部も厚く力強く造られており、用の美を体現している点が見逃せない。

鐶付(かんつき)は松笠形で、これは桃山時代以降に広まった形式であり、釜全体の造形とも呼応する。全体の丸みを帯びた形は、松ぼっくりや**芋頭(いもがしら)**を思わせ、小振りながらも印象的な量感と、素朴な力強さを備えている。

羽落ち(釜蓋の縁の精度)にも優れ、天命釜特有の慎ましさと緊張感を備えた一作であり、侘び茶の美意識を象徴する道具として高く評価されている。

 

 

 

■ 茶の湯における精神的な意味

釜は単なる道具以上に、「湯の音を聴く」「湯の沸き立つ景色を味わう」など、侘び寂びを象徴する存在とされます。たとえば、湯が沸く際の音(松風と呼ばれる)もまた、茶席の重要な演出のひとつです。

 

 

角谷莎村 柳文筒釜(風炉用)明治44年(1911)〜昭和62年(1987)

本作は、近代釜師の名門・角谷家の作家である角谷莎村(すけむら)による風炉用の筒釜である。莎村は人間国宝・角谷一圭の実弟にあたり、その技術と美意識を共有しつつも、独自の柔らかな表現で知られる作家である。

釜の胴部には、風にたなびく柳の枝が繊細に鋳出されており、柔和な景色が鉄肌に流れるように表現されている。柳は古来より風情としなやかさを象徴するモチーフであり、莎村の高度な鋳技によって、その生命感が見事に表現されている。

蓋の摘みは独楽(こま)型を採用しており、造形の中に遊び心と品格を兼ね備えている。鐶付(かんつき)は鉦鼓(しょうこ)**を模した造形で、雅楽に用いられる古典楽器を写した意匠が、茶の湯における静けさと音の世界を象徴的に示している点も興味深い。

寸法は、口径9.6cm、胴径16.8cm(耳含まず)、高さ約20cm(蓋摘み含む)、釜鐶径8cm。風炉用の釜として設計され、未使用品で保存状態も極めて良好である。

角谷一門ならではの確かな技術と美意識が息づく一品であり、茶席を優美に引き立てるとともに、現代金工芸史においても価値ある作品である。

 

古浄元(六代 大西浄元)作 瓢形釜 江戸時代中期

古浄元(六代 大西浄元)作 瓢形釜 江戸時代中期1689年〜1762年 鐶付:栄螺形

本作は、江戸中期の名釜師・**古浄元(こじょうげん)**による「瓢形釜」である。古浄元は、京都三条釜座の釜師・大西家の六代目であり、四代浄頓の子として生まれ、名を重義、通称を清右衛門と称し、「浄元」と号した。のちに九代が同じ号を継いだため、特に六代目を「古浄元」と呼び区別されている。

本釜は、やわらかく膨らんだ瓢箪(ひさご)を模した優美な造形が特長で、曲線の妙が茶席に洒脱な印象をもたらす。鐶付には螺旋状の栄螺(さざえ)形を用い、細部に至るまで遊び心と技巧が宿る意匠となっている。

胴部の下方には、鋳造時に生じた割れ目が確認されるが、これは製作上のものであり使用に支障はなく、漏れ等も見られない。むしろ鋳肌の景色として趣を添えているとも言える。

古浄元は、表千家七代・如心斎の好みに応じて「鶴首釜」や「雷声釜」などの名品を制作し、また、西村道爺の没後には千家の御用釜師として本格的に出入りするようになった。そうした背景を持つ本作には、表千家十四代・即中斎宗匠の箱書きが添えられており、その由緒と格を今に伝えている。

雅味と実用性を兼ね備えた本作は、侘びの精神を宿す茶の湯の中で、格調高い席にもふさわしい逸品である。

 

 

 

■ 結びに

釜は、茶の湯における湯の音・湯の景色・湯の心を象徴する、まさに茶道の核心を成す道具のひとつです。時代や流派によって様々な意匠が生まれ、それぞれに込められた精神や美意識が、茶席の空気を静かに支えています。

北岡技芳堂では、時代物の茶釜から現代釜師による作品まで、幅広く茶道具の釜を買取しております。大西家・角谷家・名越家などの名工の作や、芦屋釜・天命釜・天明釜などの古釜も高く評価いたします。ご売却をお考えの際は、ぜひ一度ご相談ください。一点から丁寧に査定し、確かな目で誠実に対応いたします。

 

**************************************

 

弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

2025年5月21日

掛軸のオークション!自分でも出品できる?おすすめの方法! 掛軸買取コラム1

ご所蔵されている掛軸を、オークションを利用してご自分で売ろうかとお考えの方はいらっしゃいませんか?

昨今、掛軸に限らず、さまざまな品物がオークションで取引されていますが、結論からいうと、掛軸の取引に不慣れな方がオークション取引を行うにはあまりおすすめの方法とはいえません。

本コラムでは、その主な理由や、どういった売却方法がおすすめなのかについてご説明いたしますので、ぜひご参考にご覧ください。

 

掛軸オークション 掛け軸買取

掛軸オークション

 

 

オークションとは何か?

 

ここでいうオークションとは、ヤフオク、楽天オークション、メルカリといった、個人でも出品可能なインターネットオークションサイトを指します。近年、これらのサービスは大きな人気を集めており、本や雑貨、化粧品など、多種多様なアイテムが日々取引されています。

 

オークションが人気を集める理由

 

  • 自宅にいながらすべての手続きが完了する

  • 出品の手間が少ない

  • 希望する価格を出品者自身が自由に設定できる

  • スムーズに成立すれば非常にスピーディーに取引が完了する

 

オークションをおすすめしない理由

 

こうした利点から人気を集めるオークションサイトですが、掛け軸の売却手段としては推奨しづらい理由について、以下に詳しく解説します。

 

トラブルが発生しやすい

 

まず最大の懸念は、ネットオークションではトラブルが非常に多いという点です。実際に、私たちの元にもネットオークションでトラブルに巻き込まれた方から多数のご相談が寄せられています。ここでは、よくあるトラブル事例を紹介します。

 

1. 成約後に返金要求を受ける

 

取引自体は順調に進んだものの、掛け軸が届いた際、落札者から「イメージと違った」という理由で返金を求められたケースがあります。こうした認識の違いによるトラブルに対して、オークションサイト運営側が介入してくれることは稀で、ほとんどの場合、当事者間での話し合いを求められます。

 

2. 値引き交渉が頻発する オークションでは、出品者が自由に価格設定できる一方で、落札希望者から値下げ交渉を持ちかけられることが非常に多いです。商品説明に「値下げ不可」と記載していても、匿名性が高いため、無遠慮な交渉が行われることも少なくありません。

 

3. 不当な低評価を受けるリスクがある ネットオークションでは、取引後に出品者が評価される仕組みがありますが、理不尽な低評価を付けられてしまうこともあります。時には、誹謗中傷とも取れるコメントが書かれることさえあります。

 

手数料がかかる

 

ほとんどのオークションサイトでは、落札金額に応じた手数料が発生します。慣れていないとこの点を見落としがちで、手数料を差し引いた結果、ほとんど利益が残らなかった、というケースも少なくありません。

 

出品する際には、必ず手数料分を考慮に入れて価格設定を行う必要があります。

 

高額落札が期待しづらい

 

特に作家物の掛け軸の場合、真作であることの証明が求められます。商品説明だけでは信用を得られず、鑑定書の提示を求められることもあります。また、贋作が出回りやすいジャンルであるため、オークションでは高額での落札が難しい傾向にあります。

 

オークション以外で推奨する売却方法

 

では、ネットオークション以外でどのように掛け軸を売却するのが良いのでしょうか?

 



おすすめなのは、骨董品買取専門業者に依頼する方法です。

 

骨董品買取業者に掛け軸の買い取りを依頼するメリットはいくつもありますが、第一に、掛け軸の真の価値をきちんと見極めてくれる点が挙げられます。プロの目で査定してもらえるため、詳細な説明や鑑定書がなくても、正しく真贋を判定し、市場価格に基づく適正な買取金額を提示してもらえます。ネットオークションにありがちなトラブルも、ほとんど発生しません。

 

また、複数の掛け軸を売りたい場合にも、ネットオークションより買取業者を利用する方が圧倒的に便利です。オークションでは1点ずつ出品し、購入者が現れるのを待たなければならず、売れ残るリスクもありますし、発送作業も負担となります。



一方、買取業者ならまとめて査定・買取が可能で、その場で引き渡しができるため、梱包作業などの負担も一切ありません。

 

さらに、持ち運びが不安な方には、自宅まで査定士が来てその場で査定・買取・搬出まで行う出張買取サービスも利用できます。

 

これらの理由から、骨董品買取業者に依頼すれば、オークションに伴うリスクや手間を一掃できるのです。

 

まとめ

 

現在、ネットオークションでの出品は一般的になっていますが、トラブルが起きやすいことや、手数料の負担などを考えると、掛け軸の売却手段としては適していません。



掛け軸を売りたいと考えたときは、骨董品買取業者に依頼することで、余計な手間をかけずに、本来の価値に見合った価格で買い取ってもらうことができます。

 

もしこの記事を読んで、掛け軸の売却を検討したいと思われた方がいらっしゃいましたら、ぜひ当社の鑑定士にご相談ください。お客様に寄り添った丁寧なご提案をさせていただきます。

 

**************************************

 

弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

最近のお知らせ

月別アーカイブ

ツイッター facebook インスタグラム

電話でお問い合わせ

0120-853-860

フリーダイヤル受付時間

月曜日〜土曜日
10:00〜18:00

電話でお問い合わせ 0120-853-860

受付時間
月〜土曜日 10:00〜18:00
(受付時間 10:00〜18:00)

無料LINE査定 無料Web査定