2011年10月28日

平賀亀佑

荻須高徳に比べて平賀亀佑は安すぎると思います。
今の絵描きさんには描けない味わい、時代の雰囲気、お部屋に飾るとぐっと良くなりますよ!

25号
状態良好
55万円
1889年生まれの平賀画伯は、絵の勉強のため1906年に三重県移民として渡米、苦学の末1925年に渡仏する。1926年、当時最も権威のあるフランスの官展「ル・サロン」に「扇を持てる婦人」(現在神宮徴古館所蔵)を出品し初入選を飾る。パブロ・ピカソやジョルジュ・ブラック、アンドレ・ドラン、藤田嗣治らと交友関係があった。アメデオ・モディリアーニの作品「赤い首巻のマリー」は画伯の妻マリーを描いたもの。フランスでは高い評価を得て「カメスキー・ヒラガ」と称されていた。「ル・サロン」において1934年に銅賞、1938年に銀賞、1954年「古い巴里の街角」が日本人として初めて金賞とコロー賞(風景画部門の金賞1位)を受賞。同年フランス政府より日本人画家として初めて芸術文化勲章を贈られる。1955年に帰国し、1970年自叙伝「一本の釘」を発刊するも、1971年「平賀美術館」建設を胸に抱きながら、フランスパリの自宅にて永眠する。
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