2025年4月25日

骨董品を売るといくらになる？骨董品の買取相場の調べ方について　骨董品の買取コラム4

骨董品を所有している方の中には、「この品物はどれくらいの価値があるのだろう？」と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。特に家族から受け継いだ茶道具や掛軸、あるいは骨董市やフリーマーケットで購入した骨董品を見るたび、その価値や価格が気になることもあることでしょう。

骨董品は、所有している方にとっては単なる古い物ではなく、思い出や文化的価値が詰まった特別な品物です。しかし、いざ売ろうと思った時、「価値がわからない」「どこで鑑定してもらえばよいかわからない」といった悩みに直面する方も多いと思います。また、骨董品に関する情報は専門的なことも多く、初心者に何が何だかさっぱりわからないと感じる方もいるでしょう。

そんな骨董品に関する悩みを解消するため、値段を決める基準や骨董品の買取相場について分かりやすく解説します。さらに、骨董品を少しでも高く売るための条件や、信頼できる買取業者の選び方についても詳しく解説しますので、ぜひご参考にしてください。

北岡技芳堂店内

はじめに

骨董品を売りたいと思ったとき、「いくらくらいになるのか？」という買取相場を知りたい方は多いはずです。しかし、骨董品の買取相場は非常に把握しづらく、専門的な知識や経験が求められる世界です。

このコラムでは、骨董品の相場が分かりにくい理由や、評価に影響する要素、高く売るためのポイントについて、わかりやすく解説します。

1. 骨董品の相場を自分で調べるのが難しい理由

■ 市場の動向が変わりやすい

骨董品は、時期・地域・流行によって価格が大きく変動します。人気作家の再評価やドラマ・映画の影響などで価格が高騰することもあり、常に一定の価値があるとは限りません。

■ 高度な専門知識が必要

骨董品の評価には、作家名・時代背景・技法・素材・保存状態など多くの要素を総合的に判断する必要があり、素人が正確に査定するのは困難です。

■ 流通ルートで価格が異なる

同じ品でも、オークション、ネット販売、買取業者など流通経路によって価格が変動します。一般的な“相場”というものが存在しにくいのが骨董品の特徴です。

■ 一品物であることが多い

骨董品の多くは一点物であり、過去の取引履歴や販売実績がネット上に残っていないことがほとんど。過去の価格が参考になりにくいことも、相場把握を難しくしています。

2. 骨董品の買取価格を左右する主な要素

■ 骨董品の種類とジャンル

分類や特徴

陶磁器　伊万里焼、唐津焼、中国官窯など。窯元・製作年代が重視されます。

掛軸・絵画　作家の知名度、保存状態、落款・印章の有無が重要です。

古道具・古民具　当時の生活様式が感じられるものは、特に海外で人気です。

■ 需要と供給のバランス

需要が高まっている作家や様式の品は価格が上がる一方、ブームが去れば価値が下がることもあります。

希少性が高く再現できないものほど安定的な価値があります。

■ 保存状態

• 傷やひび、欠けは大きなマイナス

• 金継ぎなど伝統的な修復が美しいと評価される場合もあり

• 経年の味（パティナ）は、ジャンルによってはプラス評価に

3. 高く売るためのポイント

■ 優良な買取業者を選ぶ

• 骨董・美術品の専門店かどうか確認

• 口コミや実績をチェック

• 査定・相談が無料であるかどうかも重要

■ タイミングを見極める

• 展覧会や関連報道があるときは価格が上がる傾向

• 需要の高まる時期（春秋の展示会前など）を狙うのも有効

■ 付属品の有無を確認する

• 共箱、鑑定書、由緒書などがあれば査定額が大幅アップする可能性あり

• 付属品は査定時に一緒に提出しましょう

4. 相場を知りたいときはどうする？

結論として、骨董品の相場を知る最も確実な方法は、信頼できる専門業者に査定を依頼することです。

無料で査定を行っている業者も多いため、「これは価値があるのか？」と気になった時点で、気軽に相談するのがベストです。

まとめ

骨董品は、その歴史や文化、職人の技が詰まった特別な財産です。

だからこそ、その価値を正しく評価し、適正価格で手放すことがとても重要です。

• 相場は常に変動し、自分で判断するのは難しい

• 専門家による正確な評価が不可欠

• 状態・付属品・売却タイミングなど、少しの工夫が高価買取につながる

骨董品の売却をご検討の方は、まずは無料査定からお気軽にご相談ください。

北岡技芳堂では、美術品・古道具・古美術など幅広く対応しております。

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