2024年10月5日
アートコレクターズ10月号に大隈伸也展の記事を掲載いたしました。北岡技芳堂の絵画買取ブログ
アートコレクターズ10月号に大隈伸也展の記事を掲載いたしました。
弊店での秋の展覧会です。若手注目作家による斬新な世界をぜひご高覧ください。
FRAGFITI 断片のマスターピース
大隈伸也 個展
【会期】2024年10月16日(水) 〜10月22日(火)
【営業時間】 10:00~18:00 (最終日は16:00まで / 会期中無休)
【作家在廊日】20日(日)、21日(月)
2013 世界絵画大賞展 遠藤彰子賞
2020 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒業
2022 村上隆主宰「GEISAI♯21」リキテックス賞
アートコレクターズ10月号 令和のペインター
編集部内ではたびたび、近年人気の若手作家に、1980年代の欧米の新表現主義の潮流に影響を受けた絵画作品が多いという話題が上がっていた。なぜそういった作品が人気を集めるのか、一度考察すべきだという意見が出され、本特集へと繋がった。
だが、そんな意見を念頭に入れつつ展覧会を回るうち、たしかにそういう作品はあるものの、事象としては、もう少し扱う範囲を広げつつ、むしろ国内で90年代に登場したペインターたちや評論からの流れで考えた方がよいのではないかという思いが強くなった。
いわゆる写実絵画やポップアート風絵画への熱狂が、コロナ禍とともに一応落ち着きを見せた結果、日本美術のひとつの比較的新しい古層がめくれ出てきたのではないかと。
一方、現代は90年代とは当然異なり、作家たちの考え方も違うはずだ。そこで、この30年来の美術の動向に詳しい識者の言葉と同時に、なるべく若手作家たちの生に近い言葉を入れたいと思ったのである。
前置きはともかく、本特集では個性のある若手作家に多数参加いただいた。楽しみつつ、一緒に日本の絵画表現の現在地について考えていただけると嬉しい。
『FRAGFITI』(フラグフィティ)
Fragment(断片) × Graffiti(グラフィティ) を掛け合わせた造形です。
身近なモノ、日常的な情景、モチーフを自身のイメージの中で一度分解して再構築し、それらは特異なモノへと変化します。
断片化されたイメージはより様々な一面を持って鑑賞者に問いかけます。
この秋、未来を見据えて、若手注目作家の絵画展を開催いたします。大隈伸也の作品は、今までの枠に囚われない新しい視点と大胆な表現で、美術界に新しい風を吹き込んでいます。これからさらに注目されると思いますので皆様、応援のほどよろしくお願いいたします。
現代社会のリアルな感覚を鋭く切り取り、ザクザクやギザギザと音が響き渡るような、見る者に強い印象を残す油彩作品を約10点展示いたします。色彩と形状の独自のアプローチは、伝統とモダンが調和して驚きと感動をもたらします。
絵画は誰かの真似だったり、誰かに似ていたりしていたら、評価されない時代になってきました。非常に個性のある、独創的で創造性あふれる大隈伸也の才能に触れ、これまでにない新しいアートの魅力をぜひ体験してください。
期間中、展示作品はご購入も可能です。皆様のご来店を心よりお待ちしております。
**************************************