2024年9月21日
伊万里焼を買取致します。 骨董品買取ブログ
伊万里焼の骨董品を買取致します。
古伊万里(こいまり)は、江戸時代に日本で作られた陶磁器の種類で、特に有田焼や伊万里焼として知られています。主に佐賀県の伊万里市や有田町で生産されました。伊万里焼は、中国の影響を受けた華やかな絵柄や色使いが特徴で、時代が下ってくると染付や赤絵の古伊万里の作品は、当時の日本国内だけでなく、海外にも輸出され高い評価を受けました。 デザインには、花鳥風月や人物、風景などさまざまなモチーフが描かれています。
初期伊万里染付吹墨兎文皿江戸時代・17世紀
口縁を鍔縁状にした皿の見込に、吹墨の技法で兎と短冊、空には雲が表されています。吹墨は、中国明時代の古染付に使われた技法の一つで、初期伊万里の中でも優品に用いられました。兎や短冊、雲の周りに吹付けられた霧状の呉須が、それぞれの絵文様を効果的に浮き立たせています。飛跳ねる兎の振向く姿は、なんとも愛らしく、初期伊万里の吹墨作品の中でも、呉須の発色が美しく魅力的な作品である。
伊万里焼の人気の作品
古伊万里焼には多くの人気作品がありますが、特に以下のようなタイプが有名です。
1・青白磁: シンプルで洗練された青白い色合いが特徴。青白磁の器は、装飾が少なく、形の美しさが引き立ちます。
2・色絵皿: 鮮やかな色使いと多彩な絵柄が魅力の作品。花鳥風月や古典的な文様が描かれていることが多いです。
3・花瓶: 特に大型の花瓶には、豪華な装飾や独特な形状のものが多く、インテリアとして人気があります。
4・茶碗: 茶道に使われる茶碗も多く、質の高いものはコレクターにとって特に価値があります。伝統的なデザインや現代的なアプローチのものも存在します。
5・酒器: 日本酒を入れるための酒器も人気で、優れたデザインと機能性を兼ね備えています。 人物や風景の描かれた器: 特に有名なのは、人物や風景が精巧に描かれた皿や碗です。
※伊万里焼は物語性があり、鑑賞にも適しています。 これらの作品は、いずれも日本の文化や美意識を反映したもので、コレクターや美術愛好家にとって魅力的な存在ですので、高価買取させていただきます。
初期伊万里染付草花文大鉢
本作品は典型的な初期伊万里大鉢であり、口縁を鐔状に仕上げています。内面底部が広く、高台が小さく削りだされ、総体に器壁を厚く轆轤成形されており、全面に青味を帯びた透明釉が掛かるが、高台付近には施釉時の手跡を残し、生掛け焼成であったことが分かります。内面には染付により手慣れた筆致で草花文を描き、おおらかな作行きです。
初期伊万里焼はなぜ貴重で重要か
17世紀初頭、佐賀県有田地域において日本初の国産磁器として誕生した伊万里焼は、その創始は、天下人の豊臣秀吉の文禄・慶長の役(1592〜1598)の際に連れ帰られました朝鮮人陶工伝来の製磁技術によると考えられています。1610年代から色絵が登場し、1640年代までに生産された製品は「初期伊万里」と呼ばれ、形の歪み、フリモノの付着や窯キズ、素地や染付の不安定な発色などの特徴がありますが、草創期らしい技術の未熟さが表れています。しかし初期の作品の方が形や絵に魅力がありコレクターは初期の作品を好む傾向にあります。
装飾の面では、時代とともに様式化されて行きました。江戸時代の当時に国内で需要の高かった中国磁器に倣い、初期から染付技法が用いられ、描かれた意匠にも中国や朝鮮の影響が見受けられます。 当初、磁器(伊万里焼)は、陶器(唐津焼)と同窯で焼成されていました。しかし寛永14(1637)年の佐賀鍋島藩による窯場整理・統合政策後、磁器中心の生産体制が確立されました。この政策以降、技術の向上により、皿や瓶類に加えて口径40㎝を超える大鉢などの大作も製造されるようになったと考えられています。
初期伊万里の作品はのびやかな絵付けの作品が多く魅力がありますね。
伊万里焼の買取の流れ
買取対象 伊万里焼の買取対象には、古いものから現代の作品までさまざまな種類が含まれます。特に、状態が良く、人気のあるデザインやサイズのものが高く評価される傾向があります。
売却されたい場合は弊店に作品を持ち込むか、オンラインで写真を送って査定を依頼してください。
買取査定には、作品の状態、年代、デザイン、などが考慮されます。
査定後、弊店から買取価格が提示をさせていただきます。買取価格は市場価値や需要の動向によって異なります。
買取金額に納得できれば、契約を結び、買取が行われます。
注意点は状態の確認が重要です。割れや欠けがある場合、買取価格が下がる可能性があります。
真贋の確認も重要です。偽物や模造品があるため、専門知識のある弊店にて鑑定いたします。
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