2008年10月11日
鵜飼ナゾヲ愉シム…
こんにちは、お久しぶりです。事務員Yです。ああ本当に久しぶり…本当は以前にも書いて
いたはずだったのですが…投稿直前にホワイトアウト!ノーッ!!もうその後立ち直って
書く気力が無くなっちましまして。←まあいいわけですけど。
今回、ワタクシ、初めて【鵜飼】なるものを体験いたしました。
鵜飼というとオー!ワンダフル!ジャパン!てイメージですが実は紀元前から世界中で
行われていたらしいです、意外ですね。
また今の鵜飼では小さな川鵜ではなく大きな海鵜(茨城産)を使うそうです、海鵜は
大きくまた体力もあるからだそうです。また鵜達は一日一食だそうで、その腹ペコ具合を
利用して鮎をゲットさせるという、まさに常に減量中のボクサーのような生活です(涙)
今回お邪魔したのは奥長良の小瀬鵜飼です。大変水がきれいで川底の石まではっきり
見えるぐらいです。また後になって気付きましたが水が全くにおいませんでした。清流と
呼ぶにふさわしい川でした。お世話になった鵜匠さんは『鵜の家 足立』さんでなんと、
『宮内庁式部職十八代目鵜匠』です…なんだか
すごい重みを感じました…徳川家ですら15代で終わったというのに…恐るべし!!鵜匠!
こちらでは天然鮎の鮎尽くし料理も味わうことができ宿泊もできるそうです。
Yたちもお食事をいただいたのち鵜飼体験ということでまずはお食事♪
甘露甘露♪
塩焼き
何か気付きませんか?そうです、鮎の向きです。これはYの凡ミスではないのですねえ(笑)
『海は海原、川はせせらぎ』というそうで海の魚は海原…つまり腹を正面に、そして
鮎のような川魚はせせらぎ、つまり背を正面におくそうです。せせらぎと海原という
言い方も風流ですね。いいなあ、日本て…シミジミ
お酒も回りいい感じで日が暮れて、いよいよ船に乗り込みました。船の中は和蝋燭の
ちょうちんで雰囲気は素晴らしく、、また今回、ご一緒したお蕎麦屋さんのご亭主により
薄茶がふるまわれました。船上での一服もまたまた風流至極で気分はもうサイコー!
って感じでした、隣で暴れまくっているチビ助を除いて(笑)
チビ助君も初鵜飼で船から川の水に触れるのが大変気に入ったらしく大喜びでした。
船酔いもせず大暴れをして船頭さんをハラハラさせていました。お茶のお菓子をいた
だいたときだけおとなしくしてました(笑)
Yのイメージではガツガツ鮎を取るのかと思っていましたがやはり難しいようでYたちの
船が見ていた鵜飼船ではたぶん3匹ほどだったのではないでしょうか。チビも一生懸命、
鵜が鮎を捕りに行く様子を見てました。
素晴らしい鵜飼を堪能させていただいた後、お料理の締めの鮎雑炊をいただきました、
川風に冷えた体を温めてくれる最高の一品でした。その後今回頑張ってくれた鵜達と
ご対面!鵜匠さんいわく絶対、顔を鵜の前に出さないでとのこと、目玉を突かれるらしく
長年の付き合いの鵜匠さんでさえ注意しているそうです、コワ!
鵜飼前
鵜飼後
さすがによく働いたせいかすごい食欲で魚をたべて(呑んで?)いました。
羽を広げて『私を見て~♪』なのかと思ったら濡れた羽を乾かしていただけだそうです。
人間の自意識過剰でしたね。
なかなか出来ない体験でまた来年も行きたいなあと思いました。店主、来年もよろしく♪