2025年5月15日

絵画の大きさの分類「号数」サイズ表 絵画買取コラム5

こんな疑問やお悩み、ありませんか?「絵画の〇号って、具体的にどのくらいの大きさなの?」

「FとかMって何だろう?特別な意味があるのかな…」

「絵画を手放したいけど、サイズをどう伝えたらいい?」

 

絵画のサイズ表記は、絵画に関心がある方や売却を考えている方にとって重要なポイントです。

しかし、何号かやアルファベットの意味を正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。

このコラムでは、絵画の大きさや縦横比を表すサイズ表記の基礎知識をわかりやすく解説させて頂きます。

さらには、号数が買取価格に与える影響について、初心者でも簡単に理解できる内容でお届けします。

 

 

絵画の大きさの分類 絵画を買取り致します。

絵画の大きさの分類

 

 

絵画のサイズ表記とは?基本の「〇号」とアルファベットの意味

 

絵画のサイズを表す際には、「F10号」や「P6号」など、アルファベットと数字を組み合わせた形式が広く用いられています。この記事では、この表記方法に使われる号数とアルファベットの意味について詳しく解説します。

 

 

「号」とアルファベットの関係性

 

「号(ごう)」は、キャンバスやパネルなどの支持体の大きさを示すための共通規格です。一般的に、号数が大きくなるほど絵画のサイズも大きくなります。さらに、縦横比の違いによって、F・P・M・Sといったアルファベットが組み合わされます。

この規格はフランスが発祥とされており、キャンバスのサイズを統一する目的で制定されました。現在では、日本をはじめヨーロッパ各国で標準的に用いられています。

 

 

F・P・M・Sの意味と違い

 

アルファベットにはそれぞれ異なる縦横比が割り当てられており、具体的には以下の通りです。

 

  • F10号:53×45.5cm(約1.2:1)

  • P10号:53×41cm(約1.4:1)

  • M10号:53×33.3cm(約1.6:1)

  • S10号:53×53cm(1:1)

 

このように、同じ号数でもアルファベットによってキャンバスの形状が異なります。アルファベットはもともと以下のような用途を示すものでした。

 

  • F(Figure):人物画に適した形

  • P(Paysage):風景画向き

  • M(Marine):海の風景に最適

  • S(Square):正方形

 

現在では、こうした区別は厳格に守られているわけではなく、自由な使い方が一般的です。

 

 

号数の選び方と用途の例

 

 

絵画のサイズは、展示スペースや表現したい内容によって選ばれます。一般的な選び方としては、以下のような傾向があります。

 

  • 静物画にはF3号~F4号程度

  • 肖像画にはF4号~F6号程度

  • 大型作品にはF50号~F100号以上

 

作品の性質や鑑賞される環境に応じて、適切な号数を選ぶことが重要です。

 

 

各号数のサイズ一覧と計測方法

 

以下は各号数ごとのサイズ早見表です(単位:mm)。F・P・M・Sのそれぞれについて比較しやすく掲載しています。また、SMサイズ(サムホール)についても解説します。

 

 

絵画の号数表 絵画の寸法がわかります。

絵画の号数表

 

SM (サムホール):227×158mm (長さ×幅)

 

計測する際は、キャンバスや木板などの支持体の長辺と短辺を測定します。額縁部分はサイズに含めません。また、海外製のキャンバスは「フランスサイズ」で若干の誤差があるため注意が必要です。

 

特殊サイズの絵画とその魅力

 

一般的な号数以外にも、横長や正方形のキャンバス、独自サイズのものも存在し、視覚的にインパクトを与える作品に活用されます。

 

  • 横長キャンバス:ダイナミックな風景表現に最適

  • 正方形キャンバス:抽象画やミニマリズムに適応

  • SMサイズ(サムホール):親指で持てる小型サイズとしてスケッチ用途に人気

 

こうした特殊サイズは現代アートやインテリアアートの分野でも高い評価を受けています。

 

 

サイズと絵画の価値の関係

 

絵画のサイズは、売買価格にも直結する要素のひとつです。大型の作品は制作コストがかかるため、市場でも高額になりやすい傾向があります。特に、特注サイズの作品はオークションでも高値で取引されることがあります。

一方で、小さな作品も需要があり、個人住宅の装飾やコレクターの収集対象として人気があります。サイズの大小にかかわらず、作品の状態や作家の評価が価格に大きな影響を与える点は見逃せません。

日本の住宅環境もあり大きな絵画、100号や50号は、お値打ちな傾向にあります。日本人は小さい絵を好む傾向にあり小さい方が高い場合もあります。海外向けや美術館向けなど大きいと高い傾向にあるのは、現代アートの場合が多いです。

 

 

まとめ

 

「号数」とアルファベットは、単なるサイズ表記ではなく、作品の印象や価値を左右する重要な要素です。作家がなぜそのサイズを選んだのか、どのような意図があるのかを読み取ることで、作品鑑賞の深みが増すでしょう。また、絵画の買取や販売を検討する際にも、このサイズ表記が評価や価格に関わってくることを意識しておくとよいでしょう。

 

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