2007年6月13日
ダリの事
はじめまして。事務員Yです。店主に代わりこれから時々お邪魔します。
先日、お店の近くの名古屋市美術館でやっているダリ展に行ってきました。
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2007/dali/
絵画だけでなく、オブジェや写真など画家としてだけでなく芸術家のダリを垣間見る事が出来ました...とえらそうに書いてますがなにせ店主と違いまだまだ絵画や美術品に関しては丁稚な事務員Yです、店主のように専門的説明は出来ません。ただダリの展覧会は老若男女いろいろな層の人が見に来ていました。サルヴァト-レ・ダリの知名度もあるでしょうが普通の日本画や洋画の秀作展や個展とは違う気がしました。
Y的にはすごく面白かったです。ポスターにもなっている作品のようなだまし絵的な「ダブル・イメージ」の作品など、あまりに非日常な世界観なのでこの絵が『わかる』『わからない』といった事より単純に子供のように楽しみました。空想と現実が入り混じったような不思議な世界ですが、そういったものを一つにまとめ作品に仕上げるなんてやっぱりダリは凄いなあと思った次第です。絵の才能が皆無なYといたしましては恐れ多い感想ですが。
そもそもYは絵画よりも先に香水でダリを知りました。唇の形の香水瓶、確か1980年代だったでしょうか。シュールな瓶でインパクトも凄かった。当事まだ学生で当然親に言っても『なに子どもが色気づいてるんだか』といわれてお終いでしたから、たまにデパートにいった時に眺めていました。また、ダリという名前も憶え易かったのでしょうか。
そしてそれから十数年、再び『唇』と巡り合いました。今回はまずはソファでお目見え、しかもその唇の由縁についてはじめて知りました。メイ・ウェストという実在の女性の唇らしいのです。なんとなく唇に座るのは食べられてしまいそうでYとしてはちょっと遠慮しますが。題名も『唾液ソファー』だし。ベタベタしそうなソファーだ。当然、香水瓶も展示されていました。なんだか懐かしい気持ちになりました。
今回、色々な作品が展示されていましたがどの作品にも共通して感じたのが『繊細さ』でした。何にそう感じたのと聞かないでくださいね、丁稚ですからうまく説明できません(笑)
作品は奇抜ですごく面白いんですがなんだか寂寥感を感じたりもしました。
当店にも今、リトグラフの3点があります。名古屋市美術館にお越しの際にでもよってください。
最後ですが店主の言った一言が忘れられません... 『ダリって山pに似てる』
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