2024年10月26日
近藤悠三の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取ブログ
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近藤悠三の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談下さい。 先代様の近藤悠三のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた田村耕一の作品を鑑定して買取り致します。
陶芸作品を、遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、片付けなど、ご所蔵の近藤悠三の作品を正当な評価で売却したい方、後悔しないように当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
近藤悠三が得意とする染付は、陶磁器の白い生地に酸化コバルトで絵を描き焼く技法で、自らの轆轤のフォルムの上に、伸び伸びとした勢いのある筆さばきが特徴です。
若き近藤悠三の陶芸との出会いは京都市立陶磁器試験場付属伝習所轆轤科に通い始めた12歳の頃であった。
人の倍努力をすることを誓い、富本憲吉の助手となった19歳の頃に大きな転機が訪れます。
「これ以上のロクロの技術を磨くよりも、陶器以外の勉強も幅広くやりなさい。それが身につくほど、作品は立派になる。」
そんな富本の言葉に衝撃を受けて決意した。
「どんなことがあっても、日本で10指に入る作家になる。そのためには餓死をも厭わないと思った。今もその覚悟で作品を作り続けている。」
その言葉からは元来の負けん気がうかがえた。
近藤悠三 柘榴染付金彩壺 近藤悠三記念館蔵
作陶人生70有余年、近藤悠三は初期の頃よりあらゆる陶磁器手法に挑戦し、帝展や文展にて入選を重ねてきました。
昭和30年頃より、染付作品の制作を中心とし日本伝統工芸展などにて発表します。
自らの轆轤に、自宅の梅、ザクロ、薊などをモチーフにデッサンを行い、陶画として絵付けを行います。 晩年は、赤絵や金彩を取り入れた作品など華麗で重厚な作品を制作しました。
近藤悠三 本人
白い磁器に酸化コバルトを原料とする「呉須」で絵付けを施し、透明な釉薬をかけて高火度で焼きあげた焼物を染付という。
14世紀初頭中国景徳鎮地方で完成したこの染付の技法は、ヨーロッパ、イスラム諸国、朝鮮半島など各地方に伝播していき、近世の世界の陶磁器生産技術に多大な影響を与えました。
日本へは16世紀末に九州の有田地方に伝わり、日本人の生活文化にも広く受けいれられるようになりました。
京都で本格的に磁器の生産がされるようになったのは18 世紀後半です。 しかし、その多くは「古染付」や「祥瑞」とよばれる中国製品の「写し」や、伝統的な技術やスタイルを中国に習ったものが中心であり、新しい独自の試みはほとんどなされませんでした。
近藤悠三は、その染付技法を伝統的な枠組から新しい芸術表現へと昇華させ、陶磁器染付の分野で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定されました。
「自分は、し残したことがあるので、生まれ変わっても陶芸家として生まれてくる」と生前に語っていた。
近藤悠三の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが品物により、出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.近藤悠三の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像を送ってください。
Q.近藤悠三の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定をさせて頂き、買取りさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが買取り価格は低くなります。
Q.近藤悠三の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は実際に作品を拝見させていただけます。
Q.近藤悠三の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
近藤悠三 略歴
明治35、(1902)年2月8日京都市に近藤正平、千鶴の三男として生まれた。本名雄三。家は代々清水寺の寺侍で祖父正慎は勤皇の志士であった。
大正3年、京都市立陶磁試験場付属ロクロ科に入所し、同6年に卒業、同試験場助手となり、この時期技手をつとめていた河井寛次郎、浜田庄司を知り、浜田に窯業化学等について学美ました。
大正10年、富本憲吉が帰国し大和安堵村に築窯したのを機に試験場を辞し富本の助手となって師事し五年間大和に過します。
大正13年、京都へ戻り関西美術院洋画研究所へ通いデッサン、洋画を学ぶとともに、京都清水新道石段下の自宅で作陶を始める。
昭和3年、9回帝展に「呉須薊文かきとり花瓶」が初入選、以後15回展まで連続入選し、新文展へも出品、
昭和14年、3回文展に「柘榴土焼花瓶」で特選を受けた。
昭和18年、奈良で赤膚焼を研究制作するが、戦後は呉須による染付に専念し、この伝統的技法の研究を深めながら、民芸調の素朴な力強さを加え、轆轤成形とともに豪快雄暉で伸びやかな独自の染付けの世界を拓いていった。日展には第5、6回展に出品し6回展では審査員もつとめたが、その後は出品せず昭和26年富本憲吉の主宰する新匠会会員となります。
昭和30年、社団法人日本工芸会発足に際しては富本憲吉、稲垣稔次郎とともに入会、以後日本伝統工芸展鑑査員をつとめ、常任理事、陶芸部部長、近畿支部幹事長を歴任する。
昭和28年、京都市立美術大学の陶磁器科助教授に就任します。
昭和33年、初代学長に教授に就任しました。
昭和44年、には京都市立美術大学が京都市立芸術大学と拡大改称されます。
昭和46年、初代学長を退官、同学名誉教授の称号を受けます。この間、日本伝統工芸展に制作発表しました。
昭和32年、ミラノ・トリエンナーレ展に「染付花瓶」を出品し銀賞を受けます。
昭和38年、にはアメリカで開催された現代世界陶芸展に日本から選抜された5名の中に入るなど世界的に名を知られるに至り、オークランド美術館、オックスフォード大学等に作品が収蔵されました。
昭和38年、新匠会を退会します。同45年紫綬褒章を受章
昭和48年、京都市文化功労者章受章
昭和52年4月25日、重要無形文化財「染付」の保持者(人間国宝)に認定されました。
昭和57年、京都市名誉市民の称号を受けます。
昭和58年、東京他で人間国宝「近藤悠三展」が開催されました。
昭和59年から昭和ら60年にかけて京都、東京他で「現代陶芸の精華-近藤悠三とその一門展」が開催されました。
著書に『呉須三昧』(同47年)があるように、その制作態度は「呉須三昧、焼物三昧の人生」と評されていた。
没後遺作27点が京都市に寄贈されました。
染付技法の国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)で、京都市立芸術大学名誉教授の陶芸家近藤悠三は、2月25日胃がんのため京都市上京区の京都第二赤十字病院で死去した。享年83。
近藤悠三 富士染付赤絵金彩壺 近藤悠三記念館蔵
近藤悠三独自の染付で「柘榴」「葡萄」「筍」「薊梅」「山水」等が雄渾な絵画的筆致で表現され、水墨画を思い起こさせる呉須の濃淡が何とも言えない色彩のバランスを作り出しています。
後年は金彩と赤絵や呉須染付の併用を確立し、「赤絵金彩壺」「金彩赤地皿」「呉須染付」などの連作を精力的に手掛けました。
近藤悠三の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.近藤悠三の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。
近藤悠三 査定価格におけるポイント
近藤悠三の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
近藤悠三先生の作品は絵付けが軽妙で洒脱な作品に高値の査定価格がつきます。
5万円から20万円ぐらいの買取相場です。ぐい呑みですと2万前後になります。
大皿は大きければ大きいだけ高値が付く傾向にあります90万円の高値が付いたこともあります。
保存状態
茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
近藤悠三の作品は窯の焼き上がりと絵付けを重要とします。上がりが良い作品と上がりが悪い作品があります。
金地の作品が高値の傾向にあります。近藤悠三展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
壺の作品が高値が付く傾向にあります80万円の高値が付いたこともあります。
制作年代
近藤悠三先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ近藤悠三の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
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