2025年2月26日
甲斐庄楠音の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の絵画買取りブログ
所蔵の甲斐庄楠音の絵画作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。
甲斐庄楠音の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、甲斐庄楠音の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。
甲斐庄楠音の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の甲斐庄楠音のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた竹久夢二の作品を鑑定して買取りいたします。
絵画作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の甲斐庄楠音の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
京都に生まれて育った甲斐荘楠音は、少年時代からレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなど西洋画に心惹かれ、その美を日本画へ取り込んでいき。妖艶な人物表現を生み出し、大正期の美人画界で注目されました。
しかし美術界の陰湿な人間関係を嫌い、昭和15年の1940年前後からおよそ25年間は、映画界へ転身しました。京都の太秦にある時代劇映画の撮影現場で、溝口健二や伊藤大輔などの映画監督たちや市川右太衛門のような名優たちに求められるまま豪華な衣裳を次々に考案し、時代劇映画の全盛期を演出していきました。
西洋美術と日本美術を融合させ、美術界と映画界を股にかけた甲斐荘楠音は、このように境界を軽々と越えることができたのは、歌舞伎を愛し、演じることや扮装することを好んだ人だったからであるように思います。
幼少から女装に親しみ、舞台上の女性を演じることにも関心を抱いていた甲斐荘楠音は、美術界では、まるで女性を演じる自分自身の像を描くかのように妖艶な美人画を制作し、映画界では、美しい男女の俳優たちを華麗な衣裳で飾ってみせました。
甲斐荘楠音 島原の女 1920年
島原とは、かつて京都に栄えていた花街で、ここに描かれている女性は、その島原の太夫だろうと考えられます。太夫というのは遊郭における最高位の女性のことで、京都における太夫は公家の接待にあたることもあったため、歌や舞をはじめ、あらゆる芸道に通じ、文学なども解する最高の文化人でした。この日本画の太夫は、黒地に桜の花の模様を配した豪奢な着物に身を包んで、何か物思いに耽っているようで、その静けさに満ちた顔はレオナルド・ダ・ヴィンチのモナ・リザのように陰影に富んでいます。
甲斐庄楠音 本人
スケッチに「肌香(はだか)」という言葉を残しています。
甲斐庄楠音 横櫛 1916年頃 京都国立近代美術館
横櫛は歌舞伎の演目『處女翫浮名横櫛(むすめごのみうきなのよこぐし)』を題材にした日本画で描かれている女性は物語の主人公である通称「切られお富」愛する男のためにゆすりや殺しに手を染めた悪女で、体中に切り傷があることからこの呼び名が付いたといいます。
甲斐庄楠音の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.甲斐庄楠音の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.甲斐庄楠音の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.甲斐庄楠音の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.甲斐庄楠音の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.日本画作品でなくても、骨董品など様々な物が買取り対象となります
甲斐庄楠音の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.甲斐庄楠音の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。
甲斐庄楠音 査定価格におけるポイント
甲斐庄楠音の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
甲斐庄楠音先生の作品は、衣装が細かくの色彩の明るい作品に高値の査定価格がつきます。
40万円から200万円ぐらいの買取相場です。
保存状態
シミや痛み、汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
甲斐庄楠音の作品は、太夫や芸妓の描かれたの作品が評価されます。
グロテスクな美人が描かれていると評価されます。
甲斐庄楠音展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
甲斐庄楠音の作品は、初期の作品が高値で取引されております。
※このように同じ甲斐庄楠音の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
甲斐庄楠音 略歴
明治27年
12月13日京都に甲斐莊正秀、カツの9人兄妹の5男として生れます。甲斐莊家は、河内国金剛山麓甲斐莊村の豪族で、楠正成の一族という。京都市立銅駝小学校から京都府立一中に入学したが、病弱なため京都市立美術工芸学校に転校します。
明治45年
3月同校を卒業した。続いて同市立絵画専門学校に進学します。
大正4年
市立絵画専門学校にを卒業、研究科に2年在籍します。またかたわら川北霞峰の塾にも学んだ。
大正7年
第1回国画創作協会展に「横櫛」が入選し、以後国画創作協会を発表の場とします。第2回出品の「青衣の女」は落選し、第4回帝展に入選するという事態もあったが、国画創作協会解散後は美術界の活動は順調に進まず映画界に入ります。時代考証、道具立てなどの仕事にながく携わり、絵画制作とは遠ざかっていました。
昭和38年
京都市美術館において国画創作協会回顧展を開催に際し、旧作3点が展示します。以後再びその作品が注目されるようになります。
昭和50年
3月には東京三越において「甲斐莊楠音回顧展」が開催されます。作品は自ら美人画専門としていて、対象とする女性像は大正期の風潮を多分に反映した、世紀末的色彩濃いものであった。美人画作品としては、いわゆる綺麗ごとに終始する作風の多い中で、美人画の範疇をこえるものでもあった。そしてその強い個性的作風には、理解ある支持者も少くなかった。国画創作展ほか主要作品はつぎの通りです。「舞ふ」「半裸の女」(1924、国創第4回)「南の女」「歌奴」「裸婦」(1926、同第5回展)「雪女(未成)」「娘子」「母」「逃亡」(1927、第6回展)「椿姫」(1928、第7回展)。「横櫛」(1922、第4回帝展)「花子桜子」(第1回京都市展)。なお、甲斐庄楠音の庄は映画の仕事に携って以後用いています。
昭和53年
日本画家甲斐莊楠音は、6月16日京都市内の知人宅で倒れ、病院に収容中心不全のため死去します。享年84。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
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裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
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電話052(251)5515
営業10:00-18:00
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