2024年11月9日
三浦小平二の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
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三浦小平二の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の三浦小平二のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた三浦小平二の作品を鑑定して買取りいたします。
陶芸作品の遺品整理、生前整理、コレクションの整理、お引越し、リフォーム、お片付けなどでご所蔵の三浦小平二の作品を適正評価でご売却したい方、ぜひ当店にご相談下さい。 誠意を持ってご要望に沿うよう、高価買取をさせていただきます。
1933年(昭和8年)に新潟県の佐渡の無名異焼窯元の長男として生まれました。三浦小平二は、東京芸大の彫刻科を卒業しました。卒業後にいったん故郷に帰りますが、家業 を継いで5代目とはならず、島を飛び出します。 京都や多治見で焼物の修業を積み、東京芸大の陶磁研究室の副手に就きました。しかし、副手といっても当時は無給でした。また、日本伝統工芸展に作品を応募しても落選が続き苦渋の時代が続きました。
三浦小平二 本人
その後、焼締め、鉄絵、灰釉、黄瀬戸など多岐にわたる作風を経て、1970年代のはじめ頃に鈞窯や辰砂に行き着きます。
鈞窯は藁灰釉を展開した結果として作品に投影され、藁灰釉を厚掛けし銅を入れて還元焼成すると辰砂になります。 そのことと、灰釉を施して還元焼成した灰釉小鉢が、たまたま越州窯風な青磁に焼きあがった経験とが重なり、将来の青磁への道が少しずつ定まっていきました。鈞窯も青磁も、基本は同じ灰釉です。
灰釉を厚く掛けて還元焼成すれば青磁になり、三浦小平二の独特の青磁が展開されるようになりました。青磁作家として頭角を現し始めた三浦小平二は、次第に中近東諸国や中国の影響を受けた独特の世界観を構築していきます。
三浦小平二は台湾の故宮博物院で官窯青磁の逸品を見て作品に活かし、一層深みのある作品を作り出していきました。それから、1976年に伝統工芸展で文部大臣賞を受賞するなど、ようやく青磁作家としての頭角を現すようになりました。
三浦小平二 青磁豆彩 インド文茶碗
43歳から 同時に、中近東諸国やアフガニスタンから中国へとシルクロードへの取材の旅をするようになりました。その成果は、青磁に色絵を施した独特の作品にいきつきました。砂漠の民や風物が暖かい視線で捉えられ、色絵を青磁に表現された作品は三浦小平二独特の表現になり彼の独特の世界観が表現されました。
そして、故郷の佐渡の土を悩みながら試した多様な技法と作品を発表していきます。旅をして描いたスケッチを陶磁器に生かし多作品それらすべてが渾然一体となった三浦小平二のオリジナルスタイルの青磁作品となって完成していきました。
三浦小平二軸装 トルファンにて
トルファンは「吐魯番」と書き、中国北西部の辺境の地・新彊ウイグル自治区にある盆地です。各々の土地の人物や風物が生き生きと活写され、微笑ましささえ感じられるのがこれらの絵の特徴です。
三浦小平二 ヘラートへの道
イランに近いアフガニスタン西北部にある都市・ヘラート。ラクダに揺られる母子が、実に愛らしく描かれています。
三浦小平二の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.三浦小平二の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.三浦小平二の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.三浦小平二の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.三浦小平二の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
三浦小平二 略歴
1933(昭和8)年に現在の新潟県佐渡市相川に生まれる。父は佐渡無名異焼の三浦小平
1951年東京芸術大学美術学部彫刻科に入学し平櫛田中に指導を受ける。高田直彦らと陶磁器研究会(陶研)をつくり、加藤土師萌に師事し、芸大最初の窯を築きます。また、父の薦めで京都の製陶会社や岐阜県陶磁器試験場にて陶技を根本から学美ます。その後、母校に戻り、副手、非常勤講師を務めながら制作の目標を灰釉陶器から鈞窯、青磁へと定めました。
1976年、第23回日本伝統工芸展に出品した「青磁大鉢」において文部大臣賞を受賞。これは、作者の生地・佐渡の朱泥土の素地を轆轤成形で薄く挽き上げ、明るい青白色の青磁釉がたっぷりとかかった作品です。
1972年台北の故宮博物院における宋代青磁の調査から佐渡の朱泥土を使用することを思い立ち実現したという。その後、1992(平成4)年、郷里に「三浦小平二小さな美術館」を設立します。
1993年に日本陶磁協会賞金賞
1994年にはMOA岡田茂吉賞工芸部門大賞
1995年には第42回日本伝統工芸展に出品した「青磁飾壺『寺院』」が日本工芸会保持者賞
1996年紫綬褒章を受章。三浦の作風はアジア・アフリカの風物をモチーフとしたものが見られ、これらは本人が「創作の原点」と語った海外への旅の影響といわれている。東アフリカ牧畜民のマサイ族との出会いやアフガニスタン砂漠の中の湖バンディ・アミールの神秘的な青色の感動が作域を広げたと考えられます。
1997年、青磁で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。2000年東京芸術大学名誉教授、文星芸術大学陶芸科主任教授に就任
2005年文星芸術大学陶芸科客員教授にと後進の指導に心血を注ぎました。
2006年、「[作陶50年]人間国宝三浦小平二展」を日本橋三越、新潟三越で開催した同年、逝去。没後、遺族が作品30点を佐渡市へ寄贈
2006年10月3日東京都国立市の自宅にて逝去、享年73。10月3日午前1時56分に急性心筋梗塞のため死去した。享年73。
2008年「[特別展]人間国宝三浦小平二の世界―青磁以前の作品、青磁の世界、画家・三浦小平二―」展が佐渡博物館、両津郷土博物館、相川郷土博物館にて開催されました。
三浦小平二 青磁盃
青磁は青から緑色に発色する青磁釉がかけられた 陶磁器のことです。青磁釉はもともと灰と土石を混ぜた釉薬です。
現代では石灰と長石に1~2%の酸化鉄を添加することで得られます。 また素地に含まれる微量な鉄分(これも1~2%程度)も、青磁の発色には重要な要素です。
素地の粘土は磁器・陶器・半磁器にわかれ、上記の通り微量な鉄分が含まれるのが理想です。
そして釉調の深みを出すため、青磁釉は幾層かに重ねがけされるのが一般的です。
これを高温で還元焼成すると、分厚い釉と素地に含まれる鉄分が淡い青色から緑色に発色します。
三浦小平二の買取で当社が選ばれる理由
1.当社は人件費や運営のコストを削減しておりますので、その分高価買取が可能になります。
2.創業昭和25年より、秘密厳守にて買取させ頂いております。
3.三浦小平二の作品のオークションデータに基づいて適正価格で買取りさせて頂きます。
4.都合があえば即日でも出張買取に伺わせていただきます。
5.従業員ではなく、店主自らが鑑定に伺わせていただきます。
三浦小平二 査定価格におけるポイント
三浦小平二の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
三浦小平二先生の作品は青磁豆彩に高値の査定価格がつきます。
20万円ぐらいの買取相場です。ぐい呑みですと10万前後になります。
保存状態
茶碗などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
作品の出来・不出来
三浦小平二の作品は窯の焼き上りを重要とします。上がりが良い作品と上がりが悪い作品があります。
三浦小平二展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
三浦小平二先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ三浦小平二の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
美術品の売却をご検討なさっているお客様や、ご実家のお片付けや相続などでご整理をされているお客様のご相談を賜ります。
どうしたら良いか分からなかったり、ご売却を迷われている方がが多いと思いますが、どのようなことでも北岡技芳堂にお任せください。
裁判所にも有効な書類を作成させていただく事も出来ます。
北岡技芳堂では骨董品の他にも、絵画や貴金属、宝石、趣味のコレクションなど様々なジャンルのものを買受しております。
出張買取も行っております。愛知県、三重県、岐阜県、静岡県その他の県へも出張させていただきます。
まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせくださいませ。
骨董品の買取【北岡技芳堂 名古屋店】
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