2024年9月20日

蒔絵の骨董品を買い取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取ブログ

蒔絵の骨董品を高く買い取り致します。

蒔絵の硯箱や棗などの様々な漆作品を買取致します。

蒔絵(まきえ)は、日本の伝統的な漆工芸技法で、金や銀の粉を漆の上に蒔きつけて模様や絵を描く技法です。

蒔絵の歴史は非常に長く、日本の美術の中での蒔絵の歴史についての概要を紹介します。

蒔絵の技法と材料

蒔絵は、漆の上に金粉や銀粉、時には貝殻や鉱石の粉末を蒔いて装飾を施します。蒔いた粉は漆によって固定され、その後何度も研ぎ出し、磨き上げて完成します。 金粉を使う「金蒔絵」や、銀粉を使う「銀蒔絵」の他、異なる色の漆を重ねて模様を作る色蒔絵もあります。 蒔絵は、その複雑さと手間から、非常に高い技術を誇る工芸品であり、職人の技術と感性が求められます。 日本の蒔絵は、その美しさと緻密さで今もなお人々を魅了し続けており、日本文化の象徴として大切に受け継がれています。

 

 

春日山蒔絵硯箱

春日山蒔絵硯箱

 

 

 

1.蒔絵の起源と古代の発展(奈良時代 – 平安時代)

蒔絵の技法は、奈良(8世紀)に始まったとされています。中国や朝鮮時代から伝来した漆器技術に影響を受け、日本独自の技法が発展しました。平安時代(8世紀~12世紀)に入って、漆工芸はさらに発展し、貴族の間で高級品として蒔絵が用いられていました。

2.鎌倉時代から室町時代の発展(12世紀 – 16世紀)

鎌倉時代から室町時代にかけて、武家文化の台頭とともに、蒔絵は公家だけではなく、武士の間でも高く評価されるようになりました。 実用性と美術的価値のある工芸品として上流階級に広く広まりました。

3.桃山時代の黄金期(16世紀後半 – 17世紀初頭)

桃山時代(安土桃山時代)は、蒔絵の技術が飛躍的に発展した時期です。 豊臣秀吉や織田信長などの天下人が、豪華な蒔絵を施した家具や調度品を愛用し、蒔絵は権威象徴としてこの時期に作られました。蒔絵の多くは、金粉をふんだんに使った華やかな作品があり、現在も日本美術の宝として残されています。

4.江戸時代の隆盛(17世紀 – 19世紀)

江戸時代に入って、平和な背景の中で、蒔絵はさらに多くの人々に親しまれました。 特に、豪華な蒔絵が施された文具や箱物、茶道具など町民や下級武士にも広まりました。また、この時期には、**「琳派(りんぱ)」**と呼ばれる芸術流派が誕生し、琳派の蒔絵はシンプルで洗練されたデザインが特徴です。尾形光琳や本阿弥光悦、そういった芸術家が、蒔絵技術の発展に大きく貢献しました。

5.明治時代以降の近代化と国際評価(19世紀後半〜現代)

明治時代になると、日本の伝統工芸は国際的にも評価されるようになり、蒔絵も海外で高く評価されました。 特に、パリ万国博覧会などの国際博覧会で日本の蒔絵が紹介されて、その精緻な技術と美しさは多くの外国人を魅了しました。

 

 

亀甲蒔絵大棗 武野紹鴎所持 

亀甲蒔絵大棗 武野紹鴎所持 五島美術館

 

蒔絵の買取事情

優れた古い蒔絵の買取市場は、非常に高い関心を集めています。蒔絵は日本の漆芸の中でも最も豪華で精緻な技法の一つとして評価されており、歴史的な価値や美術的な魅力から、コレクターや愛好家の間で高い需要があります。蒔絵の作品は、時代や作家によって価値が大きく異なり、その評価も広範囲に左右されます。具体的な要素について詳しく解説します。

 

1.蒔絵の買取市場の現状

蒔絵は日本の伝統工芸品の中でも高い評価を受けており、国内でのオークションや骨董品市場で取引されています。 特に、江戸時代や桃山時代に作られた古い蒔絵の作品は非常に高い値ですで取引されることがあり、著名な作家や琳派の作品はその希少性からコレクターの間で高く評価されます。また、現代の蒔絵作品も、日本国内のみならず、海外のコレクターからの需要がある蒔絵作品もあり、美術館や個人コレクションに加えられることが多くなっております。

2.蒔絵の価値を決める

蒔絵の買取価格は、以下の金額によって大きく影響を受ける

2.1. 買取相場には時代によって異なります。特に、桃山時代から江戸時代にかけての作品は非常に高い評価を受けています。この時代の作品は、蒔絵の技術が最も発展した時期であり、貴族や茶人の富裕層の間で珍重されたため、保存状態が良い作品は高値で取引されております。

2.2. 作家や流派 尾形光琳や本阿弥光悦といった有名な蒔絵師の琳派や桃山文化を代表する作家の作品は、非常に高い評価を受けています。茶道で使う茶人の棗は、これらの作家のサインや印章が入った作品は、特にコレクターからの需要がありますのでオークションでも高額で取引されることが多いです。また、明治以降の技術がある独自のデザインの工芸作家も評価の対象になります。

2.3. 保存状態 蒔絵は非常に繊細な技術で作られるため、保存状態が買取価格に大きく影響します。漆が落ちたり、金粉や銀粉が劣化している場合、その価値は大きく下がる可能性があります。 良好な状態で保存されている作品は、高い価値を維持しやすくなります。 特に、オリジナルの状態が保たれていることが重要です。

 

北岡技芳堂では様々な蒔絵の骨董品を高価格で買取致します。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 
 
弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
 
 
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
 
 
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
 
 
裁判所にも有効な書類を作成させて頂く事も出来ます。
 
 
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
 
 
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させて頂きます。
 
 
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
 
 
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10
 
電話052(251)5515
営業10:00-18:00

 

 

 

 

 

 

 

 

最近のブログ

月別アーカイブ

ツイッター facebook インスタグラム

電話でお問い合わせ

0120-853-860

フリーダイヤル受付時間

月曜日〜土曜日
10:00〜18:00

電話でお問い合わせ 0120-853-860

受付時間
月〜土曜日 10:00〜18:00
(受付時間 10:00〜18:00)

無料LINE査定 無料Web査定