2025年10月7日
辻村史朗の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
御所蔵の辻村史朗の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。
辻村史朗の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、辻村史朗の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。
辻村史朗作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の辻村史朗のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた辻村史朗の作品を鑑定して買取りいたします。
陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の辻村史朗の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
辻村史朗は、十七歳で画家を志して画塾に入り、小さな窯で土を焼いた体験をきっかけに、生の軸足を絵画から陶芸へと大きく切り替えました。生涯を通じて最も力を注いできたのは轆轤による茶碗づくりであり、その出発点には、東京・駒場の日本民藝館で偶然出会った一碗の大井戸茶碗があります。
辻村史朗 本人
深く胸を打たれたその感動ののち、彼は故郷・奈良の山中に自らの居を求め、山を切り開き、古材を集め、手ずから家を建て、窯を築きました。自然の只中で土に向き合い、半世紀にわたり、心の赴くままに土を捏ね、筆を走らせ、暮らしと創作が溶け合う日々を重ねてきたのです。創作とは生きること。
作域は井戸・志野をはじめとする抹茶茶碗から、信楽壺、花入、徳利・盃にまで広がります。轆轤から立ち上がるかたちには、手の内の呼吸と土の気配がそのまま封じ込められ、焼成では自然に委ねた変化を恐れず受けとめることで、窯変や釉のたまり、景色のゆらぎを作品の生命として響かせます。
近年、古美術の世界でも窯内で付着した“失敗”の景を花器として見立て直す潮流がありましたが、辻村もまた、人の力では及ばぬ偶然の恵みを愉しみ、作品化してきました。大仰に言えば、窯の内の変化は“神のなせる業”。その畏れに対して、作り手は謙虚であるほかありません。
辻村史朗 井戸茶碗
北岡技芳堂では、こうした辻村史朗の作品を、制作年代や作域、来歴、保存状態を総合して丁寧に鑑定し、適正かつ高価にお買取りいたします。まずは一碗からでもご相談ください。共箱や箱書、展覧会図録の掲載、ギャラリーの納品書・領収書などの来歴資料が揃っていれば、評価はさらに確かになります。
箱を失われたお品でも買取は可能ですし、汚れや経年のくすみがあっても、そのままの状態で拝見いたします。画像による簡易査定(LINE・メール)も随時承っておりますので、「まずは目安を知りたい」という段階でも遠慮なくお声がけください。必要に応じて店主自ら出張し、その場で拝見のうえ誠実にご提示いたします。
査定に際しては、いくつかの観点が重要になります。まず作品の種類です。井戸茶碗や志野茶碗など抹茶茶碗の評価は総じて高く、信楽の大壺や見立ての花器、徳利・盃といった酒器にも熱心な支持層があり、市場性が安定しています。
辻村史朗 信楽壺
保存状態も見逃せません。茶碗は使い込むことで滋味が出ることもありますが、口縁の大きな傷や深いひび、意匠を損なう欠損がある場合は減点材料になり、箱や箱書の痛み・汚れも評価に影響します。作品の出来・不出来は、かたちの張りと腰、見込みの景色、釉の乗り、肌合い、指跡やろくろ目の活き方など多面的に見極めます。
展覧会やカタログへの掲載歴が判明している作品は、出自の確かさと希少性が加点され、高評価に結びつきやすいのが通例です。制作年代については、初期の力みや荒ぶる勢いに希少性を見いだすコレクターも多く、また晩年の自在で練れた仕事が強く求められる傾向もあります。
相場は作域・姿・景色次第で幅が生まれますが、抹茶茶碗の一部には概ね八万円から十五万円前後のレンジが見受けられるなど、具体的な目安をご提示できる場合もあります(同名の様式でも個体差と来歴で大きく上下します)。
よくお寄せいただくご質問へのお答えも、ここにまとめておきます。まず「一点でも買取できるか」という点については、もちろん可能です。お品物や地域によっては出張が難しい場合もありますので、事前に画像と併せてご相談ください。「真贋が不安」というお客様には、当店で現物を拝見し、土・焼成・意匠・高台・箱書・印など複合的に確認します。まずは画像での簡易査定からでも構いません。
「箱がないが大丈夫か」というご質問には、買取自体は可能と申し上げますが、共箱や書付が揃うお品に比べて評価が下がる場合があることをご理解ください。また、「辻村以外の陶器もお願いできるか」については、茶陶以外にも絵画・骨董を含む幅広いジャンルでお受けしています。ご実家やご親族の収集品、生前・遺品整理、コレクションの入れ替え、お引越しやお片付けのタイミングなど、事情に応じて柔軟に対応いたします。
略歴としては、辻村は一九四七年に奈良県御所に生まれ、高校まで同地で過ごし、一九六五年に上京して画家を志します。やがて日本民藝館で大井戸茶碗に出会い、一九六六年から三年ほど奈良の禅寺・三松寺で修行。実家で牧畜を手伝いながら自作の轆轤で茶碗や花入を挽き、一九六九年に結婚。七〇年には奈良・水間の山中に土地を求め、自らの手で家を建て、周囲に窯を築いて制作を本格化しました。
七七年、自宅での初個展が成功を収め、以後、三越日本橋本店や名古屋・丸栄、阪急梅田本店などで個展を重ね、国内外の美術館・ギャラリーに作品が収蔵されます。九〇年代以降は欧米の一流ギャラリーでも展覧会を重ね、裏千家茶道資料館で現存作家として稀有な個展が開催されるなど、茶陶と絵画の両面で存在感を確立しました。
二〇二〇年には、作陶五十年を振り返る企画「辻村史朗選 五十盌」を準備しながら、パンデミックにより延期となったことも記憶に新しいところです。井戸茶碗から信楽壺まで、土と火にゆだねた景色の醍醐味を、今日まで一貫して作品に刻みつけてきました。
当店が選ばれる理由は、創業昭和二十五年以来の経験に裏打ちされた確かな鑑定、秘密厳守の誠実な対応、そして人件費や運営コストを抑えることで実現する高価買取にあります。単なる相場観ではなく、オークションや市場データに基づいた具体的な裏付けをもってご提示し、条件が整えば即日の出張にも対応いたします。査定は従業員任せではなく、店主自らが責任をもって伺います。
まずは写真一枚からで結構です。辻村史朗の井戸茶碗、志野茶碗、信楽壺、花入、徳利・盃——どのようなお品でも、ありのままにお見せください。土と火が生んだ唯一無二の景色を、確かな目で見極め、正当に評価してお応えいたします。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
愛知県名古屋市中区門前町2-10
電話052(251)5515
営業10:00-18:00
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