2024年12月15日
鈴木治の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
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鈴木治(すずきおさむ)1926年〜2001年は、戦後の日本陶芸界を牽引した陶芸家です。千家十職 の永樂工房 で轆轤 職人をしていた父の鈴木宇源治 (うげんじ) の三男として京都の五条坂に生まれます。早くから父親に轆轤の手ほどきを受けました。復員後、創作陶芸の新しい造形表現を目指し、1948年には八木一夫 や山田光らとともに前衛陶芸家集団、走泥社を結成しました。器としての用途を持たず、純粋に立体造形としての芸術性を求めた彼らの作品は、人々に驚きをもって迎えられて「オブジェ焼」と呼ばれました。
鈴木治 泥像 1965年
一方で、鈴木治の陶芸は、日常的な意味や用途が取り去られたときに現れる事物の物体的な側面を言う「オブジェ」ではなく、あくまでも土と火による表現としての陶の「かたち」に重点が置かれていました。その鈴木治の作陶理念や陶芸そのものに対する思想は、「泥像 」や「泥象」という作品名にあらわれています。
鈴木治 馬 1977年
主に赤い化粧土を施した焼締めと、みずみずしい色合いの青白磁 の二つの技法によって制作された鈴木治の陶芸作品には、馬や鳥などの様々な動物や、風や雲など自然現象のイメージから生み出された穏やかな「かたち」が、鋭い造形感覚で力強く表現されています。そして観る者の抱くイメージが互いに呼応する鈴木治の独創世界は、文学的要素を強めながら年々いっそうの深まりをみせました。いずれの手法も、鈴木治の表現には欠かせないもので、どの作品も鋭い感性を秘めながら、詩情あふれる独自の世界をみせ、世界的にも高く評価されている。
鈴木治の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.鈴木治の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.鈴木治の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.鈴木治の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.鈴木治の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
鈴木治 略歴
1926年
(大正15)年11月15日、京都市生まれ。生家のあった五条坂界隈は清水焼の中心地であり、父鈴木宇源治は永楽善五郎工房の轆轤職人であった。
1943年
(昭和18)年京都市立第二工業学校窯業科卒業。
1946年
中島清を中心に、京都の若手陶芸家が集まって結成された青年作陶家集団に参加。
1947年
日展初入選。48年青年作陶家集団は第3回展をもって解散し、八木一夫、山田光らとともに走泥社を結成する。
1950年
現代日本陶芸展(パリ)に出品。
1952年
第1回現代日本陶芸展で受賞。
1954年
第1回朝日新人展に、器の口を閉じた「作品」を出品する。用途をもたない、器の口を閉じた陶芸作品の出現は、陶芸の分野においては画期的な出来事であった。
1960年
日本陶磁協会賞受賞。
1962年
第3回国際陶芸展(プラハ)に「織部釉方壷」を出品し、金賞受賞。
1963年
現代日本陶芸の展望展(国立近代美術館京都分館開館記念展)に「土偶」、翌64年現代国際陶芸展(国立近代美術館、東京)に「フタツの箱」を出品、いずれも白化粧の上に幾何学的な文様や記号をあらわした作品である。
1965年
個展以後は自らの作品を「泥像」と呼び、この頃から、信楽の土を主とした胎土の上に、赤化粧を施し、部分的にや灰をかけた焼き締め風の作品を制作する。
1967年
個展に「馬」を出品、馬は鈴木にとって重要なモチーフであり、その後もしばしば馬を題材とした作品を制作すします。
1970年
ヴァロリス国際陶芸ビエンナーレ展(フランス)に「ふり返る馬」を出品し、金賞を受賞。
1971年
走泥社東京展で青白磁(影青)の作品を出品、同年の個展で青白磁の「縞の立像」を出品。同年ファンツア国際陶芸展(イタリア)に「四角なとり」を出品、貿易大臣賞を受賞。79年京都市立芸術大学美術学部教授となります。
1982年
個展に「雲」の連作を出品。
1983年
個展から、自らの作品に「泥象」という言葉を使いはじめる。「泥象」とは泥のかたちの意であり、人や動物だけでなく、雲や風や太陽といった自然現象をモチーフに制作を行う鈴木の造語である。同年、第7回日本陶芸展に「山の上にかかる雲」を出品、日本陶芸展賞を受賞。
1984年
1983年度日本陶磁協会金賞、第一回藤原啓記念賞を受賞。
1985年
毎日芸術賞を受賞。同年、伊勢丹美術館(東京)にて回顧展「泥象を拓く 鈴木治陶磁展」(大阪、岡山を巡回)が開催されます。
1987年
第五回京都府文化賞功労賞を受賞。同年、個展に「掌上泥象百種」、「掌上泥象三十八景」を出品。88年個展に、穴窯で制作した「穴窯泥象」を出品。
1989年
平成元年「鈴木治展」(京都府立文化会館)が開催されます。
1990年
京都市立芸術大学美術学部長となります。
1992年
京都市立芸術大学を退官、名誉教授となります。
1993年
京都市文化功労者となります。
1994年
紫綬褒章受章、第7回京都美術文化賞を受賞。
1998年
第30回日本芸術大賞を受賞。同年、50周年記念’98走泥社京都展をもって走泥社は解散。同年、個展に「木」の連作を出品。
1999年
第69回朝日賞、第17回京都府文化賞特別功労賞を受賞。同年、東京国立近代美術館工芸館にて回顧展「鈴木治の陶芸」展が開催される(福島、京都、広島、倉敷を巡回)。走泥社の創立メンバーであり、革新的陶芸の旗手として戦後を通じて日本の陶芸界の第一線で活動を続けた鈴木治は、馬や鳥、雲や太陽などをモチーフにした抽象的フォルムの詩情あふれる作品で高く評価される。『鈴木治陶芸作品集』(講談社 1982年)。
2001年
陶芸家で、戦後の日本の陶芸界をリードした走泥社の創立メンバーであり、京都市立芸術大学名誉教授の鈴木治は、4月9日午後1時10分、食道がんのため死去した。享年74。
鈴木治の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.鈴木治の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。
鈴木治 査定価格におけるポイント
鈴木治の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
鈴木治先生の作品は、オブジェの作品に高値の査定価格がつきます。
30万円から150万円ぐらいの買取相場です。
保存状態
茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
鈴木治の作品は赤い化粧土を施した焼締めの作品が評価されます。
干支のオブジェ作品が多くに取引されております。
高額作品と価格が低くなってします作品の開きがあります。
鈴木治展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
鈴木治先生の作品は、初期の作品も高値で取引されております。晩年の作品が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ鈴木治の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
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