2024年11月1日
十四代今泉今右衛門の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
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十四代今泉今右衛門の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の十四代今泉今右衛門のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた十四代今泉今右衛門の作品を鑑定して買取りいたします。
陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の十四代今泉今右衛門の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
今泉今右衛門は、江戸時代から続く色鍋島今泉今右衛門家の十四代目です。鍋島焼の一種である「色鍋島」の伝統技術を継承しており、一子相伝の赤絵の調合技術も持ちます。
十四代今泉今右衛門 本人
歴代の今右衛門が培ってきた伝統技術を継承しながらも、独自の技法にも挑戦し、作品は大英博物館をはじめ国内外の有名博物館、美術館に収蔵されています。
十四代今泉今右衛門は、伝統的な「色鍋島」の技法を継承しながら、独自の技法や表現で陶芸作品を制作しています。
十四代今泉今右衛門 色絵薄墨墨はじき菊文花瓶
白抜きの「墨はじき」の技法に、十三代今右衛門が確立した「薄墨」を融合して空間を意識し、微妙な白の「雪花墨はじき」、「プラチナ彩」への挑戦、現代の色鍋島の品格と風格を追求するなかで、時代に挑みつつ、目に見えにくい陰影・細部にも神経と手間を惜しまない感覚を大切にした作品です。
十四代今泉今右衛門 特徴的な点
「墨はじき」という技法を発展させています。
「雪花墨はじき」という技法を駆使しています。
「プラチナ彩」を導入しています。
「草花や雪の結晶」を主な文様モチーフとしている 。
京都の陶芸家・鈴木治に師事した後、父である十三代今泉今右衛門のもとで家業に従事しました。
十四代今泉今右衛門の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.十四今泉今右衛門の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.十四今泉今右衛門の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.十四代今泉今右衛門の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.十四代今泉今右衛門の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
十四代今泉今右衛門 略歴
1926(大正15)年3月31日、佐賀県有田町に、色鍋島を家業とする十二代今泉今右衛門の長男として生まれます。善詔(よしのり)と通称する。同家は、江戸初期いらいの鍋島藩窯の流れを汲む陶家で、江戸時代には、上絵(赤絵・色絵)を専門とするいわゆる御用赤絵屋として、鍋島藩直営の色絵磁器・色鍋島の制作の一翼を担いました。
明治に入り、藩窯が解体されてからは、当時の当主十代今右衛門が、従来の分業体制にのっとった上絵専業の家業から、素地づくり、本焼、上絵にいたるまでの一貫制作体制へと転換を進めて、現在の今右衛門陶房の基礎を築く。父・十二代の時代には、「色鍋島」が無形文化財の指定を受けます。
1971(昭和46)年には、十二代を代表とする色鍋島技術保存会が、重要無形文化財の保持団体として指定を受けています。明治以降、代々の当主によって続けられてきた、このような伝承技法保存の試みは、十三代今右衛門にも受け継がれました。
1949年、東京美術学校工芸科卒業後は、家業に従事して家伝の技術を習得します。
1952年頃から、大川内や有田町などの窯跡発掘調査に随行し、初期伊万里の陶片を多数、実見。鍋島以外の古陶磁に触れたことが、のちの独自の作風の開拓につながったと、後年みずから回顧している。古陶磁研究のかたわらで、公募展への出品を開始しつつ、自身の表現を模索します。
1957年、日展初入選、以後、1959まで日展に出品します。
1962年からは日本伝統工芸展に主たる発表の場を移し、以後毎年、出品を重ねます。
1965年、第12回日本伝統工芸展への出品作「手毬花文鉢」が日本工芸会会長賞を受賞。同年、日本工芸会正会員となりました。
1975年6月、父・十二代の逝去により、十三代今右衛門を襲名します。
1976年4月、十二代から継承した技術保存会を色鍋島今右衛門技術保存会として再組織、会長となって、文化庁から重要無形文化財「色鍋島」の総合指定を受けた。おおよそこの頃までの作品は、伝統的な色鍋島の様式を踏襲し、白磁、染付の素地に、赤、黄、緑の上絵という特徴的な賦彩をほどこしたものが多いが、写生にもとづく細密な描写や、余白を生かす動的な構成において、新しい意匠への試みが見てとれる。
十三代襲名後の1976年からは、コバルトの染付の絵具を吹きつける「吹墨」の技法を用いて濃淡に富む地文の表現を実現しました。
1978年には、貴金属を含んだ黒色の顔料を、吹墨と同様の技法で地文に用いる「薄墨」の技法を創案して、複雑な色彩効果をもつ新たな色絵の表現を確立しました。この技法を用いた「色鍋島薄墨草花文鉢」が、1979年の日本伝統工芸展でNHK会長賞を受賞、さらに1981年の日本陶芸展で、同じく「色鍋島薄墨露草文鉢」が、秩父宮賜杯を受賞しました。「薄墨」や「吹墨」のほか、中国・明代の緑地金彩にヒントを得て、緑の上絵具を地色として塗りこめる技法も好んで用い、白地や淡色地の多い従来の色鍋島に、新しい作風をもたらした。1988年、毎日芸術賞、MOA岡田茂吉賞を受賞します。
1989(平成元)年3月には、「色絵磁器」の重要無形文化財保持者に認定されました。同年、日本陶磁協会金賞受賞
1999年には、勲四等旭日小綬賞を受賞
1993年より2001年まで、佐賀県立有田窯業大学校校長をつとめ、後進の育成に尽力しました。
1996年、財団法人今右衛門古陶磁美術館を開館し、かつて蒐集した初期伊万里の陶片や、伝来の鍋島、近代以降の歴代今右衛門の作品などを展示して、近世色絵磁器の研究発展にも貢献しました。なお、十三代の逝去により、次男の雅登が、2002年に十四代今右衛門を襲名しています。
2014年に陶芸家として最も若い年齢で人間国宝に認定されています。
十四代今右衛門 色絵薄墨墨はじき四季花文花瓶
墨色一色の濃淡により、四季の花々の静謐な文様の世界を追い求め、父・十三代今右衛門が確立した薄墨の技法と墨はじきの仕事をいかに融合させていくかという思いで挑んだ作品。墨色一色でこのように深みのある作品が制作された。
十四代今泉今右衛門 色絵薄墨墨はじき水流文鉢
色絵薄墨墨はじきという技法は、墨で文様を描いた後に呉須を掛け、焼成によって墨を焼き飛ばして白抜きの模様にするものです。鍋島では、この技法を主文様の背景や主文様自体に取り入れることで、主文様を引き立たせる手法として使われています。
色絵は、透明な釉薬をかけて本焼した上に絵の具で模様を描き、約800度の低い温度で焼いて仕上げる技法です。和絵の具や洋絵の具を使用し、赤、青、黄、緑、紫などの色をつけることができます。
十四代今泉今右衛門 査定価格におけるポイント
十四代今泉今右衛門の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
十四代今泉今右衛門先生の作品は、「墨はじき」「雪花墨はじき」「プラチナ彩」の作品が高値の傾向にあります。
細かい絵付けの作品に高値の査定価格がつきます。
15万円から50万円ぐらいの買取相場です。
作品は大きければ大きいだけ高値が付く傾向にあります。100万円の高値が付いたこともあります。
保存状態
茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
墨はじきの作品やプラチナ彩がが高値で取引されています。
十四代今泉今右衛門展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
十四代今泉今右衛門先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ十四代今泉今右衛門の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
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