2025年4月7日
田辺竹雲斎の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
御所蔵の田辺竹雲斎の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。
田辺竹雲斎の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、田辺竹雲斎の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。
田辺竹雲斎の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の田辺竹雲斎のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた田辺竹雲斎の作品を鑑定して買取りいたします。
田辺竹雲斎の陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の田辺竹雲斎の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
初代田辺竹雲斎
田辺竹雲斎は、明治から四代続く近代竹工芸の第一人者です。初代竹雲斎は尼崎藩の藩医の三男として兵庫県で生まれます。
近所に竹細工を営む家があり、子供の頃から興味を持ち、12歳の時、初代和田和一斎に師事します。24歳に和一斎の別号「竹雲斎」を譲り受け独立します。
華道は服部松雲斎に習い、正風青山流の家元を継承し、煎茶道は富永潤泉から花月庵流煎茶の皆伝を得ます。大正3年、大正天皇の大阪府行幸の際には、「柳里恭式釣り花籠」と「丸型柳里恭式釣り花籠」を展覧献上します。
初代田辺竹雲斎造 煤竹編 柳里恭 釣花籃
大正14年にパリ万国博覧会で「柳里恭花籃」が銅賞を受賞して、竹工芸家としての地位を確立します。その後も国内外の博覧会や展覧会での受賞を重ねて竹工芸家として初めて個展を開催しました。
初代田辺竹雲斎は、主に唐物 写しを得意とし、大胆で荒々しく編み込んだ芸術性の高い作品を多く制作しています。また、古い竹製の矢をそのまま装飾として用いた古矢竹様式や、南画家の柳沢淇園(柳里恭)の花籠図をもとに創作した柳里恭様式など独創性に溢れた名作を生み出しました。
二代田辺竹雲斎は戦後、日展で活動し、「螺旋紋花籃」が特選朝倉賞を受賞します。昭和55年の第2回日本新工芸展に出品した「伸花籠」が、内閣総理大臣賞を受賞し、竹芸家有志11名により「竹人会」を創立します。「亀甲編み」や「鱗編み」を中心とした 繊細で美しい透かし編みを得意とし、二代田辺竹雲斎の独自の芸術世界を表現しました。
二代田辺竹雲斎 名唐物写末廣花籃
三代田辺竹雲斎は矢竹を積極的に用い、真っ直ぐさを線とした、点と線の構成により面を作るスタイルを築き上げました。襲名後は世界各地で展覧会を開催し、世界中の人々から称賛されます。
四代田辺竹雲斎 五大虚空
四代田辺竹雲斎は世界中の美術館などで 展覧会を開催し、日本のみならず、海外からも高く評価されています。歴代から受け継いできた精神と技術で 伝統的な花籃や茶道具を制作する一方で、竹のオブジェや竹のインスタレーションといった新しい時代に即した竹の作品を制作し、高知県でしか育たない希少な虎斑竹(虎竹)を使用しています。
田辺竹雲斎は明治時代から四代続きます、評価の高い優れた竹工芸家です。 初代竹雲斎や二代竹雲斎の唐物写しや美しい透かし編みの名作は高価買取対象となります。 また、煤竹や竹根の太い竹を大胆に荒々しく編み込んだ芸術性の高い逸品は高価買取させて頂きます。
竹芸作品の材料となる煤竹や竹根は、長い年月を経て燻ぶされ綺麗な飴色となり、味のある煤竹や竹根になります。 このように、材料となる煤竹や昔の竹根が今では少なくなり、年月を経た味わいのある竹籠が現在では作ることが困難になってきました。
このような事情がある為、古い時代の有名な作家の作品は希少で高く評価されており、高く買取できます。 長い年月を経て綺麗な飴色になった味わい深い煤竹や竹根を活かした竹籠は、国内外の 愛好家に絶大な人気で、 高価買取させて頂きます。
竹工芸品は簡単に造られた作行きから時間をじっくりかけた名作、竹工芸品は作行きや種類により買取価格は大きく変化します。 田辺竹雲斎の場合も、若年に作られた作品よりも、独自の境地を築いた 晩年の芸術性の高い竹芸作品が高価買取対象となっております。
田辺竹雲斎の竹工芸品の場合は、購入された時から入っているは大切な箱で、共箱には田辺竹雲斎の自筆のサインと落款が押されています。共箱は、保証書も兼ねてます、有るのと無しとでは、買取価格は大きく変わってきます。汚れや傷みがある場合でも、現状のままお持ちください。
鑑定証の有無に関わらず、まず北岡技芳堂で無料の真贋の判断やアドバイスをさせて頂きますので、お電話やメールでご相談ください。一般的に工芸作品の鑑定 は、東京美術俱楽部やそれぞれの指定された 鑑定機関で行われており、その場合、真贋を問うだけで、約3万円~5万円かかり有料になっております。
【所定鑑定人・鑑定機関】
当代田辺竹雲斎
田辺竹雲斎の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.田辺竹雲斎の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.田辺竹雲斎の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.田辺竹雲斎の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.田辺竹雲斎の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.竹芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
田辺竹雲斎 査定価格におけるポイント
田辺竹雲斎の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
初代田辺竹雲斎の柳里恭花籃が高値で取引されます。
四代田辺竹雲斎先生の作品は、オブジェの作品が有名です。
50万円から200万円ぐらいの買取相場です。
保存状態
保管が悪かったり使いすぎると痛んでしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
割れやヒビがありますと査定価格が安くなります。
作品の出来・不出来
四代竹雲斎が高値で売れる傾向にあります。花籠が高値で売れます。
田辺竹雲斎展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
田辺竹雲斎先生の作品は晩年の作品が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ田辺竹雲斎の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
田辺竹雲斎(たなべ ちくうんさい)略歴
初代田辺竹雲斎
1877年~1937年
大阪尼崎の生まれ、本名は常雄。
初代・和田和一斎に師事し、1901年に独立して、竹雲斎と名乗ります。
第25回パリ 万国博覧会 で 受賞 し、ドイツにも竹芸作品を輸出、国内外で活躍します。
煎茶や華道にも精通しており、古矢竹や竹根を使った独特の 作風 を確立した。
唐物を得意とし、重厚な作品を制作しました。
また、多くの弟子 の育成、竹芸界の重鎮として活躍し、大阪市より功労賞受賞している。
二代田辺竹雲斎
1910年〜2000年
大阪生まれ、田邊竹雲斎の長男で、父である初代に師事します。本名は利雄。
1981年、勲四等瑞受賞します。
亀甲編み、鱗編みを中心とした透かし編みの作品を数多く制作しました。
軽快な作風の透かし編みから、重圧な 唐物風まで、多彩な作品があります。
三代田辺竹雲斎
1940年~2014年、75歳没。
大阪府堺市生まれ、本名は久雄。
1991年に51才で三代竹雲斎を 襲名。
四代 田辺竹雲斎
1973~
大阪府堺市生まれ、本名は健雄。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただくます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
愛知県名古屋市中区門前町2-10
電話052(251)5515
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