2024年11月17日

中島宏の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ

御所蔵の中島宏の陶芸作品の買取価格を知りたい方は、高額査定の北岡技芳堂にお任せください。

 

中島宏の作品を他社よりも高い買取価格で査定しています。 買取査定のポイント、中島宏の作品の買取情報をご確認ください。 簡単LINE査定も随時受付しております。

 

中島宏作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の中島宏巌のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた中島宏の作品を鑑定して買取りいたします。

 

陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の中島宏の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。

 

20代の頃、仕事の合間に窯跡や陶片を捨てた物原(ものはら)などをたずね、作陶の参考に陶片を探していました。古唐津や古伊万里の陶片がたくさんある中に、時々ブルーや緑に光る青磁を発見しました。

 

その際立った美しさに惹かれて、「こういうものを作りたい!」と思い親父に相談しました。しかし、返ってきたことばは「青磁はむずかしいぞ、商売にならない」。

 

今思えば、青磁をやるには高度な知識と技術が必要なので親父は心配して言ってくれたのだろうと思うのですが、その時は言われれば言われるほど、「よーし、それだったらやってやろう」と怖いもの見たさで青磁の世界に飛び込みました(笑)。

 

 

中島宏 本人

中島宏 本人

 

「そんなに難しいものなら人もしないだろうから、自分の存在感を打出せるだろう」と考えて、ひたすら勉強をしました。全国の作家の窯をたずねて色々と話を聞きました。そして家に帰る時には何十冊かの窯業関係の古本を買っていましたよ。新しい本を買うお金がなかったからね(笑)。

 

京都などで人間国宝クラスの作家の人たちが青磁をやっていましたが、やはり何と言っても中国・朝鮮の青磁ですよね。それらの写しを先ずやりました。しばらく写しをやっていくと技術が把握できるようになるんです。そうすると写しでは満足できなくなるわけですよ。

 

 

中島宏 床には小山富士夫の掛軸

中島宏 床には小山富士夫の掛軸

 

「何か独自なものはできないか、自分の個性を出せるものがつくれないか?」という思いが湧いてくるんです。そんな時窯の中に、今までにない色を発見をしました。窯変ですね。

 

「これは、おもしろい!」「こんなのは誰もしていない!」 それから、この偶然を自分のものにしようと研究しました。偶然を必然に、これがやきもののキーポイントですよね。この偶然はチョイチョイあるんですが、感性がないと気づかないし、おもしろいと思わない。

 

そうこうする内に賞をもらうようになったのですが、しばらくして「何でこんな色になったんかな」と客観的に考えていったら武雄の自然、武雄の風土色といったものに行き着きました。

 

 

中島宏 青瓷彫文壺

中島宏 青瓷彫文壺

 

その当時、中国陶磁の大家として有名だったのが小山富士夫先生でした。いろんな本を読んでいると、必ずと言っていいほどこの先生の名前がでてくるんですよ。

 

「ようし、この先生に会わないと話にならない」と今思えば無謀な決意をして鎌倉まで出かけました。 小山富士夫先生の家をやっと探り当てたのですが、門の前に立つと照れくさくなって中に入れなかったですね(笑)。

 

 

中島宏 翡青瓷香炉

中島宏 翡青瓷香炉

 

12月の終わりだったので、みぞれ交じりの雪が降っていました。両手には作品を下げていましたので、手がかじかんでしまいました。そうこうするうちに、若い奥さんが気づかれて、中に招じ入れてくださいました。「寒いでしょうから」と入れていただいたコタツの温もりがうれしくて、今でも忘れられない思い出です。 先生に作品を見ていただき、「いい色をしているね」「形はもう少し工夫しなさい」と言ってもらいました。

 

小山富士夫先生といえば雲の上の人だったのですが、青磁のことや見るべき作品などを本当に親切に教えていただき、飛ぶようにして家に帰りました。その後はこの小山富士夫先生を美の基準として、一心不乱に青磁に取り組みました。小山富士夫先生にはその後も公私にわたってお世話になりましたが、人にはやはり人生の師となる存在が必要ですね。

 

 

中島宏 天青瓷層塔壺 

中島宏 天青瓷層塔壺 

 

私にはブルーや緑だけでなく、木々の色や花の色も青磁に見えます。自然の中には色んな色があるので、それらの色を表現してみたかったんです。ある専門家からは「これは青磁じゃない」といわれましたが、自然の全ての色が青磁に見えるので、その人に「私は色が見えないかも知れんな」と言ったら唖然としておられました(笑)。 しかし、青磁だけをやっていたらダメなんで、若い人には色んなことをやるように言っています。

 

 

僕も若い時には、唐津もやったし、天目も作りました。金彩もやれば色絵もやりましたよ。対称的なものをやれば、より深く理解することができるんですよ。又、そうやって自分の中にある才能に気づくんじゃないですか。天才とは、その人だけにしかない才能だと思うんですよ。そうしないと人は生きていけないから、神様が誰にでも与えてくれたものだと思います。 例えば、小さい子どもにリンゴを描かせると、一人として同じリンゴを描かないですよね。小さい子が実におもしろい絵を描くんですよ。ところが、大きくなって描いてみると色んな知識が豊富になって上手く描けるんですが、同じ絵になってしまう。知識が邪魔してしまったんですね。

 

 

中島宏の買取でよくある質問

 

Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。

 

Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.中島宏の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。

 

Q.中島宏の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。

 

Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。

 

Q.中島宏の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。

 

Q.中島宏の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。

 

 

 

中島宏 略歴

 

1941(昭和16)年10月1日、佐賀県杵島郡西川登村大字小田志字弓野(現、武雄市西川登町弓野)生まれ。磁器の窯元に育ち、古窯跡の調査を通して青磁へ傾倒した。10代より、佐賀県、肥前地域の古窯跡を歩き物原(割れた焼き物の捨て場)で青磁の陶片に触れ青磁に魅了された。

 

1969年、第16回日本伝統工芸展に初入選

 

1970年、独立し、弓野古窯跡に半地下式穴窯を築窯

 

1973年には第2回日本陶芸展に初入選

 

1977年、第24回日本伝統工芸展で「白磁壺」奨励賞受賞、文化庁買い上げとなります。

 

1980年、西日本新聞社『中島宏作陶集』、97年日本経済新聞出版『中島宏作陶集―無窮なる青磁』を刊行。作品集のほか、95年には日本経済新聞社より随筆集『弓野[四季釉彩]陶芸家中島宏の世界』を刊行。

 

1981年、第1回西日本陶芸美術展で「粉青瓷線彫文壺」陶芸大賞(内閣総理大臣賞)受賞

 

1983年、日本陶磁協会賞を受賞。「中島青磁」と呼ばれる独創的な作品は高い評価を受けます。

 

1984年には、中国古陶磁研究者訪中団(日中文化交流協会主催)の一員として各地の古窯跡及び博物館を視察。青銅器の造形に感銘を受ける。翌年日本人として初めて、中国官窯の青磁がつくられた浙江省龍泉古窯跡を訪問し陶片調査を実施。自己の青磁創作への姿勢を強く意識し、唯一無二の「中島青磁」へと昇華。他に陶板作品も手がけます。

 

1990(平成2)年佐賀県重要無形文化財認定

 

1992年、NHK福岡放送センターロビーに青瓷釉彩磁器壁画「躍動する自然」

 

1995年、国際医療福祉大学(栃木県)に青磁「四季釉彩」磁器壁画を制作する。 また、陶磁研究家であった小山冨士夫を師と仰ぎ、生涯陶磁器の研究と収集を行う。生誕の地である武雄市弓野地区をはじめ、武雄地域の陶器収集を熱心に行った。江戸時代の佐賀藩武雄領で焼かれた古陶磁を「古武雄」と名付けて再評価を行い、収集した作品約600点を佐賀県立九州陶磁文化館に寄贈しました。

 

1996年にはMOA岡田茂吉賞工芸部門大賞を受賞

 

2005年、第52回日本伝統工芸展に「青瓷線文平鉢」を出品、NHK会長賞を受賞

 

2006年、第65回西日本文化賞受賞、日本陶磁協会創立60周年記念日本陶磁協会賞金賞受賞

 

2007年、青磁で重要無形文化財保持者の認定を受けます。

 

2010年、日本工芸会常任理事参与

 

2012年、日本工芸会副理事長就任(―2016年)、旭日小綬章を受章するなど、陶芸界の第一線で活躍しました。

 

2018年、青磁の美と技術を究めた「中島青磁」「中島ブルー」を確立し、青磁の重要無形文化財保持者であった中島宏は、3月7日肺炎のため死去した。享年76。

 

 

 

中島宏 ぐい呑み

中島宏 ぐい呑み

 

50年この世界でやってきましたが、つくった作品の中で成功といえるものは1割程度です。納得がいかなくて割ったものも数知れず。家内からは「割るために作品をつくっているみたいですね」と言われます。

 

 

 

中島宏の買取で当社が選ばれる理由

 

1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。

 

2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。

 

3.中島宏の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。

 

4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。

 

5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。

 

 

 

中島宏 査定価格におけるポイント

 

中島宏の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。

幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。

 

作品の種類

 

中島宏先生の作品は、さまざまな青磁作品があります、大壺や香炉作品に高値の査定価格がつきます。

 

5万円から30万円ぐらいの買取相場です.

 

保存状態

 

茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。

 

作品の出来・不出来

 

中島宏の作品は壺の作品が評価されます。

 

中島宏展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。

 

 

制作年代

 

中島宏先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。

 

※このように同じ中島宏の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。

 

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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。

 

美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。

 

どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。

 

裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。

 

北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。

 

出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。

 

まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】

 

愛知県名古屋市中区門前町2-10

 

電話052(251)5515

 

営業10:00-18:00

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