2025年6月22日

呉大澂の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の中国人作家 呉大澂の作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

呉大澂(ごだいちょう)の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、呉大澂の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

呉大澂の掛軸をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の呉大澂のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた呉大澂の作品を鑑定して買取りいたします。

 

美術品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の呉大澂の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

 

呉大澂 本人

呉大澂 本人

呉大澂(ごだいちょう、Wu Dacheng/1835年-1902年)は、清朝末期の中国において、官僚・書家・篆刻家・金石学者として多彩な活躍を見せた文人です。彼は近代中国における金石考証の大家として、またその洗練された書風と印風によって、近代書画史・印学史に確かな足跡を残しました。

江蘇省儀徵(ぎしょう)に生まれた呉大澂は、若年より学問に秀で、咸豊9年(1859年)には進士に及第して官界に入りました。その後、地方官としても実績を重ね、湖南巡撫(こなんじゅんぶ)などの要職を歴任します。清末の列強進出の時代にあって、軍政や教育面でも近代化に取り組んだ点は、彼の行政官としての側面の一つです。

しかし、呉大澂の真の評価はその文人としての活動にあります。彼は古銅器・古印・石鼓文・甲骨文などに深い関心を持ち、清代考証学の精神を継承しつつ、実物に即した厳密な金石研究を推し進めました。代表的著作に『説文古籀補』『古籀彙編』などがあり、篆書の整理・体系化において後世に多大な影響を与えました。とりわけ石鼓文の研究においては第一人者とされ、彼自身も石鼓文風の書を多数残しています。

篆刻においても、呉大澂は明・清の諸派を継承しながらも、金文や古印の精神を積極的に取り入れた精緻かつ格調高い作風を確立しました。彼の印は構成が整い、古典に根ざしながらも知的な抑制と品格があり、当代の文人たちに強い影響を与えました。書においては篆書・隷書・楷書いずれも優れ、とくに篆書においては碑学と金石学を融合させた理知的な美が評価されます。

晩年には、教育や金石研究を後進に伝えることにも力を注ぎ、彼の業績は呉昌碩をはじめとする後の文人たちによって受け継がれていきました。呉大澂は、清末の知的伝統と美意識を体現し、書・印・金石学を一体化させた稀有な存在として、現代においても尊敬される人物です。

 

 

呉大澂 書

呉大澂 書

 

呉大澂(ごだいちょう)の書や篆刻作品、または金石に関する著作物をご所蔵で、売却をご検討されている方は、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。呉大澂は清朝末期の中国を代表する文人であり、篆書・篆刻・金石学において卓越した業績を残した人物です。その作品は書画としての美術的価値にとどまらず、学術的にも極めて高い評価を受けており、現在の市場でも収集家から根強い人気があります。

当店では、呉大澂の掛軸、額装書、印譜、印材、古籍、または拓本など、多様な作品や資料を対象に、丁寧な鑑定と誠実な査定を行っております。彼の作品は、単に筆跡や印影を見るだけではなく、内容に込められた金石学的知識や詩文の教養も評価の対象となります。そのため、査定には専門的な眼が求められますが、当店では長年にわたり書画や骨董に携わってきた店主自らが一点ずつ丁寧に拝見し、真贋と価値を正確に見極めます。

また、呉大澂の作品には贋作や模倣品も多く出回っているため、真作であることの判断が査定額に大きく影響します。もし箱書きや由緒のある来歴、出版物への掲載歴などがございましたら、査定時にお伝えいただくことで、より高い評価につながることもございます。もちろん、こうした付属情報がなくとも拝見させていただきますので、お気軽にご相談ください。

ご遠方の方やご自宅からの持ち出しが難しい方には、出張買取も対応しております。まずはLINEやメールで画像をお送りいただく簡易査定からでも構いません。呉大澂という歴史的価値のある人物の作品だからこそ、その真価を見極める確かな目をもった専門店にお任せください。北岡技芳堂では、心を込めて誠実に買取をさせていただきます。

 

 

呉大澂の書

呉大澂の書

 

清朝末期の重鎮・呉大澂(1835~1902)による篆書対幅です。上聯には「経史要文尚宣雅頌」、下聯には「春秋佳日共酌壺觴」と記されており、古典の教養と風雅な情趣が見事に融合された一対の作品となっています。

 

呉大澂は江蘇省呉県の出身で、初名を大淳と称しましたが、穆宗(同治帝)の諱「載淳」を避けて「大澂」と改めました。字は清卿、号は恒軒、晩年には愙斎と号し、その名は金石学と書芸の分野で今日に至るまで広く知られています。

 

その生涯については、かつて上海図書館館長を務めた顧廷龍が編纂した『愙斎宣誓年譜』に詳述されており、書画を愛好した商家に育った呉大澂が、幼少期から学問と芸術に親しんでいたことが記されています。若き日には、段玉裁の学統を継ぐ学者・陳奐に師事し、『説文解字』を通して篆文の造形に親しみました。この時期に書かれた「篆文孝経」は、彼の書家としての素地を物語る貴重な遺作のひとつです。

 

1868年(同治7年)には進士に及第し、翰林院庶吉士として朝廷に仕えるようになります。その後は莫友芝をはじめとする当代の名流と交友を深め、金石学において深い議論と実践を重ねました。中年以降は、金文を自在に操る書風を確立し、『恒軒所見所蔵吉金録』『愙斎集古録』『説文古籀補』といった著作により、金石考証の分野で卓越した業績を残しました。

 

また、篆刻にも優れ、書だけでなく印の芸にも深い造詣を示しています。画においては惲寿平や黄易に学び、山水や花卉画を得意とし、題跋に用いる書もまた、品格と潤いに満ちた行書・楷書で高く評価されています。

 

本作は、呉大澂の学識と造形美が結晶した篆書対幅であり、小篆を基調としながらも、金文の筆致が巧みに織り交ぜられています。やや正方形に整えられた字形に重厚な構えが感じられ、筆力と構成力の円熟をうかがわせることから、晩年の制作であることが推察されます。まさに金石の精神を体現する書といえる逸品です。

 

 

 

呉大澂の買取でよくある質問

 

 

Q. 作品が1点だけでも買取していただけますか?
A. はい、1点からでも買取は可能です。ただし、お品物の種類や大きさ、保管場所の状況などによっては、出張での対応が難しい場合もございます。まずはお気軽にご相談いただければ、最適な方法をご案内いたします。

 

Q. 本物かどうか自信がないのですが、査定していただけますか?
A. 真贋については、当店の専門鑑定士が拝見した上で慎重に判断いたします。事前にLINEやメールにてお写真をお送りいただく簡易査定も可能ですので、ご安心ください。

 

Q. 呉大澂の作品以外にも陶器などがあります。まとめて出張査定は可能ですか?
A. もちろん対応可能です。書画に限らず、陶器や漆器、骨董品など、複数のお品がある場合でも、まとめて出張で拝見させていただきます。ご納得いただければ、その場での買取もいたします。

 

Q. 箱や箱書きが付属していないのですが、買取対象になりますか?
A. 共箱や箱書きがない作品も、買取可能です。ただし、付属品の有無や保存状態によって、査定額に影響する場合がございます。詳細は実際の拝見時にご説明いたします。

 

Q. 画像だけで査定してもらうことはできますか?
A. はい、画像による簡易査定も承っております。ただし、画像だけでは判断が難しい場合もございますので、正確な評価をご希望の場合は、実物の拝見をおすすめしております。

 

Q. 呉大澂の作品でないものも買取していただけますか?
A. はい。当店では書画以外にも、陶芸作品や漆芸、金工、古道具など、多岐にわたる古美術品の買取を行っております。ご不要になったお品がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

呉大澂の作品で北岡技芳堂が選ばれる理由

 

北岡技芳堂では、呉大澂(ごだいちょう)の書や篆刻作品、金石関係資料などを誠実かつ的確に査定し、その真価に見合った高価買取を実現しております。当店が多くのお客様にお選びいただいている理由は、信頼と実績に基づいた対応にあります。

 

まず、私どもは過剰な広告費や人件費、店舗運営コストを抑えることで、その分を査定額に反映させております。中間マージンを削減することで、お客様にご満足いただける査定価格を実現できるのです。また、昭和25年の創業以来、私どもは個人情報やご売却に関する情報の取り扱いに細心の注意を払い、秘密厳守を徹底しております。

 

さらに、呉大澂作品の近年のオークション実績や市場での動向を的確に把握し、根拠のある査定価格をご提示いたします。ご希望に応じて、予定が合えば即日の出張買取も可能です。そして何より、当店では鑑定歴豊富な店主自らがご訪問し、お客様の大切な作品を丁寧に拝見いたします。

 

 

 

呉大澂の査定価格に影響する要素

呉大澂の作品は、一見すると似たように見えるものでも、細部の違いや背景によって大きく評価が異なります。査定において重要な要素として、まず挙げられるのが作品の種類です。篆書による書作品や、詩書を組み合わせた対幅など、学識に裏打ちされた完成度の高い作品は特に高く評価されます。また、展覧会図録や研究書に掲載された来歴の明らかな作品は、収集家の間でも需要が高く、査定額も上がる傾向にあります。

次に大きなポイントとなるのが真贋の判断です。呉大澂は名声の高い文人であるがゆえに、模写や贋作も多く出回っています。そのため、確かな目利きによる慎重な鑑定が不可欠です。市場では、状態や内容に応じておおよそ100万円から500万円前後で取引されており、質や出自によって価格は大きく変動します。

保存状態も見逃せない要素です。シミ、折れ、表具の傷みなどがある場合には評価が下がる可能性がありますが、反対に良好な保存状態で丁寧に軸装されている作品は、見た目の印象も良く高く評価されます。

さらに、作品そのものの出来栄えも重要です。呉大澂は筆力と構成力に優れ、篆書においても気韻豊かな表現が魅力とされていますが、制作年代や筆意により完成度にはばらつきがあります。とりわけ、清末の書として確実に制作年が特定できる掛軸は、市場でも安定した人気を保っています。

このように、呉大澂の作品は多くの要素が複雑に絡み合い、ひとつとして同じ価値のものはありません。加えて、美術市場全体の相場も常に変動しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせいただければ、最新の情報とともに、丁寧にご案内させていただきます。大切なお品物だからこそ、正しい評価と安心の取引をお約束いたします。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

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