2025年1月9日

大樋長左衛門の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の大樋長左衛門の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

大樋長左衛門の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、大樋長左衛門の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

大樋長左衛門の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の大樋長左衛門のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた大樋長左衛門の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の大樋長左衛門の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

 

九代大樋長左衛門 楽茶碗

九代大樋長左衛門 楽茶碗

 

市場では、九代大樋長左衛門の黒楽茶碗が人気で、今もお茶道具がお値打ちになったとはいえ高値で取引されております。売却をご検討されております方は、九代大樋長左衛門の黒楽茶碗は重要な高値売却作品でありますのでお持ちの方は気に留めておいてください。

 

大樋焼とは江戸時代初期の1666年ん寛文6年、加賀百万石、加賀藩5代藩主の前田綱紀が京都から茶道茶具奉行として仙叟、裏千家4代千宗室を招いた際に、楽吉左衛門4代一入に師事し、最高弟であった土師長左衛門が同道しました。

 

仙叟が京都に帰る1686年の貞享3年も長左衛門は加賀に残り、河北郡大樋村(現、金沢市大樋町)に楽焼の土を見出したことで大樋焼と称され、以後は加賀藩の御用窯として栄えました。

 

明治期になると、加賀藩の保護が途絶え一時衰退しましたが、それ以後の生活の安定して茶道の普及で復興しました。京都の玉水焼が明治初期に途絶えた結果、樂家の技術を直接受け継ぐただ一つの脇窯であります。

 

大樋焼は、轆轤は使わず手で捻りながら成形し、ひとつひとつ箆で削りながら造り上げていきます。小さな窯に釉薬を施した作品を入れ、短期間に温度を上げた後、引き出して急冷します。この温度差の急な焼成は楽焼と大樋焼だけに見られる手法です。

 

また独特の飴色は、初代長左衛門が京都より金沢に出向く際に楽家より与えられました。雪国にふさわしい暖かい味わいが特徴です。金沢市橋場町に十代大樋長左衛門窯、大樋美術館があります。

 

 

 

大樋長左衛門の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.大樋長左衛門の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.大樋長左衛門の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.大樋長左衛門の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.大樋長左衛門の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

 

九代大樋長左衛門 略歴

 

1901年
明治34年、9代大樋長左衛門は8代大樋長左衛門の次男として石川県に生まれました。本名を長次郎、名を長左衛門、号を陶土斎

 

1917年
大正6年、石川県立工業学校窯業科を卒業後、父に師事して作陶に精進します。

 

1923年
大正12年、金沢市東山公園麓の松林の中に工房「芳土庵」を設立します。

 

1927年
昭和2年、9代大樋長左衛門を襲名しました。大徳寺488世全提要宗より「大樋」印を授かります。

 

1930年
昭和5年、宮中、大宮御所の茶室用品の御用命を受けます。

 

1935年 
昭和10年、宮中、大宮御所、秋泉御茶室用御茶碗の御用命を受けます。

 

1936年
昭和11年、茶碗12ヶ月作陶展を開催します。

 

1940年
昭和15年、内閣総理大臣・近衛文麿より自筆の「長左衛門」金印を授かります。

 

1942年 
昭和17年、工芸技術保存作家の指定を受けます。

 

1958年 
昭和33年、日本工芸会正会員となります。

 

1970年
昭和45年、裏千家15代鵬雲斎宗室より「陶土斎」の号を授かります。

 

1973年
昭和48年、日本陶芸展に推薦招待され、「数印黒楽茶碗」を出品しました。手捏ねによる樂焼本来の伝統的手法を忠実に守って歴代の中でも優れた陶才を発揮し、「近代における茶盌造りの名手」と称され、江戸時代から続く大樋焼の茶陶技術は非凡の境地を示します。

 

1986年 
昭和61年 死去

 

胎土には歴代が使用した大樋村の陶土に信楽土が混合されており、ねっとりとした飴釉(鉄釉を酸化焔焼成)や薄造りの茶碗に特色があります。4代以降に本格的に取り組まれた黒樂茶碗の胴に垂れ幕のように白斑が生じた漆黒釉は「幕釉」と呼ばれ、たっぷりと黒釉を二重掛けした「黒幕釉」は高い評価を受けています。

 

 

 

 

十代大樋長左衛門

十代大樋長左衛門 略歴

 

1927年
昭和2年生、10代大樋長左衛門は9代大樋長左衛門の長男として石川県に生まれました。名を年郎(展覧会出品では年朗)。

 

1949年
昭和24年、東京美術学校(現:東京芸術大学)工芸科を卒業しました。作品がイタリア・ファエンツァ美術館に買い上げられます。

 

1954年
昭和29年、高松宮殿下に御台臨を賜ります。

 

1956年
昭和31年、日展で北斗賞を受賞します。

 

1957年
昭和32年、日展で特選北斗賞を受賞します。

 

1958年
昭和33年、日本陶磁協会賞を受賞します。

 

1961年
昭和36年、日展で特選北斗賞を受賞します。

 

1964年
昭和39年に朝日陶芸展評議員・審査員、日本現代工芸美術展評議員・審査員に就任します。

 

1967年
昭和42年、日展審査員に就任します。

 

1968年
昭和43年、北国文化賞を受賞しました。皇太子殿下に飴釉壺を献上します。

 

1972年
昭和47年、石川県美術文化協会理事に就任します。

 

1973年
昭和48年、中日国際陶芸展評議員・審査員に就任します。

 

1976年
昭和51年、金沢市文化賞を受賞します。

 

1978年
昭和53年、金沢市工芸会会長に就任しました。日展評議員に就任しました。日展の出品作品が外務省に買い上げられます。

 

1980年
昭和55年、現代工芸美術家協会理事に就任します。

 

1982年
昭和57年、現代工芸美術家協会石川会委員長に就任しました。石川県陶芸協会理事に就任しました。日展で文部大臣賞を受賞します。

 

1983年
昭和58年、現代工芸美術家協会常務理事に就任しました。天皇両陛下が石川県行啓の際に献上の抹茶碗一対、天覧茶碗、食器一式を制作します。

 

1985年
昭和60年、石川テレビ賞、日本芸術院賞を受賞しました。日展理事に就任します。

 

1986年
昭和61年、中日文化賞を受賞します。

 

1987年
昭和62年、10代大樋長左衛門を襲名しました。皇太子両殿下が石川県行啓の際に献上の抹茶碗一対を制作します。

 

1988年
昭和63年、石川県陶芸協会会長、金沢大学教授に就任します。

 

1989年
平成元年、金沢卯辰山工芸工房長に就任します。

 

1991年
平成3年に天皇両陛下が石川国体行啓の際、献上の抹茶碗一対、天覧茶碗、菓子器を制作します。

 

1992年
平成4年、国民文化祭石川’92土と炎の芸術祭陶芸展審査員に就任します。

 

1993年
平成5年、伊勢神宮式年遷宮の際に献納の「大樋飴黒天目茶碗一対」を制作します。

 

1994年
平成6年、三笠宮両殿下に御台臨を賜ります。

 

1995年
平成7年、日本陶磁協会理事、金沢市美術館等の構想懇話会委員に就任します。高円宮両殿下に東京テーブルウェアーフェスティバル御台臨を賜ります。

 

1996年
平成8年、石川県芸術文化協会理事に就任します。

 

1997年
平成9年に石川県美術文化協会理事、現代工芸美術家協会理事、世界工芸都市会議・金沢’97開催委員会会長、国民文化祭美術展審査員に就任します。サッチャー英国元首相に花瓶を献上します。スウェーデン国王両陛下に金沢卯辰山工芸工房の御来館を賜りました。
「大樋飴黒茶碗一対」が石川県よりスウェーデン王室へ献上されました。米国ロチェスター工科大学より名誉博士号を授与されます。

 

1998年
平成10年、金沢十匠会会長に就任しましす。

 

1999年
平成11年、日本芸術院会員となります。

 

2000年
平成12年、金沢学院大学美術文化学部学部長・教授に就任します。

 

2001年
平成13年、日本現代工芸美術展審査主任、日展常務理事審査員に就任します。

 

2003年
平成15年、茶道文化振興賞を受賞します。

 

2004年
平成16年、文化功労者として顕彰を受けました。日本陶磁協会特別記念功労賞を受賞します。

 

2005年
平成17年、金沢市名誉市民の称号を受けます。

 

2006年
平成18年、金沢学院大学副学長に就任します。

 

2008年
平成20年、日展顧問に就任します。

 

2009年
平成21年、陶治斎拝命記念個展を催します。

 

2010年
平成22年、金沢世界工芸トリエンナーレ実行委員長に就任します。

 

2011年
平成23年、日本現代工芸美術展審査主任に就任します。文化勲章を受章します。石川県名誉県民の称号を受けます。伝統ある大樋焼の茶陶造りを継承すると共に日展を中心に意欲的に活躍しています多彩な釉技によって古典をよく咀嚼した現代感覚に溢れる陶芸世界を展開しています。

 

 

 

十一代大樋長左衛門

十一代大樋長左衛門 略歴

 

1958年
昭和33年、大樋年雄は10代大樋長左衛門の長男として石川県に生まれます。

 

1981年
昭和56年、玉川大学文学部芸術学科を卒業します。

 

1984年
昭和59年、ボストン大学大学院を終了します。

 

1985年
昭和60年、ボストン大学講師に就任します。

 

1986年
昭和61年、北国賞、石川県知事賞を受賞します。

 

1987年
昭和62年、金沢市長最優秀賞を受賞します。

 

1988年
昭和63年、北国賞を受賞します。

 

1989年
平成元年、ロチェスター工科大学客員講師に就任します。

 

1990年
平成2年、現代美術展で最高賞を受賞します。

 

1991年
平成3年、石川県美術文化協会会員・審査員、金沢市工芸協会理事・審査員に推挙されます。

 

1993年
平成5年、日本工芸会正会員となります。

 

1995年
平成7年、北の菓子器展で大賞を受賞します。

 

1997年
平成9年、現代美術展で美術文化大賞を受賞しました。いしかわインテリアデザイン賞大賞を受賞します。

 

1998年
平成10年、金沢の月心寺で得度し、「大玄雄月」の号を授かります。

 

2000年
平成12年、日本現代工芸美術展で現代工芸賞を受賞します。

 

2002年
平成14年、金沢市文化活動賞、石川県インテリアデザイン賞を受賞します。日展で特選を受賞します。日本現代工芸美術展で現代工芸賞を受賞します。

 

2003年
平成15年、全国伝統的工芸品公募展で中小企業庁長官賞を受賞します。

 

2004年
平成16年、日本現代工芸美術展で本会員賞を受賞します。グッドデザイン賞を受賞します。

 

2005年
平成17年、日展で特選を受賞します。

 

2008年
平成20年、日本現代工芸美術展で東京都知事賞を受賞します。

 

2009年
平成21年、日展で会員賞を受賞します。

 

 

 

 

大樋長左衛門 査定価格におけるポイント

 

大樋長左衛門の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

大樋長左衛門先生の黒楽茶碗の作品に高値の査定価格がつきます。

 

10万円から20万円ぐらいの買取相場です。

 

保存状態

 

茶碗は使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

大樋長左衛門の作品は茶碗の作品が評価されます。水指もあります。

 

飴釉作品が有名です。香合はお値打ちな価格です。

 

大樋長左衛門展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

 

制作年代

 

大樋長左衛門先生の作品は、初期の作品も高値で取引されております。晩年の作品が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ大樋長左衛門の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

**************************************

 

弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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