2015年6月8日

松永 安左エ門(耳庵)九十二歳の書

松永 安左エ門(耳庵)九十二歳の書
白雲去来

禅林句集にある五言絶句から
青山元不動 白雲自去来
青山もと不動、白雲自ずから去来する。
白い雲は白い雲の好きなように…
そして山は何があっても動ずることはない。白雲は、妄想や煩悩の例えで、雲が次から次えと湧き起こり去来しても山は元の姿のままそこにあるように、人間は本来の仏性があり、これに気ずくなら煩悩や妄想の雲に惑わされないとのこと。自然のままに人に惑わされず、人の目を気にせず心を他にとらわれる事なく。
自分の信念を貫き我が道を行く…

松永安左エ門は、1875年(明治8年)12月1日 – 1971年(昭和46年)6月16日)、「電力王」「電力の鬼」と言われた日本の財界人。政治家。美術コレクター、茶人としても知られ、耳庵(じあん)の号を持つ近代小田原三茶人の一人。氏名は「松永安左ヱ門」と表記されることもある。
価格 250,000円

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