2024年9月8日
姫路城と007 北岡技芳堂の骨董品買取ブログ
姫路城と007
姫路城は政府の秘密工作機関の訓練所
戦闘時の衣装は忍者姿で手には刀と手裏剣
60年近く前の映画「007は二度死ぬ」は、物語そのものに加え、やや珍妙な日本の描かれ方が楽しめる作品です。
だいぶ昔に007は全部ビデオで見ましたが忘れました。もう1回みないとね!
ダニエルクレイグのジェームズボンドが最後になりましたがかっこよかったですね。
007は二度死ぬ ショーンコネリー
007は二度死ぬ ではトヨタ 2000GTがボンドカーだったのを覚えています。
TOYOTA 2000GTは発売前に話題となったのは、ボンドカーとして起用されたからです。
しかも市販車にはないオープンボディの撮影車2台を突貫工事で製作したらしい。
また、トヨタ博物館の収蔵車はハワイで発見されて日本に里帰りした事などで興味深い話が多いです。
主人公の英国人のジェームズボンドは、この日本人部隊と協力し国際犯罪組織と戦う。
今でも007シリーズは毎回、世界各地の名所が舞台になりますね。
次回の映画から新しいジェームズボンド七代目が登場するからどんなボンドか楽しみですね。
映画007は二度死ぬの作品では城や相撲、主人公が漁師に化けて住んだ村など、日本の美や文化に初めてふれた人は世界に多かったかもしれない。
犯罪者側の基地は映画では火山の地下だが、原作ではこちらも城という設定でした。
小説通りならどの城で撮影しただろうと想像が膨らみます。
城と忍者は今も外国人に人気が高いですね。
そんな日本の顔、姫路城が訪日客数の急増に揺れていて、外国人に高額な入場料を設定し建物の維持費などにあてられないかと議論になっている。
国籍などで分けるよりも市民と観光客で料金を変えてはどうかなど、さまさまな案が報じられている。
結論が出たら各地の観光施設がお手本にしては良いのではないか。
007の映画の姫路城ロケは手裏剣で塀に50カ所の傷をつけ、途中で撮影終了となりました。
【昭和四十一年(1966年)8月23日付 朝日新聞】
姫路城の白壁 手裏剣でキズ ”007”ロケ隊 、映画「007は二度死ぬ」の撮影隊が国宝姫路城内でロケ中、重要文化財の土塀に手裏剣で約五十カ所のきずをつけたことがわかり、姫路城管理事務所は二十二日、文化財保護委員会に報告するとともに、ロケ隊に一時撮影中止を命じた。昭和十三年、松竹ロケのとき火薬を使いすぎて重文の石ガキの一部をこわして以来の事故。 ロケは二十日から城内で始り、同管理事務所の調べによると、二十一日午後二時から約二十分間、備前丸から太鼓やぐらに通じる長さ約三十メートルの土塀の前で、板製の人形五個に忍者部隊五人が、約ニメートルの距離から八方手裏剣を投げる場面を撮影中、人形をはずれて幅、深さとも二、三ミリ食込み、なかには幅三センチ、長さ五センチ近く白壁をえぐりとったものもあった。
ジェームズボンドとボンドガール
手裏剣が外れて土塀に刺さったんでしょうね。
ここだけに当てたらセーフだったでしょうね。
柔道着姿のジェームズボンド
【昭和四十一年(1966年)8月23日付 朝日新聞(夕刊)】
姫路城ロケを中止 『007』撮影隊が謝る 【姫路】007撮影隊の日本側製作担当者根津博さんは二十三日正午、姫路城管理事務所を訪れ、重要文化財の土塀を傷つけたことを謝罪するとともに、姫路城ロケを中止し、今後”城外”で小規模な部分ロケをしたいと、了解を求めた。 撮影は二十三日までの予定だったが、この日は前日に続く悪天候で撮影できなかった。しかし、必要なシーンはほぼとってあり、二十四日はスケジュール通り本隊は和歌山・那智へ向う。
世界文化遺産 姫路城
「国宝姫路城は平成5年12月、奈良の法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産となりました。世界文化遺産とは、文化庁が国宝や重要文化財などに指定している歴史的、普遍的価値のあるものの中から推薦されます。」
歴史遺産の保護とエンターテインメント
日本と海外の異なる文化がぶつかる場で、映画人の側に撮影対象への敬意が欠けていたといえますね。
いま、各地で観光を巡る摩擦が目立ちます。訪れる側と迎える側、それぞれ相手への敬意を持ってもらいたいですね。
美術商の立場として近年思う事は絵画や陶芸よりも時計や車のが人気があり高値で取引される傾向にある。
ジェームスボンドのはめていたロレックスのサブマリーナやアストンマーティン・DB5など近年、年々値段が高くなっています。
理由を考えてみました。
希少性とブランド力
高級時計や高級車は、特定のブランドやモデルに対して非常に強い需要があり、その希少性が価格を押し上げます。特に、ロレックスやパテック・フィリップといった時計ブランドや、フェラーリやポルシェといった車のブランドは、コレクターたちにとってステータスシンボルです。
投資としての価値
高級時計やクラシックカーは、時間とともに価値が上がる可能性が高いと考えられており、投資対象としても見られています。特に限られた数量しか生産されないモデルや、歴史的な意義のある車や時計は、市場で非常に高値がつくことがあります。
機能性とデザインの融合
時計や車は、実用的な要素(時間を知る、移動する)に加えて、デザインや技術力も重要です。過去の技術やデザインが評価され、機能性と美しさを両立させた商品として魅力的に映ります。
ステータスと文化的象徴
時計や車は、その持ち主の成功やライフスタイルを象徴するアイテムとして認識されることが多く、ファッションや文化的な影響が強いです。一方、絵画や陶芸は芸術としての価値が強調されますが、より専門的な知識や趣味が必要とされることがあります。
結果
これらの理由により、時計や車が多くの人々にとって魅力的なコレクションアイテムとなり、高値で取引されることが多いのです。もちろん、絵画や陶芸も価値が高いものがありますが、特定の市場や趣向に依存する傾向があります。
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