2025年5月13日
呉冠中(ごかんちゅう)の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の掛軸買取りブログ
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呉冠中 本人
呉冠中/Wu Guanzhong 、1919年8月29日~2010年6月25日)は、中国江蘇省宜興出身の画家であり、20世紀中国美術の巨匠の一人です。彼は西洋と東洋の芸術を融合させた独自のスタイルで知られ、中国現代絵画の発展に大きく貢献しました。
呉冠中は教師の家庭に生まれ、当初は浙江大学の工業学校で電気工学を学びましたが、美術への情熱から1936年に杭州国立芸術専科学校(現・中国美術学院)に転校しました。
ここで林風眠や潘天寿らの指導を受け、中国画と西洋画の両方を学びました。1947年にはフランス政府の奨学金を得てパリ国立高等美術学校(École nationale supérieure des beaux-arts)に留学し、ポスト印象派の影響を受けました。
呉冠中 蘇州王石園 油彩 板 1973年
画風と芸術的特徴は、呉冠中の作品は、中国の伝統的な水墨画と西洋の油彩画の技法を融合させた独自のスタイルが特徴です。彼は「抽象性と印象主義的要素がなければ、絵画は飛ばない凧のようなものだ」と述べ、形式美と感情表現のバランスを重視しました。
代表作には『双燕』や『獅子林』などがあり、幾何学的な構成と色彩のリズムが際立っています。
呉冠中の文化大革命とその後
1950年に帰国後、中央美術学院などで教鞭を執りましたが、文化大革命中には「形式主義」と批判され、農村での労働を強いられました。この期間、多くの初期作品が失われましたが、彼は詩作やスケッチを通じて創作への情熱を保ち続けました。1970年代後半からは再び創作活動が認められ、国内外での評価が高まりました。
呉冠中の国際的評価と遺産
呉冠中は1991年にフランス文化省から芸術文化勲章オフィシエを授与され、1992年には大英博物館で中国人画家として初の個展が開催されました。彼の作品はニューヨークのメトロポリタン美術館や香港美術館などに所蔵されており、2008年にはシンガポール美術館に113点の作品を寄贈しました。2010年に北京で逝去しましたが、彼の影響は今もなお続いています。
呉冠中 魯迅の故郷
呉冠中の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.呉冠中の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.呉冠中の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.呉冠中の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.呉冠中の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.書や絵画作品でなくても、骨董品など様々な物が買取り対象となります。
呉冠中の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.呉冠中の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。
呉冠中 査定価格におけるポイント
呉冠中の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
呉冠中先生の作品は、伝来や旧蔵者がはっきりしていると作品に高値の査定価格がつきます。
100万円から500万円ぐらいの買取相場です。
保存状態
シミや痛み、汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
軸装の仕立てが良いと評価されます。共箱や箱書きにより値段が変わります。
呉冠中の展示会での画集掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
呉冠中の作品は、状態の良い作品が高値で取引されております。
※このように同じ呉冠中の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
呉冠中《葦池》 2004年
呉貫中は戦時中の混乱の中、杭州書院で6年間学んだ。
呉冠中は17歳から杭州美術学院で美術の勉強に没頭した。林鳳眠学院長の下、同校は1920年代、1930年代のフランス美術の影響を強く受け、教員陣にはフランス留学経験を持つ芸術家が多く在籍していた。そのため呉冠中は西洋美術と中国美術の両方に触れ、呉大禹に油絵を、潘天寿に中国伝統画を学んだ。日中戦争による中断、1938年の湖南省元梁への移転、さらに北京美術学院との合併による四川省重慶での国立美術学院設立などがあったにもかかわらず、呉冠中は1942年に無事卒業した。
呉冠中 略歴
1919年
江蘇省宜興に生まれる。父は教師。
1936年
浙江大学工学部に入学するも、美術への志から杭州国立芸術専科学校(現・中国美術学院)に転学。
1942年
同校を卒業後、重慶の西南連合大学などで教職に就く。
1947年
フランス政府の奨学金を得て渡仏。パリ国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)で学ぶ。セザンヌやマティスなどポスト印象派の影響を受ける。
1950年
帰国。中央美術学院、後に清華大学建築学部などで教える。
1966〜1976年
文化大革命の影響で弾圧を受け、農村で労働に従事。多くの初期作品が失われる。
1970年代後半
文革後の改革開放により再評価され、創作活動を本格的に再開。
1980年代
国内外で活発に作品を発表。水墨と油彩の融合による独自の表現が確立される。
1991年
フランス文化省より芸術文化勲章「オフィシエ」受章。
1992年
大英博物館で中国人画家として初の個展を開催。
2000年代
中国国内外の美術館で多数の展覧会を開催。シンガポール美術館に大規模な作品寄贈(2008年)。
2010年
6月25日、北京にて死去(享年90)。
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