2024年12月29日

鯉江良二の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の鯉江良二の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

鯉江良二の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、鯉江良二の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

鯉江良二の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の鯉江良二のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた杉本貞光の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の鯉江良二の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

 

鯉江良二 本人

鯉江良二 本人

 

「ロクロというのは、心のレコーディングだ!!」

 

「一年に一作という人はそれでいい。でも僕はさ、タンポポの種がふわっと散るみたいに、たくさん飛ばしたいのさ。孫悟空が山ほどの分身を生むように、やきものを作りたい。」

 

「あの手この手を使って、たくさんたくさん作ってさ、一生かかって、何か自分の思っていることが一つでもできれば、それでいいんじゃない。で、ああ、あの人は死にましたなあ、と人に言われる。どうってことはないよ。」

 

鯉江良二

 

 

終戦の7年前に常滑という窯業地でうまれた鯉江良二は陶芸家や芸術家の家系ではありません。土管工場のアルバイト、さらに日本タイルブロック社への入社といったところからキャリアをスタートさせています。

 

戦後の走泥社の活動に刺激を受けた鯉江良二は、1961年、23歳の時に常滑市立陶芸研究所の創設に伴い入所、以降は常滑を中心に主にグループで作品を発表していきました。常滑市立陶芸研究所というのはいわゆる美大というようなものではなく、どちらかというと窯業、技術的な専門学校の要素が強かったようです。

 

大きな契機となったのは1970年代、30歳を過ぎてインスタレーション的な作品で注目を浴びたことで、衛生陶器を粉砕したシェルベンという粒状の材料を自らの顔でとった型で押し固め釉薬をかけずに焼成した『土に還る』シリーズで注目を集めると、徐々に社会的なメッセージを込めた現代アート的な作品で存在感を高め、そういった流れの1つのピークとして1980年代後半には自身の代表作ともなリマした。反核のメッセージを込めたチェルノブイリシリーズを発表しています。

 

鯉江良二が特異的だったことの1つには、そういったどちらかというと現代アート的な作品で名を馳せながらも一方では器の仕事も同じように並行して行ったことです。そこには常滑という窯業地出身ということが関係していますが、彼の自由な姿勢の表れでしょう。

 

1980年後半、50歳頃になると精力的に茶碗の制作するようになりました。今はクラフト系からアート的な陶芸家まで、猫も杓子も茶碗をつくるような状況になっていますが、当時鯉江良二のような作家が茶碗を作り出すというのはなかなか印象的なことでした。茶碗を陶芸家が作るという事は、彼の残した功績ではないでしょうか。

 

また、現役お人気作家にもかかわらず、1989年には愛知県立芸術大学の助教授にもなり後進の育成も行ないました。更にこのころから海外の美術館や大学、窯業地に招かれて滞在型のワークショップも世界各地で精力的に開催し、これは以降病気で倒れる直前まで続けています。

 

 

鯉江良二の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.鯉江良二の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.鯉江良二の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.鯉江良二の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.鯉江良二の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

 

 

鯉江良二 引出黒茶碗

鯉江良二 引出黒茶碗

 

引出黒は鯉江良二の得意な技法の一つで、 その数は多数残っているが、個性が 一碗一碗まったく違う作品のように見える。

 

もちろん鯉江良二の作品には、出来不出来はあるが、胴で一旦締まり、 ほどよく、絶妙に端反りとなっていて端正な姿です。

 

釉の掛け外しもこれまた絶妙になっていて、見込はたっぷりと、 浜に寄せて来る波のような印象です。

 

 

 

鯉江良二 略歴

 

 

1938年
昭和13年、愛知県常滑市に生まれました。

 

1953年
昭和28年、常滑市立常滑中学校を卒業しました。土管製造所でのアルバイト作業によって右手中指と薬指の第一関節を失いました。

 

1957年
昭和32年に愛知県立常滑高等学校窯業科を卒業後、日本タイルブロック製造株式会社に入社しました。

 

1961年
昭和36年、常滑市立陶芸研究所の開設と共に入所しました。

 

1965年
昭和40年、常滑陶芸作家協会に入会しました。

 

1966年
昭和41年、独立して開窯しました。

 

1968年
昭和43年頃よりマネキンや自分の顔を型取りした作品を制作します。

 

1971年
昭和46年に名古屋の栄公園に顔を型取りして、シェルベン(衛生陶器を粉末にした物)で焼き固めた作品「土に還る」を設置しました。
常滑造形集団を結成して陶壁制作や「土まつり」を開催しました。

 

1972年
昭和47年、愛知県常滑市奥条天竺に薪窯を築窯しました。

 

1973年
昭和48年、「証言‐時計」や「証言‐ミシン」を発表しました。

 

1975年
昭和50年、愛知県常滑市奥条天竺に新たに大型薪窯を築窯しました。

 

1980年
昭和55年、国際陶芸アカデミー(IAC)会員となりました。

 

1982年
昭和57年に四角く型取りした土を設置して崩れるに任せた「雨/土 陶」を発表し、後に牧草の種を蒔いて焼成した作品へと発展しました。

 

1985年
昭和60年に四角い匣鉢に、ラジオや時計等を詰めてシェルベンで焼き固めた作品を「証言」と題して発表しました。

 

1986年
昭和61年、「磁場シリーズ」を発表しました。

 

1987年
昭和62年、紙に泥を流し掛けした「泥‐ing」を発表しました。

 

1989年
平成元年、愛知県北設楽郡設楽町の金子潤の工房を移転しました。愛知県立芸術大学助教授に就任しました。反核を題材とした「チェルノブイリ」を発表しました。

 

1990年
平成2年、自身の顔をサンドキャスト(砂型鋳造)したガラス作品を発表しました。

 

1992年ん
平成4年、信楽土を轆轤挽きして縦に切った「西風・東風」を発表しました。この轆轤で挽いた土の内部を見せる手法は、

 

1994年
平成6年以降にブロンズやアルミによる「森ヲ歩ク」へと発展します。

 

1993年
平成5年、愛知県立芸術大学教授に就任しました。

 

1994年
平成6年、岐阜県恵那郡上矢作町に工房を移転しました。

 

2002年
平成14年、愛知県常滑市奥条天竺に薪窯を築窯しました。器においても昭和40年代には白土で「コロリ」と呼ばれて親しまれた底の丸い湯呑、轆轤挽きの筒を縦に切り開いて横にした「のべ皿」、細長い皿をぶつ切りにして脚を付けた「電車の皿」、高台のない灰釉の茶碗等、従来の器の世界に驚きと刺激を与えています。国内外の展覧会で「マスクの鯉江」、「メッセージの鯉江」として知られており、伝統陶芸、前衛陶芸という言葉に拘らない作風が特徴です。

 

 

 

鯉江良二 土に帰る

 

自分の顔が土に戻るのを目の当たりにして何を思ったのか、鯉江良二はその場限りのはずだった作品を、半永久的に残る焼成作品として再現した。

 

きっちり死者の顔をかたどって「生きていた」ことを伝えるデスマスクとは異なり、あらかじめ崩れ、ひび割れた「土にかえる」の顔は、「生きている」ことについて何かを語りかけてくるようだ。

 

 

 

鯉江良二の買取で当社が選ばれる理由

 

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

 

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

 

3.鯉江良二の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

 

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

 

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます

 

 

 

鯉江良二 査定価格におけるポイント

 

鯉江良二の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

鯉江良二先生の作品は茶碗の作品に高値の査定価格がつきます。

 

5万円から10万円ぐらいの買取相場です。

 

保存状態

 

茶碗は使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

鯉江良二の作品は「土に帰る」の作品が評価されます。

 

オブジェの作品が高値が期待できます。

 

鯉江良二展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

 

制作年代

 

鯉江良二先生の作品は、初期の作品も高値で取引されております。晩年の作品が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ鯉江良二の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

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