2024年9月29日
柳宗悦の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
柳宗悦の作品を買取致します。
柳宗悦は多くの書を残しており、軸装仕立てになっていたり額装仕立てになっていたりしております。
茶杓なども制作しており非常に貴重です。高価買取致しますのでご連絡をお待ち致しております。
柳宗悦 本人
柳宗悦(やなぎ むねよし、1889年3月21日 – 1961年5月3日)は、日本の思想家、美学者、民芸運動の創始者です。
彼は日本民藝運動を提唱し、「民藝(みんげい)」という言葉を生み出しました。
柳宗悦の思想や活動は、日本国内外の工芸やデザイン、美学に大きな影響を与えています。
彼の経歴を詳しく説明します。
柳宗悦の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが品物により、出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.柳宗悦の作品は、当店が真贋を拝見させていただき、判断させていただきますので一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像を送ってください。
Q.柳宗悦の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定をさせて頂き買取りさせていただきます。
Q.箱や証明書が無いのですが買取りしてもらえますか?
A.箱や証明書が無くても買取りは可能ですが買取りのお時間をいただく事もあります。
Q.柳宗悦の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は実際に作品を拝見させていただきます。
Q.柳宗悦の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.柳宗悦の作品ではなくても絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
幼少期から教育背景
柳宗悦は、1889年に東京で裕福な家庭に生まれました。
父は外交官で、柳は幼少期から西洋文化に触れる機会が多かったです。
1909年、学習院高等科を卒業後、東京帝国大学(現・東京大学)文学部哲学科に進学しました。
大学在学中に西洋美学や哲学に強い興味を抱き、特にイギリスの美学者ジョン・ラスキンやウィリアム・モリスの影響を受けました。
これが、後に彼の民藝運動の基盤となる思想に繋がっていきます。
宗教・芸術との出会い
1910年頃、柳は作家で思想家の西田幾多郎や鈴木大拙、さらには詩人の北原白秋などと交流を深めました。
この時期に彼は、禅や仏教、そして芸術に対する深い関心を持ち始めます。
また、韓国を訪れた際に朝鮮の工芸品や陶磁器に触れ、その素朴な美しさに強く惹かれました。
この体験が彼の美の概念を変え、後に「民藝」という思想を形作る重要なきっかけとなりました。
民藝運動の創始
1920年代に入ると、柳は日本の伝統工芸や民衆の日用品に美を見出すようになります。
彼は、無名の職人が作った日常品にこそ「真の美」があると考え、これらを「民藝」と呼びました。
特に、機械化や大量生産が進む中で、手仕事に宿る美しさを強調しました。
1925年、柳宗悦は陶芸家の濱田庄司、河井寬次郎、そしてバーナード・リーチと共に「日本民藝協会」を設立し、民藝運動を本格的に開始しました。
彼らは、日本各地の工芸品や伝統的な技術を守り育てるための活動を行い、多くの展覧会や出版物を通じてその美を紹介しました。
民藝運動の思想
柳宗悦の民藝運動は、主に次の3つの概念に基づいています。
無名の工人の美: 名もない職人が作る日常の道具や工芸品にこそ、真の美が宿るとした。
実用と美の一致: 美しいものは実用的でなければならず、逆に実用的なものは美しいべきだという考え。 手仕事の価値: 機械ではなく、手で作られたものに特有の温かさや個性があると強調。 柳はまた、これらの美が単に日本や朝鮮に限られたものではなく、世界中の民衆工芸に共通する普遍的なものだと主張しました。
日本民藝館の設立
1936年、柳は東京の駒場に「日本民藝館」を設立しました。ここでは、彼が収集した日本や朝鮮、さらに世界各地の民藝品が展示されました。
この美術館は、彼の思想を具現化し、民藝の価値を広く一般に伝える拠点となりました。
戦後の活動と影響
戦後も柳は民藝運動を継続し、その思想は日本国内外に広まりました。彼の考えは、単なる工芸品の評価にとどまらず、日常生活の中に美を見出し、それを享受するというライフスタイルや価値観に影響を与えました。
また、彼の民藝思想は現代のデザインや工芸、さらには建築やファッションなど、幅広い分野に影響を与えています。たとえば、無印良品のようなブランドは、柳の思想に触発されたデザイン哲学を持つとされています。
晩年と死
柳宗悦は、民藝運動を通じて多くの弟子や仲間を育て、1961年に亡くなるまで精力的に活動を続けました。彼の死後も、日本民藝館や民藝運動の理念は受け継がれ、現在も多くの人々に影響を与えています。
おもな著作
『工藝の道』(1951年)
『南無阿弥陀仏』(1952年)
『民藝四十年』(1965年)
柳宗悦の民藝運動は、日本の伝統工芸品の再評価を促し、手仕事の美を称賛する文化を育んだ重要な活動でした。その思想と美意識は、今なお多くの人々に受け継がれ、生活文化や美術に深い影響を与え続けています。
柳宗悦の書 捨テ身ナレ悔イジヨモ
捨て身で生きないと後悔する。
柳宗悦の書 如何ナルカ 是レ茶陀羅
「心喝」より
柳宗悦は書をたくさん残しておりますが偽物も沢山あります。なかなか見分けが付かない書作品もございます。買取の際にはきっちりと鑑定をさせて頂いてから買取致します。
柳宗悦の書作品の買取を行っています!
柳宗悦といえば、日本の民藝運動の創始者として有名ですが、彼の書作品もまた非常に高い評価を受けています。美学者としての深い洞察をもとに表現されたその筆跡は、独特の力強さと繊細さを併せ持ち、現在も多くの人々に愛されています。 当店では、柳宗悦の書作品の評価・買取を行っています。書作品は、民藝品と同様に柳の美意識が強く反映された貴重な作品です。もしご自宅に柳宗悦の書がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。
柳宗悦の書作品の特徴
柳宗悦の書は、一般的な書道作品とは異なり、その美学や思想が強く表れています。特に彼の作品は、禅や仏教の思想、そして民衆の手仕事を称える精神が感じられ、見る者に深い印象を与えます。 力強い筆致:彼の書には、単なる美しさ以上に、思想の深さがにじみ出ています。 独自の美意識:形式にとらわれない自由な表現が、柳宗悦ならではの個性を際立たせています。
買取の流れ
柳宗悦の書作品の買取は、簡単なプロセスで行えます。
作品の写真を送付:まずは作品の写真をお送りいただき、概要をお知らせください。
評価・査定:お送りいただいた情報をもとに、専門家が評価・査定いたします。
買取金額の提示:査定が完了次第、適正な買取金額をご提示いたします。
作品の引き渡しとお支払い:買取が成立しましたら、迅速にお支払いを行います。
柳宗悦の書作品の買取をお考えの方へ
柳宗悦の書は、書道の世界でも非常に珍しく、価値の高いものです。民藝運動と共に彼の思想が表現された書作品は、現代でも多くのコレクターや美術愛好家から高く評価されています。
もし、ご自宅やご親族から受け継いだ柳宗悦の書作品をお持ちでしたら、ぜひ一度当店にご連絡ください。適正な評価を行い、真心を込めて買取させていただきます。
お問い合わせは、お気軽にどうぞ!
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