2019年8月28日
涌蓮法師の掛軸を買取致しました。
涌蓮法師(ようれん)
わけゆかむ
末もはるけし
野べはいま
花の千種の
色になるころ
訳
分けてゆこう、果ても遥かな野辺は今、花が様々な色になるころだ
伊勢の黒田の人、江戸中期の浄土真宗高田派の僧。
浄光寺誓海の弟。
諱は慧亮、字は達空、嵯峨居士と号する。
江戸桜田の澄泉寺に住したが、のち京に出奔し、嵯峨に庵を結んだ。
和歌は冷泉為村に学び、小沢蘆庵や伴蒿蹊と親しかった。
生涯一物もたくはへず。明暮念仏するいとまには歌をよめりしに、歌書一巻をだに持たなかったという。
伴蒿蹊(ばんこうけい)【近世畸人伝】
安永三年(1774)五月二十八日、没。五十六歳。
歌は一首として書き残していなかったが、聞くままに書き付けた人があり、辛うじて一巻の家集をなしたのが『獅子巌和歌集』であるという、校注国歌大系十七所収されている。
※短冊の掛軸など、和歌や俳句の掛軸を買取致します。日本人の心は和歌や俳句に宿されています。素晴らしい日本文化の芸術作品です。和歌や俳句を筆と墨を使って表現された書も大変素晴らしい作品があります。まずは、お電話にてお問い合わせください。物によっては高価格にて買取致します。