2025年9月26日

野長瀬晩花の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の絵画買取りブログ

御所蔵の野長瀬晩花の絵画作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

北岡技芳堂では、野長瀬晩花(のながせばんか)の作品を他社に負けない高価査定で買取しております。

野長瀬晩花は、国画創作協会の一員として活躍し、日本画に新しい息吹をもたらした画家です。その独自の色彩感覚や構図は、近代日本画の流れを考える上で欠かせない存在とされ、今も多くの愛好家やコレクターから注目されています。当店では、その芸術性や希少性を十分に踏まえたうえで、丁寧に鑑定・査定を行い、適正かつ高価な評価を実現いたします。

ご所蔵の作品が先代様から受け継がれたコレクションであっても、ご自身で蒐集されたもの、または譲り受けられた一点であっても、誠意を持って拝見いたします。絵画の遺品整理や生前整理をはじめ、コレクション整理やお引越し、リフォーム、お片付けなど、さまざまなご事情でのご売却にも対応しております。

また、スマートフォンから簡単にご利用いただけるLINE査定も随時受付中です。お写真をお送りいただくだけで簡易査定が可能ですので、まずはお気軽にご利用ください。

野長瀬晩花の作品をお持ちの方は、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。大切なお品を誠実に鑑定し、ご満足いただける査定額をご提示いたします。

 

野長瀬晩花 本人

野長瀬晩花 本人

 

野長瀬晩花(のながせばんか、本名・弘男)は、明治22年(1889年)に現在の和歌山県田辺市中辺路町に生まれ、大正から昭和にかけて京都を拠点に活動した日本画家です。

13歳のときに大阪へ出て中川蘆月に日本画を学んだのち、京都に移り、谷口香嶠に師事しました。さらに、明治42年には京都市立絵画専門学校の第一期生として入学します。この頃から「晩花」の号を用いるようになりましたが、学校にはあまり通わず、やがて中退しています。とはいえ、その間に日本画の基礎技術を身につけるとともに、洋画の要素を取り入れた新しい表現を模索し、京都画壇において異彩を放つ存在となりました。

伝統的な日本画の枠にとどまらず、独自の感覚で日本画に革新を試みた野長瀬晩花の姿勢は、同時代の画家たちにも強い刺激を与えています。彼の画業は、大正から昭和期の日本画の変革期における一つの重要な流れを示すものといえるでしょう。

 

 

野長瀬晩花 島の女 

野長瀬晩花 島の女 1916年頃

 

野長瀬晩花は、京都の公募展での受賞を重ねる一方で、秦テルヲや竹久夢二らと交わり、当時の既存の画壇とは距離を置きながら活動しました。その姿勢は、モダンで時に奇抜と評される作品に結実し、独自の存在感を放っています。

大正7年には、京都市立絵画専門学校時代の同窓である土田麦僊や村上華岳らとともに国画創作協会を設立しました。彼らは官展に対抗するかたちで新しい芸術の在り方を掲げ、西洋のポスト印象派などの表現を積極的に採り入れた日本画を発表し、京都画壇に大きな変革をもたらしました。国画創作協会の活動は、大正期の美術界に新風を吹き込み、後の近代日本画の展開に強い影響を与えています。

野長瀬晩花の作品は、明治末から大正初期にかけての交友関係の中で培われた個性的な感性が色濃く表れており、秦テルヲらの影響を受けた時期の強烈な個性がにじむ作品群があります。また、国画創作協会時代には、ゴーギャンなど西洋画家の色彩感覚に触発され、豊かな色彩と健康美にあふれる表現を展開しました。その独自性は今なお評価が高く、再評価が進むべき画家として、今後ますます注目を集める存在といえます。

 

 

 

野長瀬晩花 舞妓図 

野長瀬晩花 舞妓図 1916年

 

野長瀬晩花は、当時の京都でもひときわ「ハイカラ」な存在でした。花街やカフェー、バーへと足を運び、遊びと創作を行き来しながら、自由で奔放な日本画の制作に取り組んでいきます。その生き方は既成の画壇からはみ出すように映り、彼の表現に強烈な個性を与えました。

大正初期には、移動式テントや園芸店、さらには遊興施設といった、一風変わった場所での展示も試みています。こうした発表の場は、保守的な美術展とは対照的で、京都の人々にとっても奇抜に映ったことでしょう。この頃には、習作期に見られた伝統的な筆遣いは影を潜め、ポスト印象派をはじめとする西洋絵画の影響を取り込みながら、自己主張の強い日本画を発表するようになりました。大正デモクラシーの自由な空気の中で、彼の個性はますます開花していったのです。

大正6年、27歳の野長瀬は雑誌に「若きものは覚めよ」と題した文章を寄せています。そこで彼は、若い芸術家に対し「先人のつくった道をただ手を懐にして歩いてゆくのは卑怯であり、狡猾であり、盗みと同じだ」と警鐘を鳴らし、模倣にとどまらない新しい芸術の創造を呼びかけました。この強い言葉は、彼自身の姿勢そのものであり、妥協のない精神を表しています。

その翌年には、土田麦僊や村上華岳らとともに国画創作協会を創立。晩花は創立会員の中でも特に異彩を放つ存在であり、仲間が「優等生」と評されたのに対し、自身は「放校処分でも受けそうな分子」と称されるほどの急進派でした。協会が解散するまでの間、野長瀬晩花は常に先鋭的な立場を貫き、挑発的ともいえる存在感を示し続けました。

彼の人生と作品は、享楽的な日常と先鋭的な芸術活動が一体となったものであり、時代の空気を色濃く映し出しています。その奔放さは、今なお鮮烈な印象を与え続けています。

 

 

野長瀬晩花の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.野長瀬晩花の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.野長瀬晩花の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.野長瀬晩花の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.野長瀬晩花の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.日本画作品でなくても、骨董品など様々な物が買取り対象となります

 

 

野長瀬晩花の買取で当社が選ばれる理由

 

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

 

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

 

3.野長瀬晩花の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

 

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

 

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。

 

 

 

野長瀬晩花 査定価格におけるポイント

 

野長瀬晩花の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

野長瀬晩花先生の作品は、色彩の明るい作品に高値の査定価格がつきます。

 

5万円から20万円ぐらいの買取相場です。

 

保存状態

 

シミや痛み、汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

野長瀬晩花の作品、鮮やかな作品が評価されます。

 

美人画や人物が描かれていると評価されます。

 

色紙サイズでも図柄が良ければ高値で取引されます。

 

野長瀬晩花展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

 

制作年代

 

野長瀬晩花の作品は、掛軸の作品が高値で取引されております。

 

※このように同じ野長瀬晩花の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

野長瀬晩花 略歴

 

1889年
和歌山県に生まれる。本名は弘男。15歳のとき大阪に出て中川芦月に日本画を学び、その後京都で谷口香嶠に師事する。

 

1909年

京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)の創立に際し、第1期生として入学するが、後に中退。

 

1918年

国画創作協会の創立に参加し、主要メンバーの一人となる。

 

1921年

土田麦僊、小野竹喬らと共に欧州各地を巡遊する。

 

1923年

帰国。その後、満州にも数回旅行し、体験をまとめた著書『北満国境線をかく』(1936年、私家版)を刊行。国画創作協会解散後は、特定の団体に属さず無所属で活動した。

 

代表作には「初夏の流」(1918年、第1回国画創作協会展)、「休み時」(1919年、第2回国画創作協会展)、「夕陽に帰る漁夫」(1920年、第3回国画創作協会展)、「スペインの田舎の子供」(1924年、第4回国画創作協会展)、「水汲みに行く女」(1926年、第5回国画創作協会展)、「海近き町の舞妓」(1927年、第6回国画創作協会展)などがある。

 

晩年は実業界に身を置き、絵画制作からは次第に離れていった。

 

1964年

3月31日、東京都北多摩郡の自宅にて逝去。享年76歳。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

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