2024年10月29日
三代山田常山の作品を買取り致します。 北岡技芳堂の骨董品買取りブログ
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三代山田常山の作品をお持ちでしたら、ぜひ北岡技芳堂にご相談ください。 先代様の三代山田常山のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた山田常山の作品を鑑定して買取りいたします。
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三代山田常山(1924~2005)は、大正13年、愛知県常滑市に生まれた陶芸家です。
生家は祖父・初代常山の代から急須作りの名匠として知られ、三代常山は、祖父、そして父・二代常山より教えを受け、十代から急須作りに本格的に取り組みました。
三代山田常山 本人
以後、81年の生涯に100種類もの形を生み出したといわれるほど、多彩な急須の世界を築き上げます。
その功績により、平成10年(1998)、陶芸分野では愛知県で初めて、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。陶芸の技法ではなく、「常滑焼(急須)」という器種による認定は、三代常山の急須に対する高い評価を物語っています。
山田常山の買取でよくある質問
Q.1点でも買取りしていただけますか?
A.1点でも買取り可能ですが、品物により出張買取が難しい場合もありますので、一度ご相談ください。
Q.本物か偽物か分かりませんが買取りしていただけますか?
A.山田常山の作品は、当店が真贋を拝見させていただき判断させていただきますので、一度お問い合わせ下さい。ラインやメールで先ずは画像をお送りいただく方法もございます。
Q.山田常山の作品以外にも陶器などがあり運べませんので出張買取りしていただけますか?
A.もちろん出張鑑定いたします。お値段が合いましたら、買取りもさせていただきます。
Q.箱や箱書きが無いのですが買取りしてもらえますか?
A.共箱が無くても買取りは可能ですが、査定額は低くなってしまう可能性がございます。
Q.山田常山の作品は画像で査定していただけますか?
A.画像で判断できる品もありますが、簡易査定となります。画像査定が難しい場合は、実際に作品を拝見させていただきます。
Q.山田常山の作品ではありませんが買取りしていただけますか?
A.陶芸作品でなくても、絵画や骨董品など様々な物が買取り対象となります。
三代山田常山 常滑南蛮茶注
手中に収まるほどの小さな茶注です。
古典にその軸を持ちながらも現代的な発想で常滑急須の世界を大きく広げた山田常山先生、急須作りの名工として知られた祖父の初代山田常山、父二代山田常山に師事しその技術を磨きました。
窯変や糸目を付けた変化に富んだ日本的な朱泥、古陶磁の壷や釜に着想を得た新たな造形、更には常滑焼の登窯で焼成された自然釉の作品など、それまでにない自由な発想で独自の常滑急須を作り続けた三代山田常山先生の素晴らしい急須です。
三代 山田常山作 常滑焼朱泥茶器揃
三代山田常山はよく『使いやすさを追求していくと自然と美しい形になる。』と仰っていたそうです。
急須作りは数ミリ単位の誤差も許されない世界です。
茶葉をじっくり蒸らして開かせるため、蓋と胴を寸分の狂いなく合わせることが重要です。
自然の恵みを一身に受けた茶葉から入れたお茶の一滴も無駄にしないため、切れのよい注ぎ口であること。
把手の位置や茶漉しの穴の数や大きさなど、気を抜けるところなど一つもない世界です。
それでいて現代に於いても劣ることの無い気品ある美しさを常山の急須は放っている。
三代山田常山 略歴
1924(大正13)年10月1日、愛知県常滑市に祖父・初代山田常山、父・二代常山と二代続く急須づくりを専門とする陶家の長男として生まれます。
本名は稔。祖父は妥協を許さない厳しさと精緻な作風で名工と謳われ、父もその技を継承した名手として名を馳せた陶工でありました。
1930年、模範的な活動を通して技術の継承に尽力し、多くの後進を育て上げるとともに、急須の発展に貢献しました。
その二人に少年のころから基礎的な陶技を学び、中学に入るころには急須づくりを始めます。
1941(昭和16)年、愛知県立常滑工業学校窯業科を卒業。翌年、常滑にある愛知県陶器試験場に入所し、窯業に関する専門知識を学びます。
1946年からは本格的に修業するため、父・二代常山に師事します。
1948年、同志と常滑工芸会を設立。同年、第1回常滑陶芸展で「朱泥茶注」が常滑町長賞を受賞し、作家としてのデビューを果たす。また、この頃から父の号であった小常山を名乗ります。
1958年、ブリュッセル万国博覧会の日本第三部陶器類でグランプリを受賞。同年、第5回日本伝統工芸展で横手タイプの朱泥の急須が初入選し、以後、同展を中心に活動を展開する。初入選は朱泥の急須であったが、その後は朱泥土に二酸化マンガンを混ぜ込んだ紫泥や烏泥、自然釉の急須を出品しつつその存在を知らしめていきます。
1961年、名古屋の百貨店で初の個展を開催。また同年に父の死去に伴い、三代常山を襲名する。三代常山の急須は、地元で産出される粘りの強い朱泥土(田土)を用い、本体、注口、把手、蓋のすべてを、轆轤を使って成形し、それらを組み立ててつくり上げます。
1975年(昭和50)年に「常滑『手造り急須』の会」が設立されると会長に就任します。
技法からみると、朱泥土をベースとした、朱泥、紫泥、烏泥に加え、象牙色の白泥、古常滑を祖とする自然釉や、土そのものの風合いを生かした焼き締めによる南蛮などがある。また、表面の装飾を伴う技法では、窯変を利用した緋襷や、常滑独特の海藻を用いた藻掛、炭化焼成する燻しに加え、梨の肌を思わせる梨皮や、糸を巻いたような糸目、櫛状の道具で線を引いた櫛目などがある。
形のバリエーションは広く、胴部が算盤の玉のように張り出した算盤形や、鎌倉期の古常滑の壺を思わせるような肩が大きく張った鎌倉形、そのほかにも野菜や果物をはじめ、身近にあるさまざまなものから着想を得た形などがあり、煎茶具として用いる伝統的なものから、北欧のデザインに触発されたモダンなものまで、100種類以上を優に超える。
また把手の付き方では、注口と一直線上に把手が付く茶銚、一般によく知られる横手や把手がなく注口だけの茶注、把手がなく注口が胴部に受け口のように付く宝瓶、注口が胴部と一体となった絞り出し茶注がある。
これらには古典に敬意を表しながら、形や意匠などを試行錯誤で探った成果がしっかりと映し出され、すべてに卓越した轆轤技術があってこそ生み出される、手づくり急須のスタイルが確立されている。
1993年(平成5)年、日本陶磁協会賞受賞
1994年には、「陶芸 ロクロによる手造り朱泥急須技法」で愛知県指定無形文化財保持者に認定される。
1996年、勲五等瑞宝章受章。
1997年には愛知県陶磁資料館で「常滑急須―山田常山三代展」が開催され、その全貌とともに、祖父や父の作品も紹介される。
1998年には「常滑焼(急須)」の重要無形文化財保持者に認定。
2004年、旭日小授章を受章、また三代常山は、早くから後進の指導にも積極的に行いました。
2005年、「常滑焼(急須)」の重要無形文化財保持者の三代山田常山は、10月19日午後5時6分、転移性肝がんのため愛知県常滑市の病院で死去した。享年81。
三代山田常山 常滑茶注 登り窯焼成焼〆急須
満容量120ml 常滑焼煎茶器です。
山田常山の急須を使ってお茶を淹れたいですね。
1煎目は玉露の渋み、2煎目は玉露の甘みを愉しみます。お湯の温度や量、 使う急須などで味が変わります。
お煎茶は、お抹茶と違っておもしろいですね。淹れる人によっても味が全然違いますからお茶を淹れる音に風情があります。
風情を感じられるように淹れる。これがなかなか難しい。蒸らす時間によってもお茶の味は変わります。
山田常山 査定価格におけるポイント
山田常山の作品は同じ様な作品であっても、査定額は大きく異なってきます。
幾つか要素を挙げますのでご参考にして下さい。
作品の種類
山田常山先生の作品は、朱泥の急須の作品が有名です。
灰釉の作品が高値の査定価格がつきます。
5万円から20万円ぐらいの買取相場です。
初期の作品は査定価格が低くなります。
急須が高値が付く傾向にあります。40万円の高値が付いたこともあります。
保存状態
急須などは使いすぎると汚れてしまい査定価格が下がります。箱が汚れているのも査定価格が下がります。
割れやヒビがありますと査定価格が安くなります。
作品の出来・不出来
急須が高値で売れる傾向にあります。常滑焼の壺も売れます。
山田常山展などの展示会での掲載作品であると高い評価が出来ます。
制作年代
山田常山先生の作品は、初期の作品よりも後期の作品の方が査定価格が上がる傾向にあります。
※このように同じ山田常山の作品でも、様々な要素により査定額は異なります。 また、相場(業者間での流通価格)も変動します。
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弊店は販売をする店舗だからこそあらゆる骨董品が高価買取を可能にします。
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