2024年12月28日

杉本貞光の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の杉本貞光の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

杉本貞光の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、杉本貞光の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

杉本貞光の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の杉本貞光のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた杉本貞光の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の杉本貞光の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

「長次郎風黒茶碗」、「光悦風赤茶碗」、「高麗の井戸茶碗」、「織部茶碗」、「信楽焼の蹲」杉本貞光の陶芸作品には格調の高い作品がずらりと並び、見る人を圧倒します。

 

陶芸作家として間もなく半世紀がたち、一貫して求め続けてきたのは「時も人も超えた、わびさびの世界」。杉本貞光の陶芸作品への姿勢はけして入賞を求めるためではなく、茶道に適した焼き物作りの志の高い陶芸作品です。その背景には、京都の大徳寺の立花大亀老師との出会いがありました。

 

33歳のとき、杉本貞光は信楽の古い壷に魅了され、陶芸の世界に足を踏み入れました。当時は列島改造ブームの真っ最中で、建設ラッシュのためビルの内装や外装のレリーフ制作などの仕事に追われていました。

 

 

杉本貞光 本人

杉本貞光 本人

 

39歳のとき、「面白い坊さんがいる」と知人に紹介され、京都の大徳寺の立花大亀老師を訪ねました。そして大亀老師に言われました。

 

「美術館でたくさんの国宝や重要文化財を見ているだろう? あれをどう思う?“侘び寂び” の思想から生まれた美術品はたくさんあるだろう」

千利休などが活躍した時代の美意識である「侘び寂び」は、徹底的に無駄を省いた究極の美です。季節でいえば秋、一日でいえば夕暮れだろうか?

「桃山時代に返りなさい」

 

大亀老師に言われたこの一言で、目からうろこが落ちた杉本貞光は、目指すのは「侘び寂びの世界」だと決心しました。そのときからレリーフ制作をきっぱりやめ、民芸風の作陶や現代陶芸からも手を引きました。

 

 

立花大亀 本人

立花大亀 本人

 

「地味で渋く、汚らしいのが侘び寂びではありません。粋で品がよく、おおらかで柔らかい。これがわびさびです」と杉本貞光は言う。

 

立花大亀老師への師事を願い出た杉本貞光は、老師から条件を二つ出された。

 

「作家活動をやめること」

 

「愚痴と弁解は言わないこと」

作家活動は己の個性を追究するもので、目標は展覧会で賞を取ることとは、侘び寂びとはかけ離れた世界です。

 

確かに審査員はその道に詳しい。しかし、それはたった1人の目に過ぎない。何百年も時代を経て来た名品は、数え切れない人の目にさらされ、時代の変化に耐えて評価されてきています。

 

つまり、『仏の目で選ばれているに近い』。審査員の目よりも仏の目、己の個性よりも普遍的な美、それが侘び寂びの世界だと大亀老師に教えられました。

 

一言で侘び寂びと言っても「利休の黒茶碗」や「高麗の井戸茶碗」などさまざまな作風があります。一体どれを目指せばいいのか杉本貞光は迷いました。大亀老師の答えは「全部やりなさい」でした。

 

 

 

 

杉本貞光 黒楽茶碗

杉本貞光 黒楽茶碗

 

赤は光悦写、黒は長次郎写を製作されます。赤に遅れること2年、1990年に貞光は黒楽を発表しました。

 

以来、あらゆる名品を見るように努め、そこから学び、それに迫るよう努力しました。むしろ迫る努力というより「超える努力」というべきかも知れない。

 

 

杉本貞光 志野茶碗

杉本貞光 志野茶碗

 

苦労したのは「土探し」。志野焼の「もぐさ土」と出合うまでには10年以上かかったといいます。納得のいく土を探し出し、土に聴く。

 

「上手に作りたい、自分を表現したい」

 

という邪念を捨て、土の持つ個性を引き出すことに全身全霊を注ぐのだという。

 

「侘び寂びの美に気が付いても、それが表現できるかどうかは、また別です。杉本貞光にとっても永遠のテーマです」

 

 

寺垣外窯は立花大亀老師が命名

 

垣外(かいと)とは、垣の外や、屋敷・村落の囲いの外を意味する語です。この語は、近世の大坂では乞食の意味でも使われ、転じて、江戸時代の大坂の4箇所(天王寺、鳶田、道頓堀、天満)に存在した非人村も垣外と呼ばれました。

 

なんと、お坊さんが付ける名前は遠慮した名前ですね。

 

関西地方の被差別民の大半は穢多系であったため、これらは特異な存在であり、歴史研究の大きなテーマになっている。このうち、天王寺のものだけが中世に成立したもので、それ以外は江戸時代になってから成立した事が分かっています。

 

 

 

杉本貞光の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.杉本貞光の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.杉本貞光の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.杉本貞光の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.杉本貞光の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

 

杉本貞光 略歴

 

1935年
東京に生まれる

 

1968年
信楽山中に穴窯築窯。茶陶信楽制作開始

 

1974年
大徳寺立花大亀老師よりご教導を受け今日に至る 沖縄海洋博にレリーフ制作(レリーフ活動終了) 茶陶伊賀の研究制作を開始

 

1979年
大徳寺如意庵にて個展 裏千家にて個展 長次郎風の黒茶碗、光悦風の赤茶碗の研究制作を開始 高麗物、井戸、粉引の研究制作を開始 茶陶伊賀の制作発表

 

1988年
香雪美術館にて信楽展出品

 

1991年
NY・ロックフェラーセンター・ギャラリーゼロにてアメリカ初個展 1992年 吉兆・湯木美術館(大阪)に作品が収蔵

 

1933年
ミュンヘン・ギャラリー フレッド ハーンスタジオにてドイツ初個展

 

1994年
エール大学美術館(アメリカ)に作品が収蔵 自然灰釉による彫塑の制作発表 施釉による彫塑の制作発表 光悦風白茶碗の制作発表 古信楽土発見、研究制作発表

 

2002年
京都・建仁寺晋山記念として井戸茶碗を納める 台湾台北佛光縁美術館にて「中・日・韓国際陶藝生活藝術展」招待出品 韓国利川(イチョン)世界陶磁センターにて「2002国際陶磁ワークショップ」招待出品

 

2003年
韓国霊岩陶器センターにて韓日陶芸展招待出品。作品が収蔵 東京都庭園美術館にて「現代日本の陶芸・受容と発信」に出品

 

2005年
滋賀県立陶芸の森陶芸館に作品が収蔵 渋紙手、高麗黒、青磁、制作完成

 

2006年
伊賀焼専用の穴窯築窯

 

2007年
志野、織部、制作完成

 

2008年
クラーク日本美術・文化研究センター館(アメリカ)に作品が収蔵

 

2010年
蕎麦、伊羅保、制作完成

 

2011年
野村美術館にて展覧会

 

2012年
ロサンゼルス・カウンティ美術館日本館(アメリカ)にて作品展示 フランクロイド・ギャラリーにて個展

 

2013年
猿投、黄瀬戸、制作完成 野村美術館(京都)にて個展

 

2014年
臨済宗建仁寺派管長小堀泰厳猊下より、戒名・玄覚貞光をいただく

 

2015年
横浜高島屋で「杉本貞光傘寿横浜展」を開催

 

2017年
大阪高島屋で「杉本玄覚貞光侘び寂展」を開催

 

 

 

 

杉本玄覚貞光 井戸茶碗

 

2014年4月、杉本貞光は戒師・小堀泰巖猊下(臨済宗建仁寺派管長)より玄覚貞光という戒名を いただきました。

 

「今後もより一層侘び寂の思想を深めるべく、精進を重ねていく所存でおります。」

 

 

杉本貞光の買取で当社が選ばれる理由

 

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

 

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

 

3.杉本貞光の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

 

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

 

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます

 

 

 

杉本貞光 査定価格におけるポイント

 

杉本貞光の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

杉本貞光先生の作品は信楽の花入水指の作品に高値の査定価格がつきます。

 

5万円から10万円ぐらいの買取相場です。

 

保存状態

 

茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

杉本貞光の作品は黒楽茶碗、赤楽茶碗、井戸茶碗の作品が評価されます。

 

寺垣外窯の箱書きサインの作品が高値が期待できます。

 

杉本貞光展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

 

制作年代

 

杉本貞光先生の作品は、初期の作品も高値で取引されております。晩年の作品が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ杉本貞光の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

 

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