2025年4月11日

伊孚九(いふきゅう) の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の掛軸買取りブログ

御所蔵の中国人作家 伊孚九の作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

伊孚九の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、伊孚九の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

伊孚九の掛軸をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の伊孚九のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた伊孚九の作品を鑑定して買取りいたします。

 

美術品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の伊孚九の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

 

伊孚九 山水図

伊孚九 山水図

 

 

伊孚九(いふきゅう)は、中国の浙江省湖州出身の画家と知られていますが、清時代中期の貿易商人でもありました。1720年に馬を仕入れる貿易商として長崎へ初渡来し、6回ほど日本に来日しました。

 

幕府に清朝国禁の軍用馬を御用馬として運んできた功績で褒賞を授与している記録があり、本業が画家ではないことがはっきりしています。

 

その一方、余技に南宗文人画風の技法を身に付けており、山水画を描を得意としていました。山水画とは中国で発達した絵画で、山岳や河川といった自然を題材にしており、単純な風景ではなく創造上の風景が中心です。

 

伊孚九の山水画を江戸時代中期の文人画家の桑山玉洲が高く評価し、それをきっかけに日本に南宗画が伝わったとされています。伊孚九を評価した桑山玉洲や池大雅、野呂介石、悟心元明などの画家は伊孚九を模範にして南画を学び、のちに日本の文人画壇に大きな影響を与えることになります。

 

日本では画家として認められている伊孚九ですが、中国の画史・画伝で伊孚九の名はないので画家と認知されておらず、また遺品もわずかしか残っておりません全国に伊孚九の名が知れ渡ったきっかけは「伊孚九・池大雅山水画譜」という画帖です。これは江戸時代中期の書家の韓天寿が画譜にしていた稿本を刊行したものです。

 

 

 伊孚九の代表作「離合山水図」は国の重要文化財に指定されており、三重県松阪市の長谷川家で個人所蔵されています。 最初は別の人物が十五金で入手しましたが窮乏により一二金で売ろうとしたら、それに惜しむ松阪の豪商・長谷川家が三十金で買い求めたようです。 このことから、伊孚九の作品は高く評価されていることがわかります。

 

伊孚九が渡来して以来、清の商人であり画家の費漢源や清人画家の張秋谷、江稼圃も日本に渡来し、この四人は日本に南宗画を伝えた「来舶四大家」と呼ばれています。 日本の画史でも高く評価されている人物であるため、伊孚九の作品は現在の美術市場でも高く評価されています。

 

伊孚九(いふきゆう)の名は、沈南蘋(しんなんびん)とともに江戸後期の画壇に多大な影響を及ぼした来舶清人画人としてひろく知られています。池大雅の周囲にいて伊孚九画に強い関心を抱いていた韓天寿(1727-95)・青木夙夜(しゅくや)(?-1802)・悟心元明(ごしんげんみょう)(1711‐1780)伊孚九の画に関心を示していた。

 

桑山玉洲が『絵事鄙言』(寛政11年刊)で宋の黄休に倣って「逸品を以て神妙能の三品の上に置」(『益州名画録』)いたうえで、「(唐宋元の名家とは)同年の談には非ざれども、今眼下に指ときは、近世長崎に來遊せし伊孚九など、舶來清人中の逸格なるべし。本朝にては大雅堂一人なり。長崎に來れる清人の中にて賞すべき者は伊孚九が山水」とその山水画を高く評価した。

 

他には、『近世名家書畫談三編』でも「伊孚九ハ工拙ヲ以テ不可言」としながらも「尤モ風致ヲ存シテ逸ニ類シ、筆墨ノ閑雅ナル、獨自ラ樂ム者ニシテ、頗ル高踏ノ風アリ。」と、彼の閑雅な画風を南宗画に相応しいものとして賞している。

 

また、「是ニ於テ沈南蘋、伊孚九ナドノ此ノ土二來リシハ南北宗ニ功アルコト多シ、豈天道近世ノ畫法ヲ開キタルカ」(森島長志『槃ハクザ話』「漢畫監裁」)と指摘されるように、伊孚九は北宗画の鼻祖としての沈南蘋とともに最上位に置かれる存在であった。

 

 

 

伊孚九の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.伊孚九の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.伊孚九の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.伊孚九の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.伊孚九の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.絵画作品でなくても、骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

 

伊孚九の買取で当社が選ばれる理由

 

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

 

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

 

3.伊孚九作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

 

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

 

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。

 

 

 

伊孚九 査定価格におけるポイント

 

伊孚九の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

伊孚九先生の作品は、南画山水の作品に高値の査定価格がつきます。

30万円から80万円ぐらいの買取相場です。

 

保存状態

 

シミや痛み、汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

伊孚九の作品は、擬物数多く存在します。

 

箱書きの人物が良いと評価されます。軸装の仕立てが良いと評価されます。

 

伊孚九展などの展示会での画集掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

制作年代

 

伊孚九の作品は、大作の作品が高値で取引されております。

 

※このように同じ伊孚九の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

 

 

伊孚九 略歴

 

1698年 – 1747年は、中国清代中期の貿易商、画家。貿易商として長崎に度々来日し南宗画の画風を伝えました。池大雅や桑山玉洲らが私淑し、その後日本の文人画壇に広まりました。名は海、字は孚九(桴鳩)。号は莘野・匯川・成堂(也堂)・雲水伊人などと称した。湖州府呉興県の人。兄の伊韜吉から信牌(信任状)を受け継ぎます。

 

享保5年から延享末頃にかけて来航した。延享4年8月付の『伊孚九書上船員名簿』には「船主伊孚九年五十歳」とあり、生年は康熙37年だと推測され、最初の来舶時は23歳だったと思われる。

 

 

 

1720年
享保5年に初めて長崎に来舶します。

 

1747年
以降、延享4年までに6度ほど渡航します。主に馬を商う貿易商で、清朝国禁の軍用馬を幕府の御用馬として舶載してきた功労により褒賞を受けた記録が残されている。余技として南宗画風の山水画をよくした。

 

長崎の清水伯民が門弟となっている。桑山玉洲は『絵事鄙言』で「舶來清人中の逸格」と絶賛し、また『近世名家書畫談三編』でも北宗画を伝えた沈南蘋とともに最上位に置かれている。池大雅や野呂介石、悟心元明らが、私淑し大きな影響を受けた。

 

伊孚九の名を全国に広めるに『伊孚九・池大雅山水画譜』が大きな役割を果たした。この冊子は韓天寿が縮模し画譜としていた稿本を、天寿没後木村蒹葭堂を介して中野素堂が刊行したものである。なお、伊孚九と続いて渡来した費漢源・張秋穀・江稼圃を合わせて来舶四大家と呼ぶ。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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