2014年2月16日

李登輝さんの言葉

李登輝
指導者は孤独に耐えよ
本物の指導者は常に孤独だ。
国家のためにつくしていても、反対勢力やメディアから批判される。
孤独にたえるには、強い信仰が必要だ。
それが、あらゆる困難を乗り越える原動力になる。
途中略

私はもともと学者だから、権力もお金もなかった。
そういう人間が改革をやろうとしたものだから、困難ばかりで、夜も眠られなかった。
国内では既得権者と闘い、対外的には大陸中国との問題があった。
そうした困難な事態に直面したとき、私は必ず聖書を手にした。
まず、神に祈り、それから聖書を適当に開いて、指差したところを読み、自分なりに解釈して神の教えを引き出そうとした。
自分を超えた高みに神が存在していて助けてくれる。
そのような信仰が、一国の運命を左右する孤独な戦いに臨む指導者をささえてくれる大きな力となる。
ウエッジ2014年2月号より
2月9日東京行きの新幹線のなかで

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