2025年5月25日

掛軸の鑑定の正しい方法を詳しく解説します。 掛軸買取コラム5

掛軸の鑑定を行う際には専門家の意見を参考にすることが大切です。自身の知識だけに頼ると、見落としがあり実際にはわからない可能性があります。

また、掛軸の状態を細かく観察し、裂の状態や絵具の状態、傷や汚れ、修復歴の有無を確認することも重要です。鑑定結果にも大きく影響する可能性があります。

掛軸の歴史や作者に関する情報も注目のポイントの一つです。

 

 

掛軸の鑑定

掛軸の鑑定

 

 

掛軸の鑑定について

 

骨董品として高い価値を持つ掛軸は、正確な鑑定が求められます。鑑定士は作品の特徴や保存状態を詳細に確認し、作者や背景に基づいて評価を行います。

 

まず、掛軸に描かれた絵画や書道の技法を理解することが不可欠です。制作時期や作者を特定する大きな手掛かりとなるでしょう。また、細やかに調査を進めることで、過去の修復歴や損傷状況を把握し、現在の市場価値を正確に見極めることが可能になります。

 

このように、掛軸の鑑定は専門的な知識と実績が必要とされるため、信頼性の高い鑑定士へ依頼することが重要です。

 

 

掛軸の種類とその価値

 

掛軸は、デザインや描かれているモチーフにより多彩な種類に分類されます。一般的には、風景画、花鳥画、人物画などが代表的で、それぞれに異なる魅力が存在します。このバリエーションの豊かさも、掛軸収集の醍醐味といえるでしょう。

 

主な掛軸の種類

 

  • 風景画

    自然の美を表現した作品で、山河や日常の景色が描かれています。自然愛好家に特に人気が高いジャンルです。

  • 花鳥画

    花や鳥を題材にした作品で、繊細な描写が特長です。日本独自の四季を表現したものは特に高く評価されます。

  • 人物画

    歴史上の偉人や伝説上の人物が描かれた作品で、文化的背景や歴史的価値を持つものが多いです。

  • 仏画

    仏教にまつわる仏や菩薩が描かれており、信仰の象徴や心の安寧をもたらす存在として親しまれています。寺院や仏間に飾られることが多いでしょう。

  • 書画

    文字を主体とする掛軸で、詩文や禅語、書道作品が含まれます。力強い筆致と美しい字形から、精神性と芸術性を味わうことができます。

 

価値を見極める基準

 

評価基準としてまず挙げられるのが、作者や作品の来歴です。名のある作家によるものは、時代背景や希少性も相まって、高い評価を得る傾向にあります。

 

続いて、作品の題材やテーマも重要です。風景や動植物を扱ったものなど、人気の高い題材は市場での需要も大きく、取引価格が上がりやすい傾向にあります。

 

さらに、保存状態も価値に直結します。傷や汚れ、劣化が目立つ作品は評価が下がり、反対に良好なコンディションを保っているものは高く評価されます。

 

 

掛軸鑑定の手順

 

掛軸の鑑定は、全体を詳細に観察することからスタートします。絵柄や筆跡、表装や本紙の材質、サイズといった各要素を細かく確認し、特徴をつかむことがポイントです。

 

 

作家名の確認

 

鑑定において作家名の特定は非常に重要なポイントです。記載があれば、それを基に作品の評価をより正確に行うことができます。

 

作家名が不明な場合でも、作風や技法から推測することが可能です。類似した時代やジャンルの作家と比較し、潜在的な価値を探る作業が有効となります。

 

また、専門家による資料やデータベースを活用することで、より多角的な情報収集が可能です。

 

 

年代の特定

 

年代の特定も掛軸鑑定において欠かせません。制作年代によって作品の市場価値が大きく左右されるため、正確な時代判定が求められます。

 

裏面に記された制作年や作者の書き込み、使用された材料、技法などから年代を推測することができるでしょう。

 

さらに、専門書や参考文献との照合により、精度の高い鑑定が実現します。

 

 

画題の確認

 

掛軸に描かれているテーマ、すなわち画題も大切な鑑定ポイントです。主要なモチーフや人物を細かく観察することで、作品の意味合いや由来が明らかになります。

 

画題が時代や流派を特定する手がかりとなる場合もあり、人気の高い題材であれば作品の市場価値が高まるケースもあります。

 

 

共箱の有無

 

共箱とは、掛軸を収納するために用意された専用の木箱で、作品名や作者の情報が記されている場合があります。共箱が付属していれば、作品の信頼性や希少価値を裏付ける要素となり、鑑定額に良い影響を与えることがあります。

 

共箱の保存状態も合わせてチェックしましょう。

 

 

保存状態の評価

 

掛軸全体の保存状態も重要なチェック項目です。表面に色褪せや汚れ、シミなどがないか細かく観察します。

 

また、襖や軸先、額の状態も確認が必要です。破れや接合部の緩みがある場合、価値に影響する可能性があります。

 

湿度管理や直射日光の回避といった保管環境の工夫も、長期的な価値維持には欠かせません。

 

 

鑑定時の注意点

 

鑑定時は、まず作品の細部にわたり慎重にチェックすることが求められます。シミや破損、擦れの有無を確認し、これらのダメージが鑑定評価にどのように影響するかを考慮しましょう。

 

 

本物と偽物の見分け方

 

本物の掛軸は、質感や色合い、使用されている素材に上質さが現れます。一方、偽物は粗雑な材料が使われていることが多いです。

 

落款や署名も真贋を見極める重要な手がかりです。著名な作家の場合、正確な落款や印章があるかどうかも確認ポイントとなります。鑑定書や証明書が添付されていれば、より安心です。

 

さらに、入手経路や作品の来歴についても確認を怠らないようにしましょう。専門家に依頼して詳細鑑定を受けるのも効果的です。

 

 

専門家を活用する方法

 

掛軸の鑑定を依頼する際は、専門知識を持つ信頼できる鑑定士を選びましょう。口コミや実績を調べることで、適切な人物を見つけやすくなります。

 

事前に掛軸の状態や特徴を整理して伝えることで、よりスムーズかつ正確な鑑定が期待できます。

 

また、異なる専門家に複数の意見を求めることもおすすめです。多角的な視点を取り入れることで、より信頼度の高い鑑定結果が得られるでしょう。

 

 

掛軸の買取について

 

掛軸を手放す場合、出張査定や店舗への持ち込み査定など、状況に応じた買取方法を選びましょう。トラブルを防ぐためにも、事前準備を怠らないことが大切です。

 

 

買取業者選びのポイント

 

掛軸に詳しい専門業者を選定しましょう。掛軸の知識や鑑定力に優れた業者であれば、適切な査定が受けられます。

 

また、見積もりの根拠をしっかり説明してくれる業者を選ぶことで、納得感のある取引が期待できます。対面で相談できる業者も安心感があり、おすすめです。

 

 

まとめ

掛軸の鑑定は、正確な評価と適切な取扱いのために欠かせない工程です。専門家の助言を取り入れつつ、自身でも状態や背景を丁寧に観察することが重要です。

 

保存環境やダメージの有無をしっかり把握し、作者や制作時期に関する情報収集を重ねましょう。

 

掛軸に対する知識を深め、自信を持って価値を判断できるようになれば、コレクションや売買活動に大いに役立つことでしょう。

 

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