2024年12月1日

長野垤志の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の長野垤志の作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

長野垤志の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、長野垤志の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

長野垤志作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の長野垤志のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた長野垤志の作品を鑑定して買取りいたします。

 

工芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の長野垤志の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

日本における茶の湯釜は、千利休の侘茶の発展とともに茶道の美意識を体現するものとして発展してきました。主な類系として、西の芦屋釜、東の天命釜と称されました。芦屋釜は福岡県芦屋で作られた茶の湯釜で室町時代に隆盛し、近年には終焉されたといわれています。一方の天命釜は栃木県佐野天明で作られ、芦屋釜よりやや遅れて室町時代から桃山時代に隆盛しました。

 

長野垤志 本人

長野垤志(てつし) 本人

 

江戸時代初めの侘茶の確立とともに茶釜の生産は京都にその位置を譲るようになります。京都では西村道仁といった名工達が、茶人の要求を汲んだ「京釜」を制作するようになりました。江戸期になるとさまざまな流儀が発生して、釜師はその流儀にあった枠の中で制作をするようになりした。

 

近代になって、その枠を超えて自由で斬新な茶の湯釜を制作する釜師が登場しました。「茶の湯釜」のジャンルにおいて初めて重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されましたのが長野垤志です。

 

 

初代 長野垤志(作) 責紐釜 炉用 和銑造

初代長野垤志 責紐釜 炉用 和銑造

 

和鉄(わずく)で製作された責紐釜です。高さの低い釜ですので炭手前も使用しやすいと思われます。 膚は打膚仕上げで波頭が四カ所に鋳出されております。鐶付は骰子(さい)でその昔毒物を入れられないように封をしていたといわれております。

 

晩年の作品です。釜は使用感が若干ありますが、茶事での使用に問題はありません。 和鉄の釜は上手く使えば数百年使用できますし、お湯を入れたお茶が美味しく頂けます。 箱は国内産の桐の一枚板で板目の素晴らしい山中製の箱です。

 

 

長野垤志系図

初代長野垤志

二代長野垤志

現在長野新さんが活躍されております。

 

現在は長野新さんのお父様が2代目の当代として活躍しております。数多くの展覧会で評価の高い作品を生み出されており、 二代目長野垤志さんのご子息の長野新さんは茶釜のみならず金属工芸作品も手掛けております。新たな今の時代ならではの独自の表現を作品に取り入れております。

 

初代長野垤志が桶川の地を選び、父が工房を構えて50年経ちました。 長野新さんは桶川生まれの桶川育ちで、すくすくと成長をされました。 長野新さんの祖父との思い出は、祖父のお住まいの東京の十条から、あんぱんとポテトチップをお土産に持って桶川へ訪ねて来てくれた事だそうです。

 

そんな祖父は長野新さんが5歳の時に亡くなられたそうで、 「人間国宝の頭をぺしぺしと叩いていたのは新だけだよ」と後に言われたそうです。 幼い頃は危ないので仕事場に「決して近づいてはいけない」と言われていましたが、 中学校に入って初めて父の手伝いをしたそうです。

 

 

長野新 和鉃鉄瓶

長野新 和銑鉄瓶

「日本古来の鉄である「和銑」(わずく)による茶の湯釜を製作。 惣型鋳造のホロ引きや甑炉による鉄の溶解などの伝統技術を用いて現代人発想の作品の創造を目指しています。」

 

長野新さんは初めから釜師を目指したのではなく、一度、大学を出て就職もされました。 ただ、ずっと心の中にモヤモヤする想いがあり、20代の後半に選択しなかった道の家業のものづくりの道へ進みたいと父に相談したそうです。

 

近くで見て来たからこそ分かる「この世界では本当に良い作品を作らないと認めてもらえない」 そんな緊張感のある道を選択し、最初の一年間は父の教えを受け、後に、30歳まで4年間は山形県に修行に行きました。 鉄粉にまみれながらハードでも、充実した楽しい毎日を過ごしましたが、修行先は山形県だったので雪には苦労されたそうです。

 

そして山形県からの修業を終えてから、自分独自の表現しようと考えても、 経験不足で上手く形にすることが出来ないという時期もあったそうですが、 その時があるから今がある、と近年思うようになったそうです。

 

 

 

長野垤志の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.長野垤志の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.長野垤志の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.長野垤志の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.長野垤志の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.釜作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

 

長野垤志 略歴

 

明治33年10月28日名古屋市東区に生れで本名松蔵

 

画家を志して16歳で上京、郵便局の集配人や市電の変電所勤めなどしながら画を学びました。

 

早稲田大学附属早稲田工手学校、本郷洋画研究所に学びます。関東大震災により同所焼失のため、これを転機に鋳金家に転じました。はじめ山本安曇に師事し、のち香取秀眞に就き作品指導のほか古美術研究の指導を受けました。

 

帝展には美術工芸科創設の昭和2年第8回展より出品しております。「収穫」(銀製小箱)が入選しました。

 

名古屋の釜師、伊藤一正を知って茶の湯釜鋳造の研究に専念し、至難とされた和銑による釜の鋳造法を30年余かけて完成、また芦屋釜、天明釜などの古釜の伝統を現代に生かした第一人者となった。

 

昭和3年第9回には「飛躍」(鋳銅花瓶)が、第11回「青銅水盤」、第12回「蔓付花瓶」、第13回「青銅菱形花器」が入選し、第14回「青銅方盤」では特選となりました。第二次大戦終了前後5ヶ年程出品を休止しましたが第4回日展で審査員となります。その後もあわせ、3回に及ぶ。また日本工芸会に参加し理事、審査員などを務めました。茶の湯釜制作の第一人者で、日本古来の製造技術を生かして独特の作品を生みました。

 

昭和38年、重要無形文化財保持者(人間国宝)

 

昭和42年紫綬褒章を受章しました。茶の湯釜のほか善光寺(愛知)、輪王寺(仙台)、極示寺(大阪)、内光寺(新潟)、薬師寺(奈良)、建長寺、(半鐘、鎌倉)ほか梵鐘の制作も多く。著書-「あしやの釜」(昭和27)、「天命の釜」(昭和29)、「あしや系の釜」(昭和32)、「茶之湯釜の見方」(昭和31年秦東書房)、「茶の湯釜」。

 

昭和52(1977)年7月14日 鋳金家長野垤志は、7月14日乳頭腺がんのため東京北区上十条五丁目の原外科病院で死去した。享年76。

 

 

 

 

 

長野 垤志 造 環摘 腰筋 砲口 丸形 鉄瓶 共箱

長野垤志作 環摘 腰筋 砲口 丸形 鉄瓶 共箱

 

初代長野垤志の評価される所以は、製造が難しいとされていた 砂鉄による「和銑釜(わずくかま)」の復元を成功し 大きな功績を残しました。 古来の釜の技法や様式を体系的に研究し 現代に甦らせた釜師の第一人者と言えます。

 

 

 

長野垤志の買取で当社が選ばれる理由

 

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

 

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

 

3.長野垤志の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

 

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

 

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。

 

 

 

長野垤志 査定価格におけるポイント

 

長野垤志の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

長野垤志先生の作品は、釜の種類によってお値段は変わりまが、箱書き、流派によって家元の書き付けによって価格が左右する場合が多いです。

 

市場では、釜は10万円ぐらいが相場です。20万ぐらいの買取相場です。

 

保存状態

 

痛み傷など、使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

長野垤志の鉄瓶の作品が評価されます。

 

釜は初代が高値です。10万前後で取引されております。

 

長野垤志展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

 

制作年代

 

長野垤志先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ長野垤志の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

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