2025年4月17日

王雪涛 /王雪濤(おうせっとう)の作品を買取り致します。　北岡技芳堂の掛軸買取りブログ

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王雪涛 /王雪濤/Xuetao Wang　本人

王雪濤は1903年河北省の貧しい家庭で生まれます。原名は庭釣。 小さい頃から絵を得意とした庭鈞は、生まれ育った河北の大自然を沢山スケッチしていた様です。庭鈞の目に映る当たり前の日常や光景こそが庭鈞の画業人生の原点とも言えます。

2年後の1924年に、恩師でもある斎白石に雪涛という画号を貰い以後この名前で活動する事になります。学校を卒業した王雪涛は母校で教職に就き、その傍ら自身で花鳥画の制作をする様になります。

北京画院院長、中国美術家協会理事、中国美術家協会北京分会副主席を務めます。王雪涛が国画を学んだ時代はちょうど中国画壇全体が新たな中国画の在り方を模索していた時代でした。

また、1925年に北京故宮博物院に所蔵されていた宮廷所蔵の絵画や美術品が広く一般に閲覧が解放され、古の名画を臨摸する機会も多く与えられており、王雪涛はその中でも明代の徐渭、陳淳など伝統的な写意画を臨摸し、その長所を己の絵に取り入れていきました。

王雪涛の名が世に知れ渡るのは1950年代から60年代にかけてでした。

しかし、1937年盧溝橋事件が勃発すると、彼の教壇人生は敢え無く辞職に追い込まれてしまいます。そしてこれを契機に、本格的に絵画を学び画家として生計を立てる事を決意し、画力を更に高める為ヨーロッパに遊学します。

王雪涛の一世代前の林風眠、陳師曽らが西洋の印象派などの西洋画の影響を受けており、彼らから指導を受けた王雪涛も同様の影響を受けております。

そして多くの西洋絵画の研究に没頭し、自身も色彩豊かな表現方法を学んで行き西洋絵画の技法と中国古来から伝わる伝統的技法を融合し唯一無二の表現方法を確立致しました。

またパブロ・ピカソとも交流が有った事は有名で、ピカソは自ら描いた鳩のデッサン画を王雪涛に送っており、彼の才能を早くから認め絶賛していました。

王雪涛 /王雪濤/Xuetao Wang　蔬香草虫 　昆虫と野菜

決して想像や記憶に頼るのではなく、観察を重ねた末に開かれた対象の本質が写し描かれています。画法は伝統的な溌墨法を基本としながら、小鳥の鳴く姿や鶏の歩く姿、カマキリが虫を捉える姿など小動物の魂まで描写するかのように被写体の造形は非常に正確で、それぞれの特徴が鮮明です。

Wang Xuetao　王雪濤　Mandarin Ducks　蘆塘鴛鴦

身近な草花や鳥、小さな昆虫などを広く題材に採り、詩情溢れる絵画を展開した王雪涛は、目と心で自然をよくみて描くことをなにより大切にしていました。鳥や花の花卉を中心に描く王雪涛の写意画には、花や鶏、蝶の生き生きとした生命力が宿されています。これらの表現は西洋画の影響が濃く、鑑賞者は彼が絵を描いた時の心情を、彼の絵に共鳴し感じ取れるほど情緒的です。

王雪涛の買取で当社が選ばれる理由

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

3.王雪涛の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。

王雪涛　査定価格におけるポイント

王雪涛の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

作品の種類

王雪涛先生の作品は、草花や鳥、小さな昆虫の作品に高値の査定価格がつきます。

100万円から500万円ぐらいの買取相場です。

保存状態

シミや痛み、汚れているのも査定価格が下がります。

作品の出来・不出来

王雪涛の作品は、擬物数多く存在します。

箱書きの人物が良いと評価されます。軸装の仕立てが良いと評価されます。

王雪涛展などの展示会での画集掲載作品であると高い評価が出来ます。

制作年代

王雪涛の作品は、大作の作品が高値で取引されております。

※このように同じ王雪涛の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場（業者間での流通価格）も変動します。

王雪濤　略歴

 1903年
河北成安（チェンアン）出身、幼名は庭欽、字は暁封、号は遅園。

1918年
国立北京芸術大学入学します。

1924年
斉白石の弟子、名前が雪濤変更します。

1954年
中国画研究会常務理事、中央美術学院民族美術研究所副研究。

1955年
北京中国画院従事

1957年
中国画院画師、院務委員会委員

1978年
北京画院院長、中国美術家協会理事

1982年
逝去

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