2024年9月17日

ポーラ美術館に行ってきました。 北岡技芳堂の絵画買取ブログ

ポーラ美術館は、箱根の自然豊かな環境に位置し、国内の名作を楽しめる美術館です。 特に印象派のコレクションが充実しており、モネ、ルノワール、セザンヌ、ピカソといった巨匠たちの作品を鑑賞できます。西洋絵画に加えて、ブロンズ作品やガラス工芸品などの展示も鑑賞できます。 館内は、自然光がたっぷり差し込む開放的なデザインで、四季折々の箱根の景色を楽しみながらまた、自然散策路も併設されており、美術鑑賞とともに緑の中を歩くことで、心身共にリフレッシュできる場所となっております。

ちょっとだけ山の方に上がって行きますから涼しいでよ!

たくさん展示されてました私が好きな作品を少々ご紹介致します。

 

フィンセント・ファン・ゴッホ アザミの花

フィンセント・ファン・ゴッホ ポーラ美術館

1890年 油彩 カンヴァス サイズ  40.8 x 33.6 cm

1890年6月16日または17日に、ガシェ医師の家でモティーフを見つけて描いた数点の野花の静物画のうちの1点である。テーブルや花瓶を区切る輪郭線は、日本の浮世絵版画の影響を感じさせる。外側に広がるアザミの鋸歯状の葉や麦穂、花瓶の同心円状のタッチや背景にみられる垂直と水平方向に交差したタッチは、ゴッホの線と色彩、画肌の効果の追究の成果を示している。ゴッホは、7月27日、自らの胸にピストルを発砲し、その2日後に亡くなった。

日本にあるゴッホ作品の中でも比較的魅力のある出来の良い作品と思いました。自分が欲しいですね!

アザミの花は、過酷な環境でもたくましく育つ姿から「強さ」の象徴として多くの人々を魅了します。そんな花に惹かれたゴッホがその強さを絵に表現することで、自然の力が強い生命力を感じ取っているのかもしれない。アザミのトゲのある外見と美しい花のコントラストは、厳しさの中にある美や、困難を乗り越える強さを象徴しており、それがゴッホにとってインスピレーション源となるのは自然なことです。ゴッホが描くアザミの花は、ただの植物を超えた、深いメッセージを持つ表現なのでしょうね。

 

 

ゲルハルト・リヒター

ゲルハルト・リヒター

抽象絵画 (649-2) 1987年 油彩/カンヴァス

 

約30億円で落札されたゲルハルト・リヒターの作品

ゲルハルト・リヒターのスクイージー作品は、偶然性とコントロールの絶妙なバランスが生み出す独特な美しさが特徴です。 スクイージーという大きなヘラを使って絵具をキャンバス上に引き伸ばすことで、意図しない形や色彩の重なりが生まれ、見る者を予測できない視覚の世界へ引き込みます。この技法により、複数の色の層が現れたり消えたりしながら、複雑なテクスチャーは偶然の力を語りながらも、作品全体のバランスや構成に気を配っていて、無秩序に見える中にも強い秩序とダイナミズムが感じられます。また、リヒターのスクイージーテクニックは、見る者に感情的な自由を与え、それぞれが異なる解釈や感情を引き出す大衆的な魅力を持っています。

この作品自分の部屋に欲しいですね!

 

フェリックス・ゴンザレス=トレス

フェリックス・ゴンザレス=トレス

「無題」(アメリカ #3) 1992年 42 個の電球、磁器ソケット、電気コード サイズ可変

42個の電球が連なる電気コードによって構成されています。「ライト・ストリングス」と呼ばれる作品のシリーズで、キャンディのシリーズに並ぶフェリックス・ゴンザレス=トレスの代表作のひとつです。

値段の事ばかりですが、これが21億円みたいです。さすがに私もなかなかの理解不能でしたが、非常に評価が高い作家みたいですね!

彼の手がけた他の作品と同様、電球は身近にある一般的なものが使用されており、寿命が尽きると交換されます。このシリーズは、1991年に作家の恋人がエイズで亡くなった直後から、自身が同じ病でこの世を去る約1年前までの数年の間に制作されたものです。時間とともに消耗していく電球は、命の終わりや喪失を暗示しています。 一方で、寿命が切れる度に電球が交換されることで、作品は再生を繰り返しながら永続的に存在し続けます。一つひとつの生に与えられた有限の時間と、生と死の連続の中で見いだされる永遠の時間を、静かに鑑賞者に問いかけています。 電球という、誰もが生活の中で関わりを持つ身近な素材を用いた本作品の設置方法には、きまりがありません。作品は他者の介入を受け入れることで、対話へとひらかれています。

こちらの作品は私はいらないですが、なんとなくコンセプトがあり面白いとは思いますが21億円は高すぎるのではと思いました。

 

 

 

シルヴァン・ル・グエン  扇子

シルヴァン・ル・グエン

38歳の若さでフランス人間国宝と呼ばれるメートル・ダールの認定を受けた扇子作家

こちらの作品はミュージアムショップで販売されていました。こちらは105万6千円です。無茶苦茶無理したら買えますがこちらはいりません。

バブルの時のお立ち台で使っていた扇子みたいですね。流石に独特の雰囲気があり手間は入ってますがね!

ポーラ美術館はすごい美術館ですね。行かれていない方は是非一度行ってみては!

なんでも相談してください。絵画を買取致します。

 

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