2012年10月15日
小野竹喬の「朝」と題された茜雲
竹喬先生の言葉
「自然はある瞬間に思いがけなく美しい姿をみせる。その時を画家は忍耐強く待たなければならない」
この作品には品の良い色が施され、木の枝と時間と共に微妙に変化する茜雲が描かれ、細い木の枝の美しさと雲に托したさまざまな心象がリズミカルにとけあい、瞬間の印象が鋭く把えられ竹喬先生の自然の心に触れている詩が感じられる。
晩年繰り返し描いた茜雲の作品の1枚である、単純で省略化されており上手さを感じられないかもわからないが構図の良い、まとまった優品である。
額装は、宮内庁御用立、岡村多聞堂で致しました。
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