2023年3月31日
松尾芭蕉の掛軸作品を買取り致します。
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北岡技芳堂は様々な掛軸を取り扱っております。現在でも有名作家の掛軸は高値で取引されています。
今回は松尾芭蕉の掛軸をご紹介いたします。
松尾芭蕉像 小川破笠筆
松尾芭蕉の掛軸は偽物だらけで99%偽物です。
京都の有名書画商の大御所が、生涯に1回でも松尾芭蕉の真筆の掛け軸を扱う事が出来たら、その人は書画商での成功者だと言われるぐらいなかなか真筆がございません。
今回ご紹介する松尾芭蕉の掛軸は芭蕉の俳句が2首入っております。
松尾芭蕉筆 俳句入軸装
最初、同業者が一番右に俳人山口素堂の素堂の文字が書いてありますのでこの書は山口素堂だと言った方もみえました。
(こちらの意見を言った先輩もこの道40年以上の大先輩)
私は以前から芭蕉全図譜を拝見してましたし、芭蕉全図譜に掲載されている作品を1点所持しておりましたので、わりと気にして芭蕉の書体を意識しておりました。
この芭蕉の掛軸は名古屋の骨董屋さんが何処かの旧家から買い求めた作品が市場に出て私が買い求めたので真筆であれば新発見でございます。
しばらく、私はワクワク芭蕉の掛軸を見ながら俳句を読み芭蕉が書いたであろう字面を毎日眺めておりました。
芭蕉全図譜
松尾芭蕉の書は、こちらの岩波書店の芭蕉全図譜に掲載されていたら真筆とされております。
私は、なかなか嘘けがないし、表具の布地や表装のセンスも良いし、箱もなかなかの良い箱に入っているし、間違いないと思っておりました。
しかし、今回の掛け軸には印が押してありませんし署名も歌の流れにしか入っておりませんのでなかなか真贋が難しいなと思いました。
そこで今回はテレビのなんでも鑑定団に出ていて、皆さんご存知の増田孝さんのご意見を伺いました。
増田先生のご意見は
松尾芭蕉の書状拝見しました。
画像を見るかぎりでは、真筆と判断いたします。
署名などはないのですが、筆法に不自然さはありません。
安心して見ていることができるものだと思います。
との事でした。
松尾芭蕉筆 俳句入掛軸
素堂
市《(まち)》に入てしはし心を師走かな
こふく食し木らふく飲し
花に貪り月にうえて
やを□かつゑもしなす年の
くれけれは
めてたき人の数にも入ン老のくれ
はせを
されはこそ
幾霜にこゝろはせをの松かさり
おなしく
おのふ《(能)》まてふり《(古)》にし人の顔若し
杉風
すら〳〵とやすくも立り門の竹
らんらん
増田先生が1箇所どうしても読めないと仰ってました。
伊賀鉄道上野市駅前立像
私の先祖が伊賀上野出身で松尾芭蕉は伊賀出身ですので馴染みがあり常に意識の中にありました。
私は、美術品は常日頃から常に反復の様に何度も何度も考え作品を見てまた考える事が大事だと思っております。
松尾芭蕉の掛軸の真贋は鑑定所や鑑定家がいないので、基本的には自己判断になると思いますが、その中でも評価される作品とされない作品がございます。
結局のところ松尾芭蕉の書の真贋は知る人ぞ知る、わかる人には分かる世界だと思います。
どんな物にもそれは言えるのではないでしょうか?
しかし、分かる人には分かる世界はなんと魅力的で楽しい世界ではないでしょうか。
実際に毛筆で書を嗜んでいる人が、より分かると言っていた人がいたのも覚えております、私もその通りだと思います。しかし持って生まれたセンスや経験、感覚、神経質なまでの細かいところに気がつくかなどが必要だと思います。
これからも書の世界をじっくり味わいたいと思います。
簡単な松尾芭蕉の人生
1644年 0 才伊賀国(現在の三重県)で生まれる。 父親の松尾与左衛門は、この地域の有力者だったとされる。
1662 年18 才伊賀国を治めていた藤堂家の一族、藤堂良忠に仕える。 良忠と共に、北村季吟の下で俳諧の勉強を始める。
1666年 22 才主君である良忠がなくなったため、藤堂家から離れる。
1674 年30 才北村季吟から俳句の腕を認められ、彼の元を離れる。
1675 年31才 この頃から江戸に住み、多くの俳人と交流する。
1684年 40才 出生地の伊賀へ向けて「野ざらし紀行」の旅に出る。
1686年 42才 春の発句会で「古池や蛙(かわず)飛びこむ水の音」を詠む。
1689年 45 才弟子の河合曾良と「奥の細道」の旅に出る。 この旅によって、芭蕉の代表作となる多くの句が詠まれた。 また、訪れた地で多くの弟子を獲得することにも成功した。
1694年 50 才江戸から、伊賀、奈良、大阪へ向かい、大阪にて病死する。 葬儀には300人以上の弟子が参列したと言われている。
北岡技芳堂では松尾芭蕉の掛軸を買取いたします。
特に岩波書店の芭蕉全図譜に掲載されている作品がありましたら高値で買取いたします。
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