2024年12月8日

沈壽官の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の沈壽官の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

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沈壽官作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の沈壽官のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた沈壽官の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の沈壽官の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

1598年豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮半島より連行された初代沈当吉以後400年以上にわたり薩摩焼を作り続けてきました。生成された白い粘土に透明な釉薬をかけて作る白薩摩、自然の状態の土を用いた民需品の黒薩摩など焼物がなかった土地で陶芸作品を生み出し作陶して現在に至ります。

 

 そして守護大名として700年、この薩摩の地に君臨している島津家の美意識といったものもあり、そういった中で育まれてきた薩摩焼は、鹿児島の風土、鹿児島の自然環境、あるいは鹿児島の美意識といったものが現在の薩摩焼には残っています。

 

 

 

十五代沈壽官 薩摩獅子乗七宝総透香爐

 

十五代沈壽官 薩摩獅子乗七宝総透香爐

 

白く美しい陶器に、鮮やかな絵付けや繊細な彫りが施された白薩摩です。400年以上の歴史を紡いてきた薩摩焼は、国内外で高い人気を誇り、多くの人々の心をつかんで離さない伝統工芸品です。

 

 

 

十四代沈壽官 本人

十四代沈壽官の言葉

 

「回るロクロの動かぬ芯になれ」。

 

第十四代だった亡き父の言葉で、目の前の移りゆく現象や言葉に幻惑されるな。人に振り回されるな。不動であれ、という意味です。

 

初代(沈当吉)沈壽官は、16世紀末に豊臣秀吉が朝鮮出兵を行った際、島津義弘が連れ去った陶工です。先祖は、祖国につながる東シナ海を臨む鹿児島県日置市美山に窯を構えて技を伝えてきました。

 

 

「一人前の男とは、一人でいても寂しがらない男である」。

 

 

信じる道があるなら、一人になっても歩き続けろ。それが一人前の男だ。

 

「君は灯台になれ」。

 

 

不動の君がいることで周りが動ける。君との距離や違いが彼らの存在になるのだ。人々は目の前の現象を追い掛け、誰よりも早く、利の先端をつかみたいと考えます。私もそんな衝動に駆られます。そんな中、父の言葉を繰り返し自らに言い聞かせ、あふれる情報に振り回される自分を、青白く冷たい炎で抑えてきました。

 

「眼を殴られても、決して眼をつぶらず、相手の眼から眼を逸らすな。そうすれば、お前の拳は必ず相手の眼を叩く」とも。

 

武闘派の父でした。

 

 

司馬遼太郎 本人

司馬遼太郎の言葉

 

父を小説「故郷忘じがたく候」(文春文庫)に登場させるなど深い親交があり、2023年が生誕100年の司馬遼太郎先生(1923~96年)は、私に手紙でこう教えてくれました。

 

「私は年少の頃から、心掛けて自らを一個の人類に仕上げたつもりです」と。

 

学歴や組織や富貴に頼らず、一人の人類として生きよ、との意味です。

 

面と向かっては、こう言われました。

 

 

「君ね、人間、ああなりたいとか、こうなりたいとか思ったらあかん。何故なら、高い所にあるもん取ろう思たら君は背伸びするやろ。つま先だった君の足元はほんまに危ない。君は自分の足元を見つめて」

 

 

私『今、俺は自分がやれること、どれだけやれてるやろう?』。

 

 

「それだけ考えて生きて行けばええんや」。

 

 

現代は大きな大人が少なくなった。つくづくそう思うのです。

 

 

2人が伝えたかったのは、自分の感性を信じ、それを糧に生きろということでしょう。自らの感性を磨く努力を怠ってはならないのです。
混乱の中、心の安寧を保つこと。今、最も大切な事だと思います。

 

 

 

 

沈壽官家の歴史 沈家

沈壽官家の歴史

 

沈家は代々、薩摩藩焼物製造細工人としての家系をたどり、幕末期には薩摩焼の発展に大きな貢献をした十二代沈壽官を輩出しました。

 

革新的な発想と技術で新たな陶芸作品を生み出し、薩摩焼を国内にとどまらず海外にも広めました。その後も、十三代、十四代と伝統が引き継がれ、現在は、十五代沈壽官がその技術と精神を受け継ぎ、現代に生きる薩摩焼の表現者として、新たな境地を切り拓き続けています。

 

 

 

 

十五代沈壽官 薩摩眠寅香爐

十五代沈壽官 薩摩眠寅香爐

 

穏やかにまどろむ虎の捻物は、禅画の画題の一つで『四睡図』というのがあります。虎と奇行で知られる豊干禅師と寒山・拾得(文殊菩薩と普賢菩薩の化身)と共に眠っている様子の図柄から虎だけ拝借して、虎の眠っている姿に森羅万象の静寂や悟りの境地が表現されています。

 

小ぶりですが美しい造形の白薩摩の素地に、緻密で華やかな錦手によって割文や竹などが絵付けされています。

 

 

 

沈壽官の略歴

 

沈壽官家については『公爵島津家編輯所』の中で、

当吉ハ実ニ壽官ノ祖ナリ

二代当壽三代陶一執レモ陶器所ノ主宰タリ殊ニ

三代陶一ハ技術精錬ノ故ヲ似テ 藩主名ヲ陶一ト命ス

四代陶園五代当吉共ニ止マリ六代当官ニ至リ亦主宰ヲ命セラレ 郷役組頭ヲ兼ネ

八代当園陶工ヨリ主宰ニ上リ

九代当栄主宰郷役々人ヲ兼ネ云々

と記されています。

沈寿官を名のるのは12代からであり、当代は15代沈寿官。

 

 

12代 沈寿官

 

本名 沈 壽官(ちん じゅかん)

 

陶歴

 

天保六年十月二十日 誕生(1835年)

 

弘化三年 陶工修行に入る(1846年)

 

安政四年 薩摩藩営陶器製造場 工長となる。(1857年)

 

慶応三年 フランス・パリ万国博覧会へ薩摩琉球国として陶器出品。(1867年)

 

明治四年 廃藩置県により薩摩陶器会社設立。工長となる。(1871年)

 

明治六年 オーストリア・ウィーン万国博覧会に六フィート大花瓶一対他を出品。大絶賛を浴びる。(1873年)

 

明治三十三年パリ万国大博覧会陶器出品 銀杯拝領。(1900年)

 

明治三十九年七月九日 没。享年七十歳 (1906年)

 

 

13代 沈寿官

 

本名 沈 正彦(ちん まさひこ)

 

生年月日:明治22年4月8日

 

明治39年7月(1906年)十三代沈壽官襲名

 

大正11年5月(1922年)苗代川陶器組合長(昭和37年6月まで)

 

昭和15年5月(1940年)薩摩統制工業組合理事(昭和18年8月まで)

 

昭和16年7月(1941年)薩摩陶器株式会社専務取締役(昭和20年2月まで)

 

昭和26年1月(1951年)鹿児島県陶磁器協同組合理事(昭和37年5月まで)

 

昭和35年4月(1960年)鹿児島県特産品協会理事(昭和37年3月まで)

 

昭和39年4月1日(1964年)逝去

 

 

14代 沈寿官

 

本名 大迫 恵吉(おおさこ けいきち)

 

生年月日:大正15年12月3日

 

昭和39年4月十四代沈壽官襲名

 

白薩摩による金襴手や透彫、黒薩摩の作品など

 

幅広く手がける作家 司馬遼太郎の小説「故郷忘れじがたく候」に主人公として登場。

 

1989年 国内初の大韓民国名誉総領事 就任、日韓交流につとめる。

1

999年 大韓民国銀冠文化勲章 受賞

 

主な経歴

 

1993年4月15日 第4回フランス国際陶芸ビエンナーレ フランス政府首相奨励賞 受賞

 

1999年2月5日 大韓民国銀冠文化勲章 受賞(日本人として初めて)2010年5月12日 旭日小綬章 受賞

 

陶歴

1970年3月 大阪万国博覧会 常設展出品

 

1999年5月~7月 「十四代 沈壽官と歴代展」神戸市 香雪美術館

1993年8月 大韓民国大田万国博覧会に日本を代表する作家として招待出品

1998年7月~8月 薩摩焼四百年祭記念として韓国ソウル市一民美術館

・・・その他全国の百貨店にて個展等多数

 

 

15代 沈壽官

 

本名 一輝

 

1959(昭和34)年生

 

1983(昭和58)年、早稲田大学を卒業

 

1984(昭和59)年、京都市立工業試験場

 

1985(昭和60)年、京都府立陶工高等技術専門校を修了

 

1988(昭和63)年、イタリア国立美術陶芸学校を修了

 

1999(平成11)年、15代沈壽官を襲名。

 

三笠宮寛仁親王妃信子様に御来窯御台臨を賜る

 

 

 

沈壽官の買取で当社が選ばれる理由

 

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

 

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

 

3.沈壽官の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

 

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

 

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。

 

 

 

沈壽官 査定価格におけるポイント

 

沈壽官の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

沈壽官先生の作品は、香炉の作品に高値の査定価格がつきます。

 

10万円から20万円ぐらいの買取相場です。

 

保存状態

 

茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

沈壽官の作品は細かい細工の作品が評価されます。

 

透かしの入った陶芸作品に高値で取引されております。

 

沈壽官展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

 

制作年代

 

沈壽官先生の作品は、初期の作品も高値で取引されております。晩年の作品が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ沈壽官の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

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電話052(251)5515

 

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