2025年4月18日
王鐸(おうたく)の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の掛軸買取りブログ
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王鐸の掛軸をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の王鐸のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた王鐸の作品を鑑定して買取りいたします。
美術品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の王鐸の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
王鐸 肖像画
中国の明末清初の官僚、書道家として活躍、30歳で官僚登用試験の進士に合格して明朝に使えた人物で、学問の中でも歴史が得意で、かつ詩文書画にも優れている。日本では、村上三島によって王鐸の書風が一気に広まったとされています。
王鐸の特徴として、書道でもよく使用される条幅といわれる細長い紙に、行草体で一気に書き上げられた書があります。その作品は、現代の書壇にも大きな影響を与えているのです。
王鐸は、明朝と清朝を代表する名筆の一人です。明朝では、官僚として礼部尚書の位まで昇りつめていたのですが、明末の争乱期に清に負けて降服しました。その後、清朝に仕えたことから「二つの心を持った家臣」といわれ、周囲から批判を受けてしまいます。
しかし、王鐸の心の奥底には明朝への思いがあったのです。 王鐸には詩書画の才能があり、特に書においては名を遺すほどの特徴的な独自の書風を確立しました。 何物にもとらわれず、思うがままに過ごしてきた中で、あらゆる感情を表現した書と飾りのないありのままをはっきりと描いた山水画の作品が王鐸そのものを表しているといえます。
王鐸の書風
書を学び始めたのは10歳前後で、13歳から『集王聖教序』に取り組んだ。その後、米芾も習ったが学書の中心は二王(王羲之・王献之)で、なかでも『淳化閣帖』の臨模を徹底し、その研鑽は生涯続きました。
そして、王献之の一筆書の書風をさらに徹底させ、数十字にわたる連綿草を長条幅に書き、独自の書風を生みました。また、鍾繇風の小楷や顔真卿風の楷書も評価が高いです。
王鐸は連綿体の書風を特色としていて、どの作品も強靭な線と奔放な結体で運筆しているのが特徴です。リズムに乗った躍動感が見られるので、作品を見た人は心を動かされて楽しい気持ちにさせられます。
一般的には、筆を走らせて書くと妙にうるさくて感情を読み取りにくい印象を与えますが、王鐸の場合、そのようなことが全くなく、一筆、一文字ごとに間隔をゆったりとっているので、リズム感溢れる書体になっているといえます。
王鐸自身の言葉として「毎字須く写すこと一万遍に至るべし。書法のはじめは法帖に入り難く、その後は法帖を出で難し」と言ったと、同時代の学者の劉献廷(りゅう けんてい)の記録にあります。これは書の奥義に入ることの困難を語るとともに、彼が帖学に傾倒しつつ、ついに自在の境に達したことを物語っています。
書家の鈴木翠軒は、王鐸の書について「行草の連綿法が得意で心手一如ともいうべき妙技を長条幅にみることができる。章法の妙、リズムの快調は賞すべきであるが、晋唐の書の韻致には遠く及ばない」と評しています。
王鐸の水墨山水画
王鐸の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.王鐸の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.王鐸の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.王鐸の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.王鐸の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.水墨画や書の作品でなくても、骨董品など様々な物が買取り対象となります。
王鐸の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.王鐸の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。
王鐸 査定価格におけるポイント
王鐸の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
長条幅の書の作品に高値の査定価格がつきます。
100万円から1000万円ぐらいの買取相場です。
保存状態
シミや痛み、汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
王鐸の作品は、書が力強いと作品が評価されます。偽物が大変多いです。
軸装の仕立てが良いと評価されます。共箱や箱書きにより値段が変わります。
王鐸展などの展示会での画集掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
王鐸の作品は、作品の伝わった伝来が良ければ作品が高値で取引されております。
※このように同じ王鐸の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
王鐸 略歴
明末清初の書家。字は覚斯、また覚之、嵩樵・十樵・石樵・癡庵・煙潭漁叟などと号し、官は礼部尚書に至った。
河南府孟津県の人。
背が高く、立派な長い髯で、いかにも中国の高官にふさわしい風貌であったといわれている。
天啓2年
1622年、30歳で進士の試験に合格し、明朝に仕え翰林院に入って順調に出世した。
崇禎17年
1644年、礼部尚書となったが、赴任する前に清の軍が江寧城(現在の南京市)に迫る。
順治2年
1645年、清に降伏し、同3年に弘文院学士に迎えられた。
順治6年
1649年、非常に優遇され、ここでも礼部尚書に至るが、その年に郷里で病没した。享年61。諡は文安。
詩文書画ともに優れているが、書名は特に高く、董其昌と比肩される。学問では特に歴史に優れ、清朝では明史編纂の副総裁に任じられた。王鐸と同年の進士に倪元璐と黄道周がおり、3人は共に翰林院に入り意気投合して学問を研鑽しあった。。
明滅亡の危機に、倪元璐や黄道周など国に殉じたものが多いのに対して、王鐸は要職にありながら政局に疎く、無能の官僚と誹謗され、また、敵に降って優遇されたため、弐臣とよばれて白眼視された。
しかし、王鐸は、学問と人物に非常に優れ、王鐸の勢力下に有能な人たちが多く、清朝の強い要求があったのが清に仕えた理由といわれています。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
愛知県名古屋市中区門前町2-10
電話052(251)5515
営業10:00-18:00
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