2024年10月20日
井上萬二の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
御所蔵の井上萬二の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。
井上萬二の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、井上萬二の作品の買取情報を確認してください。 簡単LINE査定も受付致しております。
井上萬二の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談下さい。 先代様の井上萬二のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた井上萬二の作品を鑑定して買取り致します。
陶芸作品を、遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、片付けなど、ご所蔵の井上萬二の作品を正当な評価で売却したい方、後悔しないように当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
井上萬二 白磁緑釉桐彫文壺
井上萬二は有田焼を代表する陶芸家です。有田焼の中でも純白の地肌を見せる白磁を制作し、柔らかで滑らかな造形だけで端正さ、温かさ、凛とした風格を表現しています。
作品には卓越したろくろ技術と、こだわり抜いた美意識が現れています。
自らの制作の傍ら、日本のみならず海外でも積極的に作陶指導を行っています。
究極の美を表現した質の高い作品と日本の伝統工芸の在り方を世界に伝える活動が高く評価されています。
1995年5月31日に白磁で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されます。
90歳を超えた今でも作品を作り続けています。
井上萬二 本人
井上萬二の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが品物により、出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.井上萬二の作品は、当店が真贋を拝見させていただき、判断させていただきますので一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像を送ってください。
Q.井上萬二の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定をさせて頂き、買取りさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが買取り価格は低くなります。
Q.井上萬二の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は実際に作品を拝見させていただきます。
Q.井上萬二の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
井上萬二 白磁渦文壺
白磁渦文花瓶は鳴門海峡の渦潮から着想を得たという、らせん状の文様が特徴の花瓶です。流線形のデザインを生み出すには彫琢されたろくろの技術が必要になります。井上萬二のろくろの技量をうかがい知れる作品です。
井上萬二 略歴
佐賀県西松浦郡有田町出身。
生家は窯元であったが当時の日本社会情勢から軍人を志し、1944年8月に15歳で海軍飛行予科練習生となりました。
鹿児島海軍航空隊に入隊し、まず鹿屋航空隊、次いで1945年6月に串良航空隊に配属されました。
日本の敗戦間際に少年戦闘予備軍であった。(実戦には行っていない)
1945年(昭和20年)終戦の年に地元九州故郷に帰還復員し、その後に父親の勧めで酒井田柿右衛門 (13代目)の窯元で働き始めます。修行7年目の1952年頃に奥川忠右衛門の作品に衝撃を受け、門下生となり白磁や轆轤の技法を学びました。
1958年に酒井田柿右衛門窯を退社し、県立有田窯業試験場の技官として勤務を始めます。その傍らで独自の基礎となる意匠や釉薬の研究に励んだ。
1969年(昭和44年)、ペンシルベニア州立大学から有田焼の講師として招かれて渡米し、5ヶ月間担当しました。海外での活動はドイツなどでの個展や2002年3月のモナコ国王の在位45年記念の展覧会など、多岐にわたっています。
1968年、第15回日本伝統工芸展で初入選を果たします。
1977年に全国伝統的工芸品展通産大臣賞
1987年には第34回日本伝統工芸展で文部大臣賞を受賞しました。
1995年5月31日に重要無形文化財「白磁」保持者(人間国宝)に認定されます。
1997年紫綬褒章を受章
2003年11月旭日中綬章を受章
2017年現在、有田町で息子の井上康徳(2020年佐賀市内の病院で死去、享年62歳)、孫の井上祐希と共に井上萬二窯と平屋建てのギャラリーを構えています。
華やかな絵付けが中心の有田焼の中で、なにも筆を加えない中国発祥の白磁に徹するという独特の制作を続けています。
直接的間接的に教え子は既に500人、アメリカでも150人を超え、なお後進の育成にも力を注いだ。
井上萬二の代表作品である「白磁青海波文丸形壷」、「青白磁桃彫文珈琲碗」、「白磁緑釉彫文壺」、そして「白磁緑釉金魚彫文面取花瓶」について解説します。
白磁青海波文丸形壷
白磁作品の特徴として、染付の作業をしない為、作り手の高い技術が必要となります。彩は感じることができないですが、造形の美しさや白い色味から滲み出る柔らかな印象、作品一点一点に唯一無二の存在感を感じることができると思います。
丸型壺に吉祥文である青海波を施した作品となっています。重厚感ある白磁の壷は井上萬二の真骨頂で、磨け上げられたろくろ技術から作り出された造形美となっています。
井上萬二 青白磁桃彫文珈琲碗
全体に掛けられた柔らかな緑釉の中に桃の文様が彫り込まれ、純白の桃として仕上げられた作品です。また、井上萬二さん特有の高台に向かって引き締まる造形がシャープな印象を与えスタイリッシュな珈琲碗となっています。珈琲碗に描かれた桃の文様は、正面のみとなっています。
ソーサーには溝がないため、カップの横にお菓子を一緒にのせたり、お皿としてお使い頂いたり幅広く使用できる考案されております。
井上萬二 白磁緑釉彫文壺
轆轤で成形した壺に、百合・夕顔・唐草の文様を彫り込み緑色の釉薬で掛け分けした作品です。艶やかな白磁と瑞々しい緑釉の色のコントラストと、なだらかな丸みを持った胴の曲線に力強い口縁が一体化したバランスがとれた魅力的な作品です。
井上萬二インタビュー
何といっても有田焼は400年続いてきました。 中国は1000年前からですが、それと比べても、有田焼が長く続いている事が分かります。
有田焼が長い歴史を重ねてこられたのは、無名の陶工たちが作り上げた作品が今も名品として残り続けているからです。
400年を振り返って、原点に戻り、心と技術を今に合わせて、現代に合ったものを生み出す努力をしていく必要があると考えます。
これからの伝統を作っていくためにも、より多くの人々に有田焼をアピールすることを絶やさず、実際に見て考えてもらいたいと願います。
そのためには、現代だけを見るのでなく、本来の有田を忘れてはいけません。全国各地に素晴らしい伝統工芸がある中で、「さすが、有田焼だ。」と言われるものを作り続ける事です。
先人の心を受け継いで作品を創り、日本中の人々に愛されるものを作ることで、活力ある有田になると信じています。
井上萬二 査定価格におけるポイント
井上萬二の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
井上萬二先生は白磁の壺に細工が施してある作品が一番高値の査定価格が出来ます。8万円から20万円ぐらいの買取相場です。
ぐい呑みですと1万円前後になります。カップ&ソーサーなどは2万円から3万円前後になります。
保存状態
茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
大きな壺の作品の査定価格が高値がつく傾向にあります。井上萬二展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
井上萬二先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ石黒宗麿の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
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