2020年11月24日
鶏龍山刷毛目茶碗を買取りました。
鶏龍山刷毛目茶碗
小堀宗明箱
窯場で拾い集め、足らない箇所は違う破片を上手に継ぎ合わせ、長年大切に使われてきたのでしょうか。
ニュウにお茶が染み込み、割れたところがかえって味わい深く、わびしい風情があります。
風炉から炉に移る少し前のこの時期に、お茶の世界では名残の茶事というものが行われます。
11月の新しいお茶の口切りを前に、茶壺に残るお茶の名残を惜しむお席です。
それに合わせて取り合わせるお道具もすべて控えめに、豪華にならないようにすべきであるとされています。
例えば、障子は継ぎ張りのまま、風炉もやつれ風炉に、お花ももちろん残花を生けます。
そして茶碗は呼び継ぎ(欠けた部分に他の破片を継ぎ足したもの。)や、金継の景色が趣き深いものを取り合わせるのもよいと言われます。
今回はそんな、今の季節にちょうど良い金継の茶碗をご紹介いたしました。
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