2007年9月28日
お客様が買取でご来店
お客様が作者不詳の布袋様の置物を持って来ていただきました。
お話いたしましたのは、今若い方で布袋様の置物を飾る方が少なくなっています。昔は高かったかも分かりませんが今は申し訳ございませんが高値では買い取ることが出来ません、とお話させていただきました。
最近良く思うのですが、年配の方と若い方では美術品においてもかなりかわっていることをしみじみと感じます。演歌が廃れ今はラップになったように日本家屋からマンションに変わっています。松尾芭蕉が不易流行といった様にほんとに良いものはどんな時代が来ても絶対に変わらないと思っているのですが、掛軸や日本刀も日に日に相場が安くなっているように思います。
若い方は美術品に興味かなくなっているのでは、世知辛い世の中で美術品を身の回りに飾る余裕がないのか、などとさえ考えてしまいます。
美術商としてこの先どういうものがうけるのか考えていかなくてはなりません、じっくり世の中を見て考えようと思います。