2025年4月16日

王一亭(おういってい)（王震、白龍山人）の作品を買取り致します。　北岡技芳堂の掛軸買取りブログ

御所蔵の中国人作家 王一亭(おういってい)（王震、白龍山人）の作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

王一亭(おういってい)（王震、白龍山人）の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、王一亭の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

王一亭の掛軸をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の王一亭のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた王一亭の作品を鑑定して買取りいたします。

美術品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の王一亭(おういってい)の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

王一亭　本人　（王震、白龍山人）

王 一亭は、清末民初に活躍した実業家で、書画家、銀行家、政治家です。中国の上海を中心に活動した実業家、銀行家として著名である一方、中国同盟会にも参加した革命派の人物です。

また、画家としても優れた業績を残し、仏教徒としての活動も顕著でした。名は震だが、字の一亭で知られます。法名は覚器。号は梅花館主、海雲楼主、白龍山人などです。

学徒の時代から書画熱が高じ、任頤に就いて絵を学びます。山水画は呉鎮に師法した。書画家としては、任伯年に学び、後に呉昌碩の弟子となりました。​呉昌碩の影響を強く受け、その作風は花鳥画、山水画、人物画、仏画など多岐にわたります。​

晩年には仏教への信仰を深め、仏画を多く制作しました。​彼の作品は、詩・書・画・印が一体となった「詩書画印」の融合を特徴とし、自由で個性的な表現が評価されています。

晩年にはほとんど毎日仏像を画きました。また、上海昌明芸術専科学校校長にも任命されています。著書に『白龍山人詩稿』、『王一亭書画集』があります。

日本との関わりと慈善活動については、王一亭は度々来日し、日本に多くの知人や友人を持っていました。​1923年の関東大震災の際には、上海でいち早く救援活動を組織し、自身の経営する製粉工場から5万トンの小麦粉を日本に送るなど、積極的な支援を行いました。

王 一亭　王震　仏祖図　メトロポリタン美術館　

王一亭（王震、白龍山人）の買取でよくある質問

Q.１点でも買取りしていただけますか？
A.１点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか？
A.王一亭の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

Q.王一亭の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか？
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか？
A.共箱や箱書きが無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

Q.王一亭の作品は画像で査定していただけますか？
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

Q.王一亭の作品ではありませんが買取りしていただけますか？
A.絵画作品でなくても、骨董品など様々な物が買取り対象となります。

王一亭　鶏図

王一亭（王震、白龍山人）の買取で当社が選ばれる理由

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

3.王一亭の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。

王一亭（王震、白龍山人）査定価格におけるポイント

王一亭の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

作品の種類

王一亭先生の作品は、仏画の作品に高値の査定価格がつきます。

10万円から200万円ぐらいの買取相場です。

保存状態

シミや痛み、汚れているのも査定価格が下がります。

作品の出来・不出来

王一亭の作品は、彩色山水や彩色花鳥の作品が評価されます。

日本の軸装の仕立てが評価されます。

王一亭展などの展示会での画集掲載作品であると高い評価が出来ます。

制作年代

王一亭の作品は、手の込んだ力作の作品が高値で取引されております。

※このように同じ王一亭の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場（業者間での流通価格）も変動します。

王一亭　白龍山人　王震　仙人図

王一亭（王震、白龍山人）略歴

上海商業会での台頭と中国同盟会への参加 13歳の時に、上海の慎余銭荘で徒弟となり、業務の合間に広方言館で外国語を学んだ。その後、商業界で着実に地歩を固め、海運業務の商店・天与号で経理にまで昇進した。

1906年
光緒32年に王一亭は上海予備立憲公会会董となり、翌年には、日清汽船上海支店でコンプラドール（買弁）となります。その後も日商大阪郵船のコンプラドール、さらには三井洋行が所有する上海製造絹糸社社長も務めています。このほかにも多方面に投資活動を行います。

1909年
宣統元年に滬南商務総会総理に選出されます。同年、上海商務総会議董、上海自治公所に任ぜられ、上海の地方自治事務に取り組んでいます。

1910年
宣統2年、王一亭は中国同盟会に加入し、同盟会上海分会機関財務科科長となります。さらに機関紙『民立報』の創刊を支援するなど同盟会への資金援助を展開します。武昌起義（辛亥革命）が勃発すると、王一亭も陳其美らの蜂起に参加し、さらに商団を革命派に付かせる工作に従事しています。上海軍政府が成立すると、交通部部長や農業部部長を歴任しました。

1912年
民国1年4月、王一亭は黄興らと南京で拓殖学校を創設しました。翌年、第二革命（二次革命）で革命派が敗北すると、王一亭はイギリス租界に逃れ、絵画に没頭しています。

1915年
民国4年、中国商業儲蓄銀行董事として復帰します。

1917年
民国6年に同行董事長に昇進しました。

1925年
民国14年夏、王一亭は、逝去した孫文（孫中山）を葬る中山陵の図案選定顧問を務めます。

1929年
民国18年6月、王一亭は太虚大師と上海で中国仏教会を設立し、王一亭も同会の執行委員兼常務委員に任ぜられました。以後も仏教学出版社の理事長、世界仏教居士林の副林長、林長を歴任している。売画によって得られた所得の大部分は慈善事業に寄付しました。梓園を建てそこに広く名画を蒐集したが、後に散逸します。

1927年
民国16年冬、国民政府中央救災準備金保管委員会委員長となり、さらに振務委員会常務委員などに任ぜられています。

1932年
民国21年1月には、国難会議に招聘されます。

1937年
民国26年に第二次上海事変が勃発すると香港へ逃れましたが、まもなく上海に戻っています。

1938年
民国27年11月13日、上海で死去。享年72（満70歳）。

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