2017年10月31日
オノサトトシノブ 菱形の円
オノサトトシノブ
菱形の円
1975年
10号
「オノサト・トシノブ」作品登録カード付
オノサトトシノブ
プロフィール
本名、小野里利信。日本大学工学部電気科を中途退学し、津田青楓洋画塾に通う。1932年、第5回津田青楓洋画塾展に初出品。第22回二科展に初入選後、植村鷹千代、瑛九らと同人誌『同時代』を創刊、自由美術協会設立に参加し長谷川三郎や村井正誠らと交流するなど活動の幅を広げるが、1942年に招集され満洲へ移動。1945年、ソビエト軍によってシベリアに抑留され、鉄道敷設に従事し3年後に帰国した。1952年頃から「オノサト・トシノブ」とカタカナ表記にするようになる。錯視的な構成を駆使した独自の絵画空間を創出し、日本の抽象絵画の草分け的存在として活動を展開。半世紀にわたり一貫して「丸」を描き続けた。当館所蔵の≪相似≫は1963年の第7回日本国際美術展で最優秀賞を受賞した作品で、作者の代表作の1点。以降もグッゲンハイム国際美術展、ヴェネツィア・ビエンナーレをはじめ、数多くの海外展に出品し、国際的な評価も高い。昨年、≪ダイヤカット円≫をはじめとする、油彩、水彩合わせて5点の作品があらたに当館のコレクションに加わった。
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