2025年1月11日
吉向十三軒の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
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八代吉向十三軒 坐忘斎箱 黒茶碗
江戸時代の大坂の焼物には生産と作家活動共に見るべきものがない中で、初代吉向治兵衛の存在は特筆すべきである。その活動は大洲藩の御庭焼を初め、全国6カ藩に窯を築くなど広範囲に及びます。現在は、八代吉向十三軒窯と九世吉向松月窯の二家に別れて、各々活発に作家活動を行い大阪の文化活動の一翼を担っています。
陶芸家初代吉向治兵衛は、通称亀次、元の名を戸田治兵衛といいます。号は十三軒、俳名は松月、法名は行阿です。(ぎょうあ)伊予国大洲上灘村(現在の愛媛県大洲市)で生まれて、父戸田源兵衛の姉婿に砥部(とべ)焼の土器職人帯屋武兵衛がいました。
陶芸家吉向治兵衛の源流である砥部焼は、大洲藩9代藩主加藤泰候(やすとき)の肝いりで完成した白地に藍色の模様を施した磁器です。治兵衛は砥部焼の技法を身につけた後、享和年間(1801年~1804年)、修業の旅に出て京都へ入り、楽吉左衛門の9代了入の指導を受けます。
現代の吉向窯にも楽の伝統が引き継がれており、さらに初代清水六兵衛、初代高橋道八、浅井周斎などの京焼の名手に指導を受けています。元大坂の豪商で南山焼の創始者浅井周斎からは、独立して窯を開く許可を受けました。
文化元年(1804年)、吉向治兵衛は人目に付きやすいところを求めて、祇園の元芸者であった妻のさとの実家があり、当時交通の要衝であった大坂の十三の渡しの近くに窯場を設けました。
二十歳のときです。初めのうちは、旅人相手の土産品を売っていましたが、基盤ができると砥部から良質の土を取り寄せ、茶碗などの日用品から置物、飾り物と徐々に本格的な焼き物を製作していきます。
これに自分の幼名「亀次」にちなんで、「亀甲焼」と命名したのが人気を博し、長寿の象徴で縁起が良いと往来する参勤交代の大名の目に留まるようになっていきます。
八代吉向十三軒造 飴釉鯉桶 水指 菓子鉢
十三村にて開窯していた時代(1817年、33歳)、愛顧を受けた代官の岸本武太夫の紹介で、当時の寺社奉行水野忠邦(後の大坂城代)の依頼により、十一代将軍徳川家斉の慶事に当たり金魚鉢と鶴と亀の食籠と蓋物の菓子鉢を製作し、上納しました。
徳川家斉はこれをいたく気に入り、面目をほどこした水野忠邦は吉向治兵衛に対し、亀甲に因んで「吉向」の窯号と金印・銀印を与えました。吉向を紹介した岸本武大夫も面目をほどこし、祝意を表して当時著名な歌人で能書家の加茂季鷹に「吉向」の二大文字の揮毫を委嘱し贈っています。現在、その書は八代吉向十三軒により所蔵されていますので文政2年(1819年)37歳頃から吉向姓を名乗るようになりました。
陶名が大いに上がった吉向治兵衛は、文政2年(1819年)出身地の大洲藩主加藤泰済の御庭焼を興し、同10年(1827年)大和小泉城主八世片桐貞信に招かれて、瓢形「十三軒」印を拝領しました。(瓢箪は初代石州流の祖片桐貞昌の号浮瓢軒に由来します)。これより「吉向十三軒」を名乗りました。
また、天保10年(1839年)、片桐貞信の参勤交代に随行し、江戸屋敷で窯を築きます。これに先立つ天保5年(1834年)、石州流の流れをくむ岩国藩主吉川経禮に招聘され、藩窯の多田焼を再興しました。
弘化2年(1845年)信濃須坂藩主堀直格の招きで須坂に入り窯を築きます。江戸で還暦を迎え行阿と号しました。松代藩、津山藩、江戸屋敷等の御庭焼も務めます。
作品は、楽焼に始まり交趾や染付等があります。鶴亀等の彫塑的な陶芸作品にも妙技を発揮しました。鶴と亀の食籠は初代吉向治兵衛の代表作として残っています。
その後治兵衛は江戸に定住する決意をし、「隅田川焼」と称する焼き物を始めるが、間もなく文久元年(1861年)に死亡しました。墓所は本誓寺(東京都江東区)。没年は満77歳であるが、生年を天明3年(1783年)とする説がありこれによると満78歳となります。
初代吉向治兵衛には子供いない為、父の姉の夫帯屋武兵衛の子亀治(従弟)を養子にして二代目を継ぎ、さらに姉の子(甥)の與右衛門も養子にして三代を継がせて大坂の窯を任せました。
八代吉向十三軒作 饒釉茶入
江戸では旗本の次男吉向一郎を養子にして、江戸二代としました。四代治平は二代亀治の子供で、治平には長男萬三郎と実蔵の二子あり、萬三郎が松月を、実蔵が十三軒を名乗り、今日の二窯につながります。
吉向十三軒家では、江戸二代の吉向一郎を四代とし、先述の四代治平を五代と数える。かくて五代治平〔明治24年(1891)没〕の次男実蔵を六代吉向十三軒とする。七代治一郎は実蔵の三男で、当代は治一郎の四男了一氏で、八代吉向十三軒である。
現在、当代は東大阪市布市町に窯と会館を構えます。登り窯築窯のため伊賀市丸柱にも陶房を設立して、茶室も整えて初代以下各代の作品を中心に資料館の設立準備もしています。
作風は交趾、楽焼に加え、青磁、黄瀬戸、御本手、焼〆等の様々な技法に挑戦し、裏千家今日庵出入方として毎年各地で作品展を精力的に開催しています。長男翔平氏も九代目を目指しています。
吉向十三軒の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.吉向十三軒の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.吉向十三軒の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.吉向十三軒の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.吉向十三軒の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
吉向十三軒の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.吉向十三軒の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます
吉向十三軒 査定価格におけるポイント
吉向十三軒の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
吉向十三軒先生の作品は茶道具に高値の査定価格がつきます。
2万円から7万円ぐらいの買取相場です。
保存状態
茶碗は使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
吉向十三軒の作品黒茶碗の作品が評価されます。
吉向十三軒展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
吉向十三軒先生の作品は、初期の作品も高値で取引されております。晩年の作品が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ吉向十三軒の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
愛知県名古屋市中区門前町2-10
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