2007年12月2日
私の好きな戦国武将!島津義弘
男は引き際が肝心、引き際というより自分を最大限生かす方法を考えたほうのが良いと思います。
戦国時代、関が原の戦いで仕方なく西軍の石田三成方についた島津義弘は、敵中突破という世界の戦法でも類を見ない作戦に出ました、戦況が危うくなり退却しようとした島津勢は敗走する宇喜多隊や小西隊の残兵が助けを求めて島津隊内に入り込もうとするのを銃口を向けて追い払う一方、なんと東軍の前線部隊である福島正則軍の脇を一気に抜け、徳川家康の本陣に接近しながら、伊勢街道を南下した。
逃げろ!と後ろへ逃げるのではなく、なんと敵のど真ん中を突き抜けて九州まで帰っていきました。1000に満たない兵力で7万~8万ともいわれる東軍に突っ込んでいった姿は猛将福島正則の軍をして『死に狂いする敵に戦はせぬもの』と言わしめ、その鬼気迫る姿は想像を絶するものがあります。またお家芸の戦法『捨て奸(がまり)』、これも島津豊久や長寿院盛惇ら勇猛かつ明晰な家臣達に支えられ、その家臣たちより絶大な信頼をうけた島津義弘だったからこその戦法だったのではないのでしょうか。
人間には、様々な場面で一番良い方法が有るのですがなかなか良い方法をその場では見付けることができません、あとからああすれば良かった、こうすれば良かったなどと考えたりします。
目先の事ばかり考えて、ずっと先の事を考えられません。
島津義弘のように、様々な事を学び考え、先の事を考えていこうと思います。
池宮彰一郎 島津奔る
余談ですが来年の大河ドラマ『篤姫』の主人公天璋院篤姫は島津家出身の御台所です。