2024年11月22日
川北良造の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
御所蔵の川北良造の木工作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。
川北良造の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、川北良造の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。
川北良造作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の板谷波山のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた川北良造の作品を鑑定して買取りいたします。
木工作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の川北良造の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
挽物の技術ではじめて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認められた川北良造は、挽物とは材料である木を轆轤で回転させながら作品を削り出す技術である。だから必然的に、木材のほとんどは木の屑になってしまう。川北良造は木のほとんどをこのように「無駄」にしてしまうことを木工芸師という仕事の「宿命」であるとしながらも、木に対して常に「申し訳ない」という気持ちを抱いていると言う。
だからこそ完成した作品は最高のものであって欲しいし、丈夫で長持ちして欲しいと、川北良造は願う。たんなる材料として木に向き合っているのではなく、ひとつの「生命あるもの」として向き合っているのである。これはたんなる喩えではなく、実際の制作過程においても木は生きているのである。
川北良造 本人
「荒挽き」という初期の工程が終わり、木から美しい木目が現われ、また、作品のおおよそのかたちが決まると、およそ2か月から6か月の間という長い時間をかけて、作品を自然乾燥させます。その過程において、木は収縮してしまい、作り手が意図していた大きさが「狂う」のである。このように、伐られた後、水分を失ってもなお、木は動こうとする、つまり、生きているのである。
それが木というものの本質なのであり、木工芸作家の仕事とは木のそのような本質との「戦い」であると、川北良造は言う。しかし「戦い」といっても、木工芸師は木の大きさを無理やり決めようとすることはない。むしろ乾燥の過程で、大きさに狂いが出る場合には十分に狂わせる。つまり、いわば木の生命力が尊重されるのである。木工芸作家の仕事の「目的」とは、自分の意図に合わせて木のかたちを変えることではなく、木のもつ可能性が実現するのを手助けすることである、そのようにも言えるであろう。
川北良造 工房にて
川北良造は木地師の家に生まれたが、一度も家業を継げとは言われなかった。小さな頃から、親の仕事場のそばで遊ぶのが常だった。冬、寒いときには、カンナくずの中に埋もれて寝てしまうこともあった。小学校4年生ぐらいになると、親がいないのを見はからって仕事場に入り、見よう見まねで挽いてみたりもした。すぐにカンナの刃先が食い込んで折れる。その刃をカンナくずの中に隠す。そんなイタズラを、父は咎めることはなかった。そのうち、コマを挽けるようになると、職人さんたちから、木には芯があってその芯を真ん中にしてコマをつくるとぶれないし、回転時間も長くなる、と教わる。遊びながら、自然と仕事に触れて成長していく。中学を卒業する頃には、だいたいのことができるようになる。
川北良造の育った山中は、漆器の一大産地である。子供たちは、木地・塗師・上塗り・蒔絵など、暗黙のうちに家業を継ぎます。川北良三は母のすすめで、木地師の家にもかかわらず、蒔絵を習うことになります。山中の漆器工補導所でスケッチから指導を受けました。2年目にふっと、父の仕事を継ぐのが本当ではないのか。父について仕事をしたいと思い、補導所を中退します。
川北良造 欅神代桂双友鉢
まずは、木地師である川北家の本家へ、修業に出ました。ところが、来る日も来る日も雑用ばかり。こんなの習いに来たんじゃない。3〜4年は不満でいっぱいだった。それがあるとき、雑用も将来役に立つと思い始めます。どうすれば、職人さんたちに喜んでもらえるのか、どうすれば早くできるのか。そんなふうに気持ちを切り替えると、どんな仕事も早く確かにこなせると、重宝がられるようになった。
結局、8年が過ぎていた。 職人さんたちは、いろいろな自慢話をする。「徳利袴(お銚子を入れるうつわ)を1日600個挽けたら一人前だ」という話を耳にして、良し、挑戦してみようと思い立つ。父からは「早く仕事をする方法を教えよう」と、目覚まし時計をプレゼントされる。「その秒針と競争しろ」と。600は難なくクリア。1カ月ほどの間に1,000までいった。
天晴れな仕事ぶりだが、腕が動かなくなった。せいぜいが900までだなと思い知る。チャレンジはまだあった。山中は、千筋・平筋・籠目筋など、「筋物挽き」が得意な地。40歳のとき、どれだけ細い筋がつけられるかに挑み、1ミリに8本、線を挽いた。でも10本はどうしてもムリだった。
「好奇心が強いんですね。人がやれないことをやってみたくなる(笑)」。
川北良造 神代欅嵌装鉢
父、浩一が職人木地師として山中漆器木地を生産する中で、人間国宝の氷見晃堂、松田権六との出会いで、指導を受け工芸作品を制作するようになり、自身もその道に入りました。技術、表現も地方の特徴を生かし、その後も創意工夫をしました。
独自の技法の中の1つには、方形の素材を回転させ削り仕上げる作品に加え加飾挽、象嵌、嵌装などがございます。
川北良造の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.川北良造の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.川北良造の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.川北良造の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.川北良造の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.木工芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
川北良造 略歴
石川県出身。木の挽物の産地である山中町(現加賀市)に生まれます。木工芸家である父・川北浩一に師事。のちに氷見晃堂に師事。挽物の技術に秀で、伝統的で高度な技術を持つ。川北良造作品は挽物が中心なので作品は一枚の板からロクロで削りだした皿や椀など丸い形のもの、あるいは丸く作って辺を切るものなどシンプルなものが多く、回転ではできない指物によるような四角い箱型の物は少ないです。
材は欅を中心に桑・楓・黒柿・栃なども使います。近年では象嵌の技法も取り入れる。拭漆の技法を高め、深みのある作品を作る。正倉院宝物の復元にも力をそそぐ。石川県立山中漆器産業技術センター 石川県挽物轆轤技術研修所の所長を務め、後進の育成も行っている。
1934年 石川県江沼郡山中町(現・加賀市)生まれ
1962年 第9回日本伝統工芸展入賞
1966年 第13回日本伝統工芸展日本工芸会長賞
1968年 第15回日本伝統工芸展日本工芸会長賞
1994年 重要無形文化財「木工芸」保持者
1999年 紫綬褒章
2004年 旭日中綬章
川北良造造 縞黒檀中棗
砂磨きされフキ漆で仕上げられています。木工芸加賀山中の人間国宝川良造の晩年の作品で底に在印も有ります。
川北良造の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.川北良造の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。
川北良造 査定価格におけるポイント
川北良造の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
川北良造先生はの作品は、盆や鉢に高値の査定価格がつきます。
市場では、10万円ぐらいが相場です。5万ぐらいの買取相場です。
保存状態
腕物や盆などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
川北良造の作品は珍しい木材の作品が評価されます。
川北良造展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
川北良造先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ川北良造の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
**************************************
弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
愛知県名古屋市中区門前町2-10
電話052(251)5515
営業10:00-18:00